ラ・サール高校はなぜ人気?偏差値77の私立校の評判をリサーチ!
鹿児島から東京大学合格者42名を輩出するラ・サール高校。偏差値77という最高難易度ながら、なぜ全国から多くの受験生が集まるのでしょうか。
「九州の名門校の実態を知りたい」「受験難易度や学校生活の特徴は?」とお考えの保護者や受験生の方も多いはずです。この記事では、ラ・サール高校の人気の理由を徹底解説します。
お子様の進路選択は、将来を左右する重要な決断です。本記事では、基本データから偏差値、部活動の実績、充実した学校行事、そして入試情報まで詳しくご紹介します。
この記事を読めば、ラ・サール高校への理解が深まり、受験するかどうかの判断材料が手に入ります。
| 創立年 | 1950年 | 偏差値 | 77 |
|---|---|---|---|
| 共学・別学 | 男子校 | 公立・私立 | 私立 |
ラ・サール高校はなぜ人気?基本データを解説

引用:ラ・サール高校 校舎画像
鹿児島県にあるラ・サール高校は、全国でもトップクラスの進学実績を誇る私立男子校として知られています。偏差値77という数字が示すように、優秀な生徒が全国から集まる学校です。
1950年に創立されて以来、70年以上の歴史を持つこの学校は、キリスト教の精神に基づいた教育を実践しています。鹿児島市小松原に位置し、正面には雄大な桜島を望む恵まれた環境が特徴です。
この学校が多くの受験生や保護者から注目を集める理由は、単に進学実績だけではありません。6年間を通じた一貫教育により、基礎学力を着実に積み上げながら、心と体と頭の調和がとれた人間形成を目指しています。
公立ラ・サール高校の基本情報
ラ・サール高校は私立の男子校として運営されており、鹿児島県鹿児島市小松原2-10-1に所在しています。1950年の創立以来、カトリック系の教育機関として発展してきました。
学校の敷地内には修道院も併設されており、修道士たちの日常的な姿が生徒たちによい影響を与えています。偏差値77という高い水準を保ちながら、全国各地から優秀な生徒を受け入れている点が特徴です。
高校からの入学者に対しては、1年間で中学からの進学者との学習進度の差を解消するカリキュラムを用意しています。2年生になると両者を混ぜてクラス編成を行い、効率的な学習環境を整えています。
ラ・サール高校の最寄り駅は谷山駅!周辺環境は?
最寄り駅は谷山駅で、学校は鹿児島市の小松原地区に広大なキャンパスを構えています。校舎の正面には桜島の雄大な姿を望むことができ、この自然環境が生徒たちの情操教育にも良い影響を与えています。
敷地内には修道院があり、修道士たちの質素で献身的な生活態度が生徒に日常的に感化を与える独特の環境です。県内外から教育熱心な家庭の子弟が集まっているため、寮も完備されており、遠方からの通学者も安心して学校生活を送れます。
施設面では50メートル・25メートルプールや6面のテニスコート、柔道場・剣道場・弓道場といった武道施設も充実しています。理科館、2つの体育館、カフェテリア、図書室、ピアノ練習室5室など、学習・課外活動の両面で恵まれた設備環境が整っています。
ラ・サール高校の部活動の種類
ラ・サール高校では、運動部と文化部を合わせて多彩なクラブ活動が展開されています。運動部には剣道部、柔道部、弓道部、空手部、バスケットボール部、バレーボール部、サッカー部、硬式野球部など18の部があります。
文化部も充実しており、囲碁部、将棋部、園芸部、文芸部、英語ディベート部、クイズ研究会などが全国大会に出場する実績を残しています。これらの部活動は放課後から18時頃まで、土曜日は14時から活動するスケジュールが組まれています。
特徴的なのは、学業とクラブ活動の両立を重視している点です。平日の活動時間を適切に設定することで、進学校でありながら部活動にも熱心に取り組める環境を実現しています。音楽部にはビューグラーズ(吹奏楽)とグリークラブ(合唱)があり、文化的な活動の幅も広がっています。
ラ・サール高校の偏差値は?受験は最高難易度
ラ・サール高校は鹿児島県鹿児島市小松原に位置する私立の男子校で、1950年に創立されました。全国の高校の中でもトップクラスの進学実績を誇り、毎年多くの受験生が憧れる存在となっています。
偏差値77という数値が示す通り、入学するためには相当高い学力が求められます。谷山駅が最寄り駅となっており、県内外から多数の優秀な生徒が集まってきます。
ラ・サール高校の偏差値は77!
