福岡県内で最難関として知られる修猷館高校。偏差値73という圧倒的な学力レベルと、東大・京大・九大への安定した合格実績で、毎年多くの受験生が憧れる公立進学校です。

「修猷館高校ってどんな学校なの？」「偏差値が高いけど、部活動や学校生活も充実しているの？」そんな疑問をお持ちの保護者の方や受験生も多いのではないでしょうか。

この記事では、修猷館高校の基本情報から偏差値・入試難易度、部活動の実績、そして気になる進路実績まで徹底解説します。1784年創立という歴史ある伝統校の魅力を、わかりやすくお伝えしていきます。

この記事を読めば、修猷館高校への受験を検討する際の判断材料が揃い、志望校選びに自信が持てるようになります。

修猷館高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：修猷館高校 校舎画像

修猷館高校は福岡県内トップクラスの進学校として知られており、偏差値73という高い水準を誇ります。1784年創立という240年以上の歴史を持ち、福岡藩の藩校「修猷館」を起源とする伝統校です。

九州大学への合格者数は2025年に100名を超え、東京大学や京都大学といった最難関国立大学にも毎年多数の合格者を輩出しています。こうした確かな進学実績が、受験生や保護者から高い支持を集める理由の一つといえるでしょう。

また「質朴剛健、不羈独立、自由闊達」という館風のもと、生徒の自主性を尊ぶ校風も魅力です。大運動会や大文化祭といった学校行事は生徒会執行部が中心となって企画運営を行い、部活動と学業の両立を目指す生徒が多数在籍しています。

公立修猷館高校の基本情報

修猷館高校は福岡市早良区西新6-1-10に位置する公立高校で、男女共学の全日制課程を設置しています。公立高校のため学費は初年度納入金が288,920円と私立に比べて経済的な負担が少なく、就学支援金対象の方は授業料の納入が不要となります。

2年生からは文系と理系のカリキュラムを選択でき、超難関大学を目指す英数クラスや医師志望者向けの医進クラスも設置されています。土曜日授業はありませんが、夏季と冬季の補習、3年生では放課後や受験直前期の補習が充実しており、第一志望の大学合格に向けた手厚いサポート体制が整っています。

令和2年に完成した人工芝グラウンドや冷暖房完備の講堂など、施設面も充実しています。全校生徒を収容できる講堂は各種行事で活用され、プールやテニスコート、トレーニングルーム、自習室なども完備されています。

修猷館高校の最寄り駅は西新駅！周辺環境は？

修猷館高校の最寄り駅は福岡市地下鉄空港線の西新駅です。西新は福岡タワーや福岡市博物館、シーサイドももち海浜公園にも近い都心部でありながら、多くの大学や予備校が集まる学生街としての一面も持っています。

駅周辺には商店街やコンビニ、書店、飲食店が充実しており、若者の街として活気に満ちた雰囲気があります。通学時には多くの高校生や大学生が行き交い、学びの環境として理想的なロケーションといえるでしょう。

また百道浜エリアには図書館や文化施設もあり、放課後の自習や調べ学習にも便利な立地です。こうした教育環境の充実した西新の中心に修猷館高校は位置しており、通学のしやすさも人気の理由となっています。

修猷館高校の部活動の種類

修猷館高校には運動部と文化部を合わせて40以上のクラブが設置されており、多彩な活動から自分に合った部を選ぶことができます。運動部では弓道部、柔道部、水泳部、山岳部、陸上部、ヨット部が過去3年間で全国大会に出場しており、野球部、サッカー部、ラグビー部などの球技系クラブも活発に活動しています。

文化部では新聞部、化学部、生物研究部、コーラス部、書道部、華道部、ディベート部、放送部、文体総合部が全国レベルの実績を残しています。演劇部や映画制作部など表現活動に取り組む部活、物理部や数学研究部といった理系分野を深く学べる部活、ESS部やパソコン部など専門性の高い部活まで、幅広い選択肢が用意されています。

進学校でありながら部活動が盛んな点も修猷館高校の特徴で、学業と部活動の両立を通じて協働的に取り組む力やリーダーシップを育む教育方針が実践されています。

修猷館高校の偏差値は？受験は最高難易度

修猷館高校は福岡県内でトップクラスの進学校として知られており、受験を考える中学生にとって憧れの存在です。偏差値73という数値が示す通り、県内でも最難関レベルの学力が求められます。

この高校を志望する場合、早期からの計画的な学習が欠かせません。福岡市早良区西新に位置するこの伝統校は、1784年の創立以来、多くの優秀な人材を輩出してきました。

修猷館高校の偏差値は73！

修猷館高校の偏差値は73となっており、福岡県内の公立高校では最高レベルに位置しています。この数値は、受験者の中でも上位数パーセントに入る学力が必要であることを意味します。

