福岡県内トップレベルの進学校として知られる久留米大学附設高校。毎年30名前後が東京大学に合格する圧倒的な実績を誇り、偏差値75という九州屈指の難関校です。

「子どもの進路選択に久留米大学附設高校を考えているけれど、実際の学校生活や入試の難易度はどうなのだろう」とお悩みではありませんか。この記事では、基本情報から偏差値、部活動、学費、入試情報まで詳しく解説します。

お子さまの将来を左右する高校選びだからこそ、正確な情報を知りたいというお気持ちは当然です。久留米大学附設高校がなぜ多くの受験生から支持されているのか、その理由を徹底的にリサーチしました。具体的には学校の特色と歴史、充実した部活動と行事、そして圧倒的な進学実績の3つの視点からご紹介します。

久留米大学附設高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：久留米大学附設高校 校舎画像

久留米大学附設高校は、福岡県内でも最難関として知られる私立の進学校です。偏差値75という高い学力水準と、毎年30名前後の東京大学合格者を輩出する抜群の進学実績により、九州全域から優秀な生徒が集まります。

1950年の創立以来、「真に国家社会に貢献しようとする、為他の気概をもった誠実・努力の人物を育成する」という教育理念のもと、全人教育を実践してきました。中高一貫教育を通じて、豊かな人間性と優れた学力を兼ね備えた人材育成に力を注いでいます。

2025年6月現在、男子385名、女子229名が在籍しており、共学校として男女ともに切磋琢磨できる環境が整っています。高良山麓の自然豊かな立地も、落ち着いた学習環境として人気の理由のひとつです。

私立久留米大学附設高校の基本情報

久留米大学附設高校は、福岡県久留米市野中町20-2に所在する私立高等学校です。2026年度の入試では40名の生徒を募集しており、試験科目は国語・数学・英語が各60分で100点満点、社会と理科が各50分で100点満点という配点になっています。

2020年度入試からWeb出願制度を導入しており、2026年度入試では2025年12月1日10時から12月22日23時59分までが出願期間です。受験料は22,000円で、試験日は2026年1月25日日曜日に設定されています。

合格発表は2026年1月28日水曜日10時から2月3日火曜日23時59分までWeb上で行われ、校内掲示は実施されません。初年度納入金は入学金10万円、授業料44万4千円、施設費38万8,400円、その他5万6,050円の合計98万8,450円となっています。

入寮を希望する生徒には、入舎料3万円、管理運営料43万2千円、3食付きの食費49万4,640円が別途必要です。寮生活を通じて、自主性と協調性を育む環境も用意されています。

久留米大学附設高校の最寄り駅は久留米大学前駅！周辺環境は？

久留米大学附設高校の最寄り駅は久留米大学前駅で、久留米市の郊外に位置しています。高良山麓という立地条件により、緑深く空気清浄な自然環境に恵まれており、都市部の喧騒から離れた静かな学習空間を提供しています。

周囲には久留米大学をはじめとした教育施設が点在し、学問に集中できる文教地区としての性格を持っています。交通アクセスの良さと自然環境の豊かさを両立した立地は、遠方から通学する生徒にとっても魅力的でしょう。

施設面では、学生寮、体育館、クラブハウス、学食、コンピュータ室などの基本設備に加え、テニスコート、シャワールーム、普通教室の冷房設備など、快適な学校生活を送るための環境が整備されています。スクールカウンセラーも配置されており、生徒の心身の健康面にも配慮した体制が構築されています。

土曜日も半日の通常授業が行われるため、週6日制のカリキュラムで計画的に学習を進められます。

久留米大学附設高校の部活動の種類

久留米大学附設高校では、運動部と文化部を合わせて26の部活動と同好会が活動しています。運動部にはテニス部、バスケット部、バレー部、サッカー部、剣道部、柔道部、陸上部、水泳部、軟式野球部、卓球部、アウトドア部、女子バドミントン同好会があり、多様なスポーツに取り組む機会が提供されています。