偏差値77という数字は、全国の高校と比較しても最上位層に位置します。この数値は100点満点で例えるなら常に95点以上を取り続けるレベルに相当し、通常の定期テストで上位数パーセントに入る学力が必要です。
鹿児島県内では群を抜いた難易度を誇り、九州地方全体で見てもトップレベルの位置づけとなっています。平成22年度の入試過去問題では数学・英語・理科の3教科が実施されており、それぞれの科目で高度な思考力と応用力が試されます。
一般的な公立高校の平均偏差値が50前後であることを考えると、ラ・サール高校がいかに高い水準にあるかがわかります。受験を検討する際には、早い段階から計画的な学習準備が欠かせません。
ラ・サール高校の学力レベルの目安は最高難易度
最高難易度という言葉が示す通り、入学後の学習環境も非常にハイレベルです。高校2年次から文系・理系に分かれてクラス編成が行われ、少人数制のネイティブ教員による英語授業が週2時間、3年間継続して実施されます。
6か年一貫教育の特色を活かし、中学からの内部進学生と高校からの外部入学生が効率的に学べるカリキュラムが組まれています。高校1年間で両者の進度差を調整し、2年次には混合クラスとなる仕組みです。
全員がクロームブックを所持し、必要に応じてオンライン授業も実施されます。土曜日も通常通り4時間授業があり、充実した学習時間が確保されています。このような環境下で、生徒たちは互いに切磋琢磨しながら学力を高めていきます。
ラ・サール高校の部活・行事

引用:ラ・サール高校 制服画像
ラ・サール高校では、文武両道を実践するために多様な部活動が設置されており、生徒たちは学業と並行して充実したクラブ活動に取り組んでいます。運動部は18部、文化部は18部が活動しており、それぞれの部活が週5〜6日という高い頻度で活動を展開しています。
平日は16時50分から18時30分頃まで、土曜日は14時から17時頃までが主な活動時間となっており、授業と両立しながら各部活で技術や知識を磨いています。全国大会に出場する部活も複数あり、学業だけでなく課外活動においても高いレベルを目指す環境が整っています。
強豪部・実績(大会出場など)
過去3年間で全国大会に出場した実績を持つ部活として、文化部では囲碁部、将棋部、園芸部、文芸部、クイズ研究会、英語ディベート部の6部が挙げられます。これらの部活は学術的な分野で優れた成績を収めており、特に囲碁部と将棋部は週6日活動し、放課後から18時頃まで集中的に練習を重ねています。
クイズ研究会は週4回の活動で全国大会出場を果たしており、論理的思考力と幅広い知識が求められる競技において高い実力を発揮しています。英語ディベート部は火曜日を中心に活動し、大会前には毎日練習を行うことで、国際的な議論の場でも通用する英語力とディベート技術を身につけています。
運動部では、各部が平日夕方と土曜午後に計画的な練習を実施しており、剣道部は月曜から土曜まで活動し、土曜日には3時間の練習時間を確保しています。水泳部は50メートルプールと25メートルプールの両方を備えた充実した施設で、平日は18時30分まで、土曜日は最長18時まで練習に励んでいます。
主要行事(文化祭・体育祭・修学旅行)
年間を通じて多彩な学校行事が組まれており、6月の文化祭では生徒たちが日頃の活動成果を発表する場となっています。文化祭の後には第1回目のクラスマッチが開催され、クラス対抗の球技大会で親睦を深めます。
9月には体育祭が実施され、桜島を正面に望む広いグラウンドで各種競技が繰り広げられます。11月にはバザーが開催され、地域との交流の機会にもなっています。クラスマッチは6月、11月、2月の年3回実施されており、季節ごとに異なる種目でクラスの団結力を高めています。