具体的には、定期テストで常に450点以上を維持し、模擬試験でも安定して高得点を取り続ける必要があります。例えば、5教科合計で470点以上を目指す学習姿勢が求められるでしょう。

県内の他の進学校と比較しても頭一つ抜けた難易度であり、受験対策には中学1年生からの積み重ねが効果的です。塾や予備校に通う生徒も多く、計画的な学習スケジュールの管理が合格への鍵となります。

修猷館高校の学力レベルの目安は最高難易度

最高難易度という表現が示す通り、修猷館高校への合格には基礎学力だけでなく応用力や思考力も求められます。単に暗記するだけでは太刀打ちできない問題が入試では出題される傾向にあります。

例えば、数学では公式を覚えているだけでなく、それを複数組み合わせて解く応用問題への対応力が必要です。国語では文章の深い読解力、英語では長文を素早く正確に理解する能力が試されます。

また、全国模試で偏差値65以上を安定して取れる実力があっても、油断せずに最後まで学習を継続する姿勢が求められます。合格者の多くは、苦手科目を作らずバランスよく全教科で高得点を維持しています。

修猷館高校の部活・行事

引用：修猷館高校 制服画像

修猷館高校では、授業だけでなく部活動や学校行事を通した全人教育が盛んに行われています。運動部19団体と文化部24団体が活動し、生徒たちは自分の興味や関心に合わせて多彩な活動に参加できます。過去3年間で全国大会に出場した部活動が複数あり、文武両道の校風を体現しています。

また学校行事は生徒会執行部が中心となって企画運営を担い、自由と自治の精神のもとで生徒主体の行事が展開されています。

強豪部・実績（大会出場など）

修猷館高校では運動部と文化部の両方で全国レベルの実績を誇る部活動が多数存在します。運動部では弓道部、柔道部、水泳部、山岳部、陸上部、ヨット部の6つが過去3年間で全国大会に出場を果たしました。

文化部でも新聞部、化学部、生物研究部、コーラス部、書道部、華道部、ディベート部、放送部、文体総合部の9団体が全国大会出場の実績を持っています。特に文化部の全国出場数の多さは、学業と並行して探究活動や表現活動に熱心に取り組む生徒が多いことを示しています。

これらの部活動は週に複数回活動を行い、高い目標を掲げながらも互いに協力し合う環境が整っています。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

修猷館高校の三大行事は、9月の大運動会、3月の大文化祭、そして12月の十里踏破遠足です。大運動会は生徒会執行部が企画運営を担い、クラス対抗や団別の競技で盛り上がります。生徒主体で運営されるため、リーダーシップや協働性が自然と育まれる場となっています。

3月に開催される大文化祭では、文化部やクラス、有志団体が日頃の成果を発表します。一般の方も入場でき、地域に開かれた行事として定着しています。

12月の十里踏破遠足は約40キロメートルを歩く伝統行事で、質朴剛健の館風を体現する機会です。また1年生は4月に創志研修があり、高校生活のスタートを切ります。7月にはクラスマッチが開催され、クラスの団結力を高める機会となっています。

修猷館高校の学校生活の特徴

修猷館高校は福岡市早良区西新に位置し、質朴剛健、不羈独立、自由闊達という館風のもと、生徒の自主性を尊重した教育を行っています。偏差値73という高い学力水準を誇りながら、授業だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組む全人教育を実践しているのが特徴です。

地下鉄西新駅から近い立地で、活気ある若者の街の中心という恵まれた環境にあります。人工芝グラウンドや全校生徒を収容できる冷暖房完備の講堂など、最新の施設が整っています。

生徒会執行部が企画運営する大運動会や大文化祭など、生徒主体の行事が充実しており、自由と自治の雰囲気の中で生徒一人ひとりが個性を発揮できる環境が整っています。また年2回の海外派遣プログラムでは、アメリカやアジアに生徒を送り出し、国際的な視野を育てています。

修猷館高校の特色は？1784年創立の歴史

修猷館高校は1784年創立という240年以上の歴史を持つ、福岡県内でも特に伝統ある学校です。この長い歴史の中で培われた質朴剛健、不羈独立、自由闊達という館風は、現在も生徒たちの精神的支柱となっています。

教育理念として「世のため、人のため」の精神を掲げ、未来社会を切り拓くために求められる資質と能力の育成に力を注いでいます。単なる進学校ではなく、多様な価値観を受け入れる柔軟性や豊かなコミュニケーション能力を育む全人教育を目指しています。