文化部では、演劇部、ESS部、合唱部、化学部、クイズ・ディベート研究部、囲碁将棋部、レゴ部の7つが過去3年間に全国大会へ出場した実績を持っており、学業だけでなく課外活動でも全国レベルの活躍を見せています。特にレゴ部やプログラミング同好会といった理系分野の活動が充実している点は、進学校ならではの特徴といえるでしょう。

その他にも美術部、天文部、百人一首部、写真同好会、器楽同好会、文芸同好会など、芸術系や趣味系の活動も幅広く展開されています。生徒は自分の興味関心に応じて部活動を選択でき、勉学との両立を図りながら充実した高校生活を送ることができます。

久留米大学附設高校の偏差値は？受験は最高難易度

久留米大学附設高校は、福岡県内でトップクラスの難関進学校として知られています。全国から優秀な受験生が集まり、入学試験では高い学力が求められます。

高校受験を検討する際、偏差値や入試の難易度を把握しておくことで、適切な受験対策を立てられます。この学校の受験を志すなら、早期からの計画的な学習が欠かせません。

久留米大学附設高校の偏差値は75！

久留米大学附設高校の偏差値は75と、福岡県内の私立高校で最高水準を誇ります。この数値は全国的に見ても非常に高く、県内トップレベルの学力を持つ生徒が集まる学校といえます。

偏差値75という数字が意味するのは、受験生全体の上位数パーセントに入る学力が必要だということです。入学試験は国語、数学、英語が各60分で100点満点、社会と理科が各50分で100点満点という配点で実施されます。

募集人員は40名と少数精鋭のため、倍率も高くなる傾向があります。合格を目指すには、5教科すべてで高得点を取る必要があり、苦手科目を作らないバランスの取れた学力が求められます。

久留米大学附設高校の学力レベルの目安は最高難易度

この学校の入試問題は、基礎知識だけでなく応用力や思考力を問う内容が多く出題されます。例えば数学では、教科書の例題レベルではなく、複数の単元を組み合わせた複合問題が登場します。

英語では長文読解の分量が多く、60分という時間内で正確に読み解く速読力が試されます。国語でも記述問題の割合が高く、自分の考えを論理的に表現する力が評価されます。

合格者の多くは、学校の定期テストで常に上位をキープし、模擬試験でも偏差値70以上を安定して取得している生徒たちです。中学3年間を通じて、毎日3時間以上の家庭学習を継続してきた受験生が多く集まります。

塾や予備校での対策に加えて、過去問演習を繰り返し行い、時間配分や出題傾向を把握しておくことが合格への近道となります。

久留米大学附設高校の部活・行事

引用：久留米大学附設高校 制服画像

久留米大学附設高校では学業と並行して、部活動や学校行事にも力を入れています。運動部12団体と文化部14団体が活動しており、生徒たちは自分の興味関心に応じて多彩な活動に参加できます。

文化部を中心に全国レベルで活躍する団体が多く、過去3年間で全国大会に出場した部活は7団体を数えます。勉強だけでなく課外活動でも高い成果を上げている点が、この学校の教育方針を象徴しています。

年間を通じて多彩な学校行事が企画されており、4月の学校祭から始まり9月の体育祭、11月の芸術週間など、生徒たちが主体的に参加できる機会が豊富に用意されています。

強豪部・実績（大会出場など）

久留米大学附設高校では、演劇部、ESS部、合唱部、化学部、クイズ・ディベート研究部、囲碁将棋部、レゴ部の7つの部活が過去3年間で全国大会出場を果たしています。これらの部活には☆マークが付けられ、全国レベルの実力を持つ団体として認知されています。

特に文化部の活躍が目立ち、学術系から芸術系まで幅広い分野で成果を収めています。化学部は理系進学者が多い同校の特色を反映した活動を展開し、クイズ・ディベート研究部は論理的思考力を競う大会で成果を上げています。

レゴ部という珍しい部活が全国大会に出場している点も特徴的です。ロボット工学やプログラミングの要素を含む創造的な活動を通じて、生徒たちは実践的なスキルを磨いています。