12月には桜島一周という独特な行事があり、鹿児島という立地を活かした自然との触れ合いの機会となっています。7月には宿泊を伴うキャンプが実施され、集団生活を通じて協調性や自主性を養います。春と秋には遠足が計画されており、4月と10月にそれぞれ実施されることで、新しい環境に慣れる時期と学年の後半期に、クラスメイトとの絆を深める機会が設けられています。
ラ・サール高校の学校生活の特徴
ラ・サール高校は鹿児島県鹿児島市小松原に位置し、谷山駅を最寄り駅とする私立男子校です。キリスト教の精神に基づいた教育を実践しており、心と体と頭の調和を大切にした人間形成を目指しています。
校内には修道院が併設されており、修道士の生活態度が生徒に良い影響を与える環境が整っています。正面には桜島の雄大な景色が広がり、自然豊かな立地も特徴の一つです。
学校行事は年間を通じて多彩に行われており、春と秋の遠足、6月の文化祭とクラスマッチ、7月のキャンプ、9月の体育祭、11月のバザー、12月には桜島一周という特色ある行事があります。クラスマッチは年3回開催され、生徒間の交流を深める機会となっています。
施設面では25mと50mの本格的なプールをはじめ、柔道場、剣道場、弓道場、テニスコート6面など充実した設備を完備しています。また、クロームブックを全生徒が所持しており、必要に応じてオンライン授業も実施されています。
土曜日も平日と同様に4時間の授業が行われ、計画的な学習プログラムが組まれています。
ラ・サール高校の特色は?1950年創立の歴史
ラ・サール高校は1950年に創立され、70年以上にわたる伝統を誇る進学校です。教育理念として、キリスト教の広く豊かな隣人愛の精神を養うことを掲げています。
中高一貫教育を基本としながら、高校からの入学生も受け入れる体制を整えています。高校入学生には1年間で進度の差を埋めるための配慮がなされ、2年生から内部進学生と混合してクラス編成を行います。
教育課程では高2から文系と理系に分かれたクラス編成となり、各生徒の進路に応じた指導が実施されます。クラスを2つに分けた少人数制のネイティブ教員による英語授業が週2時間、3年間継続して設定されており、実践的な語学力の習得を支援しています。
県内外から教育熱心な家庭の子弟が集まっており、学力差が少ないため効率的な学習指導が可能となっています。中学・高校の教諭に区別がなく、6か年を通じた継続的な教育体制が構築されている点も大きな特徴といえます。
ラ・サール高校の学費
2025年度の入学金は150,000円に設定されています。月額の学費は合計63,150円となっており、その内訳は授業料38,500円、施設費21,000円、PTA会費1,500円、生徒会費250円、図書費300円、その他1,600円です。
年間を通じて必要となる費用として、母の会の年額1,500円があります。4月には保健費など6,360円が別途加算されます。
初年度の年間学費を計算すると、入学金と月額費用12か月分、母の会費、4月の追加費用を合わせた金額が必要となります。2026年度以降は変更される可能性があるため、入学を検討する際には最新の情報を確認することをお勧めします。
私立進学校としては標準的な学費設定であり、充実した施設設備や質の高い教育環境を考慮すると、妥当な金額といえるでしょう。寮も完備されているため、県外からの入学を希望する生徒にも対応しています。
ラ・サール高校の進路実績
2025年の合格実績を見ると、東京大学に42名、京都大学に8名、九州大学に20名と、最難関国立大学への合格者を多数輩出しています。過去3年間の推移では、東京大学の合格者数が2023年37名、2024年37名、2025年42名と増加傾向にあります。