2年生から文系または理系のカリキュラムを選択でき、超難関大学への進学を希望する生徒には英数クラスを設置しています。また医師を目指す生徒のための医進クラスでは、医師としての資質を養う独自の取り組みを実施しており、生徒の第一志望実現を強力にサポートする体制が整っています。

修猷館高校の学費

修猷館高校は公立高校のため、学費負担は比較的軽く抑えられています。2025年度の初年度納入金は、入学手続き時に59,350円、1年時終了までの合計が288,920円となっています。

入学金は5,550円、授業料は年間118,800円ですが、就学支援金対象の方は授業料の納入が不要です。その他の費用として164,570円が必要になりますが、これには教材費や諸経費が含まれています。

私立高校と比較すると年間の負担額は大幅に少なく、高い教育水準を経済的に受けられる環境が整っています。さらに高校生等奨学給付金および各種奨学金の制度も用意されており、経済面でのサポート体制も充実しています。西新という利便性の高い立地と、最新設備を備えた教育環境を考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。

修猷館高校の進路実績

修猷館高校は2025年の合格実績で、東京大学6名、京都大学7名、九州大学100名と、最難関国立大学への合格者を多数輩出しています。特に九州大学への合格者数は圧倒的で、地元トップ校としての地位を確立しています。

国公立大学医学部医学科には2025年に現役11名、旧卒15名の計26名が合格しており、医学部志望者への指導体制も確実な成果を上げています。医進クラスでの専門的な指導が、このような実績につながっているといえます。

私立大学では早稲田大学18名、慶應義塾大学8名など関東の難関私大にも多数合格しています。関西では同志社大学36名、立命館大学42名、地元では西南学院大学64名、福岡大学41名と幅広い選択肢で進路を実現しています。1、2年生は夏季と冬季、3年生は希望進路に応じた放課後および受験直前期の補習を実施し、生徒の第一志望実現を徹底的にサポートしています。

修猷館高校の入試情報

修猷館高校への進学を考えている中学生や保護者の方にとって、入試に関する情報収集は欠かせません。福岡県を代表する公立進学校として長い歴史を持つ修猷館高校では、毎年多くの受験生が挑戦しています。

偏差値73という高い水準からもわかるように、県内トップクラスの学力が求められます。受験を検討する際には、早めに入試制度の仕組みを理解し、計画的な準備を進めることが合格への近道となります。

修猷館高校の入試情報まとめ

修猷館高校は福岡県立の公立高校であり、福岡県の公立高校入試制度に準じた選抜が行われます。一般的に公立高校入試では、調査書(内申点)と学力検査の結果を総合的に評価して合否を判定します。

福岡県早良区西新6-1-10に位置し、最寄り駅は西新駅となっています。交通の便が良い立地のため、受験当日もアクセスしやすい環境です。

詳細な入試要項については、福岡県教育委員会や学校公式ホームページで最新情報を確認することをお勧めします。募集定員や選抜方法、出願期間などは年度によって変更される可能性があるため、受験年度の正確な情報を入手しましょう。

修猷館高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

修猷館高校では受験生向けに複数のイベントを開催しており、学校の雰囲気を直接体感できる機会を設けています。6月には小学生保護者説明会(小学生ふれあい教室)が実施され、早い段階から学校を知ることができます。

11月に開催される修猷フェストでは、中学生の体験入学が行われます。実際の授業や施設を見学できるだけでなく、在校生との交流を通じて学校生活の具体的なイメージを掴めます。

3月20日(金)と21日(土)には大文化祭が開催され、どなたでも入場可能です。文化部やクラス、有志団体などが修猷の文化を発信するこのイベントでは、生徒たちの自主性や創造性を感じ取れます。開催日程は変更される可能性があるため、学校ホームページで最新情報を確認してから訪問することをお勧めします。

修猷館高校はなぜ人気？まとめ

修猷館高校は、偏差値73という福岡県内トップクラスの学力レベルを誇る公立高校です。1784年創立という長い歴史を持ち、伝統と実績に裏打ちされた質の高い教育環境が大きな魅力となっています。

最寄り駅は西新駅で、周辺環境も充実しており通学にも便利な立地です。入試は最高難易度に設定されていますが、それに見合った充実した学校生活が待っています。

部活動では全国レベルの強豪部も多く、文化祭や体育祭などの主要行事も盛んです。学業と部活動の両立を実現できる環境が整っており、充実した高校生活を送ることができます。

進路実績も優れており、国公立大学や難関私立大学への合格者を多数輩出しています。公立校でありながら学費面でも安心して通える点も、多くの受験生や保護者から支持される理由の一つです。

修猷館高校への進学を検討している方は、まずオープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の学校の雰囲気を体感してみることをおすすめします。