運動部ではテニス部、バスケット部、バレー部、サッカー部など定番の部活に加え、アウトドア部という個性的な団体も存在します。また女子バドミントン同好会など、同好会レベルの活動も充実しており、競技レベルを問わず参加しやすい環境が整っています。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

久留米大学附設高校の年間行事は、4月の学校祭でスタートします。新入生を迎えたばかりの時期に開催されるこの行事は、上級生との交流を深める絶好の機会となっています。

9月には体育祭が実施され、高良山麓の自然豊かな環境を活かした競技が繰り広げられます。学年を超えたチーム編成により、生徒同士の絆を深める場として機能しています。

11月の芸術週間では、音楽や美術など芸術分野に触れる機会が設けられ、受験勉強中心になりがちな高校生活に文化的な彩りを添えています。文化部の発表の場としても活用され、日頃の練習成果を披露する機会となっています。

2月には2年生を対象としたスキー教室が行われます。福岡県の平野部に位置する同校では、雪に触れる機会が限られているため、この宿泊行事は生徒たちにとって貴重な体験となっています。

保護者面談は学年ごとに時期を分けて実施されており、6月に1・2年生、7月に3年生と設定されています。受験学年には進路決定に向けた綿密なサポート体制が組まれ、12月には3年生対象の激励会が開催されます。1年生向けには10月と11月の2回にわたり進路講座が設けられ、早期から将来設計を考える機会が提供されています。

久留米大学附設高校の学校生活の特徴

久留米大学附設高校は福岡県久留米市野中町に位置し、高良山麓の自然豊かな環境で学べる私立高校です。西鉄久留米大学前駅が最寄り駅となります。

中高一貫教育を基盤として、生徒一人ひとりの個性や能力を尊重する教育方針を掲げています。高2からは文系・理系の学級編成を実施し、高3では難関大学合格に向けた実戦的なカリキュラムで授業を展開します。

男子385名、女子229名が在籍しており、共学校として運営されています。土曜日も通常授業を半日実施することで、充実した学習時間を確保しています。

学校行事は4月の学校祭から始まり、9月の体育祭、11月の芸術週間、2月のスキー教室など多彩です。学生寮も完備されており、遠方からの入学者も安心して学校生活を送れる体制が整っています。

久留米大学附設高校の特色は？1950年創立の歴史

1950年に創立された久留米大学附設高校は、70年以上の歴史を持つ伝統校です。教育理念として「真に国家社会に貢献しようとする為他の気概をもった誠実・努力の人物を育成する」ことを掲げています。

全人教育を基調としながら、豊かな人間性と優れた学力を備えた人間を育成することに注力しています。単に受験学力だけを追求するのではなく、徳性の涵養にも力を入れ、我が国ならびに国際社会の指導者として貢献できる人材育成を目指しています。

中高一貫教育を通じて、長期的な視点で生徒の成長をサポートする体制が特徴です。高い指導力を持つ教師陣が授業を担当し、生徒の能力を最大限に引き出す教育を推進しています。

部活動も活発で、演劇部、ESS部、合唱部、化学部、クイズ・ディベート研究部、囲碁将棋部、レゴ部などが過去3年間に全国大会出場を果たしています。運動部ではテニス部、バスケット部、サッカー部など、文化部では美術部、天文部、百人一首部などが活動しています。

久留米大学附設高校の学費

2025年度の初年度納入金は、入学手続き時に入学金100,000円を納入します。1年時終了までに授業料444,000円、施設費388,400円、その他56,050円を合わせて888,450円を納付する仕組みです。

初年度の年額合計は988,450円となります。私立高校として標準的な学費設定といえますが、難関大学への高い進学実績を考慮すると、教育内容に見合った金額設定となっています。

入寮を希望する生徒には別途寄宿舎納入金が必要です。入舎料は30,000円で、管理運営料は1人部屋の場合432,000円となります。食費は3食付きで494,640円です。