私立大学では早稲田大学に29名、慶應義塾大学に36名、東京理科大学に18名が合格しており、首都圏の難関私立大学への進学実績も顕著です。中央大学15名、明治大学13名など、MARCH各校への合格者も安定して輩出しています。
医学部志望者への対応も手厚く、防衛医科大学校7名、自治医科大学1名、東京慈恵会医科大学1名、産業医科大学4名、順天堂大学3名、久留米大学5名など、国公立・私立を問わず医学部合格者を継続的に出しています。
地元九州の大学では、鹿児島大学8名、熊本大学5名、長崎大学1名など、地域の国立大学への進学者もおり、生徒の多様な進路選択を支援しています。現役生と浪人生を含む実績ではありますが、偏差値77という高い学力水準を反映した結果といえます。
ラ・サール高校の入試情報
ラ・サール高校は鹿児島県鹿児島市小松原に位置する男子校で、1950年に創立された歴史ある私立高校です。偏差値77という県内トップクラスの学力水準を誇り、全国から優秀な生徒が集まっています。
高校からの入学者は1年間で中学からの内部進学者との進度差を調整し、2年次から混合クラスを編成する独自のシステムを採用しています。谷山駅が最寄り駅となっており、遠方からの通学者や寮生活を希望する生徒のために学生寮も完備されています。
ラ・サール高校の入試情報まとめ
入試科目は数学、英語、理科の3教科で実施されており、平成22年度の入試問題と解答が公式に公開されています。数学では高度な論理的思考力が求められ、英語ではネイティブ教員による授業を見据えた総合的な語学力を測定します。
理科についても詳細な過去問題が用意されており、受験生は事前に出題傾向を把握できる環境が整っています。入学金は150,000円で、月額の学費は63,150円となります。内訳は授業料38,500円、施設費21,000円、PTA会費1,500円、生徒会費250円、図書費300円、その他1,600円です。
さらに母の会費として年額1,500円が必要となり、4月には保健費など6,360円が追加で発生します。2026年度以降は金額が変更される可能性があるため、受験年度の最新情報を確認することをおすすめします。
ラ・サール高校のオープンキャンパスなどのイベント情報
現時点ではオープンキャンパスに関する公式な情報は公開されていません。学校見学や入試説明会については、直接学校へ問い合わせることで詳細を確認できます。
鹿児島市小松原2-10-1という住所に位置する校舎は、正面に桜島を望む恵まれた環境にあります。実際に足を運んで施設を見学すると、プールや体育館、クラブハウス、図書室などの充実した設備を確認できるでしょう。
学校行事としては6月の文化祭や9月の体育祭、11月のバザーなどが開催されており、これらのイベント時期に一般公開される可能性があります。入学を検討している受験生や保護者の方は、学校の雰囲気を肌で感じられる機会として活用できます。
ラ・サール高校はなぜ人気?まとめ
ラ・サール高校は、偏差値77を誇る九州を代表する私立の最難関校です。鹿児島市谷山駅からアクセス可能な立地にあり、1950年の創立以来、長い歴史と伝統を築いてきました。
最高難易度の学力レベルを誇り、充実した学習環境のもとで生徒たちは確かな学力を身につけることができます。また勉強だけでなく、多彩な部活動や文化祭・体育祭といった学校行事も盛んで、生徒たちは充実した学校生活を送っています。
特に注目すべきは優れた進路実績です。卒業生の多くが難関大学への進学を果たしており、質の高い教育が実践されていることがわかります。入試は高い倍率となっていますが、オープンキャンパスなどのイベントも開催されているため、受験を検討している方は積極的に参加することをおすすめします。
ラ・サール高校への入学を目指す皆さんは、この記事で紹介した基本情報や入試情報を参考に、しっかりと準備を進めていきましょう。