遠方から通学する生徒にとって、寮生活は通学時間を学習時間に充てられるメリットがあります。久留米市郊外の自然環境の中で、集中して勉学に取り組める環境が整っています。

久留米大学附設高校の進路実績

2025年の合格実績では、東京大に30名、京都大に7名、九州大に21名が合格しました。2024年は東京大25名、2023年は東京大32名と、毎年安定して最難関国立大学への合格者を輩出しています。

大阪大、一橋大、東京科学大といった旧帝大や難関国立大学にも多数の合格者を送り出しています。地元の九州大学には毎年20名以上が進学し、佐賀大や熊本大などの地域国公立大学への進学実績も豊富です。

私立大学では慶應義塾大、早稲田大、東京理科大への合格者が多く、2025年は早稲田大17名、明治大9名、慶應義塾大9名となっています。同志社大や立命館大といった関西の難関私立大学への進学者もいます。

防衛医科大学校には2025年に6名が合格しており、医学部志望者への指導体制も充実しています。偏差値75という高い学力水準を維持しながら、生徒の多様な進路希望に対応できる教育環境が整っています。

久留米大学附設高校の入試情報

久留米大学附設高校は福岡県内でも最難関の私立高校として知られており、2026年度の入試では40名という少数精鋭の募集となります。出願から合格発表まですべてWeb上で行われる点が特徴で、受験生は余裕を持ったスケジュール管理が求められます。

久留米大学附設高校の入試情報まとめ

2026年度の入試では国語・数学・英語がそれぞれ60分100点、社会・理科がそれぞれ50分100点の配点となっており、5教科500点満点で実施されます。試験日は2026年1月25日(日)に設定されており、合格発表は1月28日(水)10:00からWeb上で確認できます。

出願期間は2025年12月1日(月)10:00から12月22日(月)23:59までとなっており、2020年度入試からWeb出願システムが導入されました。受験料は22,000円で、校内掲示による発表は行わずすべてオンラインで完結します。

偏差値75という高い水準を誇る同校では、5教科すべてでバランスの取れた学力が求められます。特に国語・数学・英語は試験時間が長く配点も高いため、基礎から応用まで幅広い対策が必要でしょう。

合格発表後は2026年2月3日(火)23:59まで結果を確認できるため、入学手続きに向けた準備期間も十分に確保されています。

久留米大学附設高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

オープンキャンパスについては現在調査中となっており、詳細な日程や内容は公表されていません。入学を検討している受験生は、学校の公式ホームページや募集要項で最新情報を確認することをおすすめします。

同校は久留米市野中町の高良山麓に位置しており、最寄り駅は久留米大学前駅です。自然豊かな環境の中で学習できる施設を実際に見学したい場合は、学校に直接問い合わせて見学可能日を確認するとよいでしょう。

一般的に私立進学校では秋頃に学校説明会や文化祭の公開を行うケースが多いため、受験を考えている方は夏休み明けから情報収集を始めることが効果的です。

久留米大学附設高校はなぜ人気？まとめ

久留米大学附設高校は、偏差値75という福岡県内トップクラスの私立進学校として高い人気を誇っています。1950年創立の歴史ある学校で、最寄り駅は西鉄久留米大学前駅と通学にも便利な立地です。

最高難易度の学力レベルを誇る同校は、充実した進路実績が大きな魅力となっています。東京大学をはじめとする難関大学への合格者を毎年多数輩出し、質の高い教育環境が整っています。

また学業だけでなく、多彩な部活動や文化祭・体育祭・修学旅行などの行事も充実しており、バランスの取れた学校生活を送ることができます。強豪部の実績も見逃せないポイントです。

入試情報やオープンキャンパスなどのイベント情報は、受験を検討する上で必ずチェックしておきたい項目です。学費を含めた基本情報も事前にしっかり確認しましょう。

久留米大学附設高校への進学を目指す中学生やその保護者の方は、ぜひ学校見学に参加して、実際の雰囲気を体感してみてください。