北海道の私立高校で偏差値65-70を誇る立命館慶祥高校は、東大・京大合格者を輩出する道内屈指の進学校として注目を集めています。

「子どもの将来のために最適な高校を選びたいけれど、偏差値や進学実績だけでは判断できない」「立命館慶祥高校の評判や実際の学校生活について詳しく知りたい」とお考えの保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、立命館慶祥高校の偏差値や入試情報、充実した部活動、そして気になる学費や進路実績まで徹底解説します。さらに、3つの特色あるコース制度や野幌森林公園に隣接した約8万坪の広大なキャンパス環境、多彩な海外研修プログラムなど、この学校ならではの魅力もご紹介します。

この記事を読めば、お子さまの高校選びに必要な情報が手に入り、自信を持って進路選択ができるようになります。

立命館慶祥高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：立命館慶祥高校 校舎画像

立命館慶祥高校は1995年に創立された私立の進学校で、北海道江別市に位置しています。偏差値65から70という高い学力水準を誇り、道内外から多くの受験生が志望する人気校となっています。立命館学園の附属校として「自由と清新」という建学の精神を掲げ、世界に通用する18歳の育成を目指しています。

約8万坪という広大なキャンパスには充実した施設が整い、野幌森林公園に隣接した恵まれた自然環境の中で学習できる点も魅力です。3つの特色あるコース制により、生徒一人ひとりの進路希望に応じた教育を受けられる体制が整っています。

私立立命館慶祥高校の基本情報

立命館慶祥高校の募集人員は305名で、男女共学の学校です。このうち約180名は内部進学者で、高校から入学する生徒は約125名となります。入試は多様な区分が用意されており、1月入試では自己推薦入試、専願入試、全国入試が実施されます。2月には一般入試があり、こちらは国語、数学、社会、理科、英語の5教科での受験となります。

入学金は35万円で、授業料69万円、その他費用8万4000円を合わせた初年度納入金は112万4000円です。ただし高校の授業料については就学支援金制度の適用により、月額9900円から減額される可能性があります。

Web出願は2024年12月9日から開始され、1月入試は2025年1月18日、一般入試は2月18日に実施されます。受験料は基本的に1万5000円ですが、海外入試やグローバル・オンライン入試のみ5万円となっています。

立命館慶祥高校の最寄り駅は上野幌駅！周辺環境は？

立命館慶祥高校へのアクセスは、最寄り駅となる上野幌駅を利用します。学校は江別市西野幌640-1に所在し、野幌森林公園に隣接した自然豊かな環境です。約8万坪という広大な敷地には、400mトラック、野球場、サッカー場、テニス場、ラグビー場といった充実したスポーツ施設が整備されています。

キャンパス内には体育館に加えてサブアリーナ、冬期屋内練習場、格技場、弓道場など、多様な部活動に対応できる施設があります。学習面では5万5千冊の蔵書を誇るメディアセンター、300台のパソコンを備えた情報教室、アクティブ・ラーニング棟Co-Tanなど、最新の教育環境が用意されています。

食堂や購売、学生寮も完備されており、遠方からの通学者も安心して学校生活を送れます。スクールバスの運行もあり、通学の利便性にも配慮されています。

立命館慶祥高校の部活動の種類

立命館慶祥高校では運動部15団体、文化部14団体が活動しており、多彩な選択肢から自分に合った部活動を選べます。運動部では過去3年間に全国大会へ出場した実績を持つ部が複数あり、ラグビー部、陸上競技部、男子硬式テニス部、女子硬式テニス部が全国レベルの活動を展開しています。

週6日活動する部としては、硬式野球部、ラグビー部、陸上競技部、吹奏楽部があり、本格的に競技や演奏に取り組めます。週3から4日活動する部も多く、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、バドミントン部、チアリーディング部など、学業との両立を図りながら活動できる環境です。

文化部でも全国大会出場の実績があり、弁論研究部、囲碁・将棋部、競技かるた、数学同好会が☆マークを獲得しています。報道局や国際局といった立命館慶祥ならではの部活動もあり、グローバルな視点を養いながら活動に参加できます。有料講座としてダンススクールも設置され、幅広いニーズに応えています。

立命館慶祥高校の偏差値は？受験は最高難易度

立命館慶祥高校は北海道内でもトップクラスの進学校として知られており、道内の受験生にとっては最高峰の進学先の一つとなっています。札幌市に近い江別市に位置しながら、全国入試も実施していることから、道外からも多くの優秀な受験生が集まります。

この高校が設置する3つのコースは、それぞれ異なる進路目標を持つ生徒を対象としており、特にSPコースは東京大学や京都大学、国公立大学医学部などの最難関大学への進学を目指す生徒が集まるコースです。偏差値からも分かるように、入学するためには相応の学力準備が求められます。

立命館慶祥高校の偏差値は65 – 70！

立命館慶祥高校の偏差値は65から70の範囲に位置しており、北海道内の私立高校では最高水準の学力が必要となります。この偏差値幅は、難関大コースや立命館コースが65程度、最難関大学を目指すSPコースが70程度に相当します。

偏差値70という数値は、受験生全体の上位2.3%程度に入る学力を意味しており、中学校での定期テストで常に上位を維持していることが前提となります。例えば中学校で学年1位から5位程度の成績を安定して取得している生徒が、SPコースの合格圏内に入るイメージです。

道内の他の進学校と比較すると、札幌南高校や札幌北高校などの公立トップ校と同等かそれ以上の偏差値であり、私立高校としては北海道で最も高い偏差値帯に属しています。

立命館慶祥高校の学力レベルの目安は最高難易度

最高難易度の学力レベルとは、具体的には中学校で習う全教科において深い理解と応用力を身につけている状態を指します。単に教科書の内容を暗記しているだけでなく、複数の知識を組み合わせて問題を解決する力が求められます。

2月入試の一般入試では国語・数学・社会・理科・英語の5教科が課されるため、苦手科目を作らずバランス良く学力を高める必要があります。特に数学では図形の証明や関数の応用問題、英語ではリスニングを含む総合的な英語力が試されます。

1月入試では国語・数学・英語の3教科に面接が加わる形式となっており、学力試験で高得点を取るだけでなく、自分の考えを論理的に説明できるコミュニケーション能力も評価の対象となります。自己推薦入試や専願入試を受験する場合は、志望動機を明確に述べられる準備も欠かせません。

立命館慶祥高校の制服や部活、活動行事

引用：立命館慶祥高校 制服画像

立命館慶祥高校では運動部15団体、文化部14団体が活動しており、生徒たちは勉強と部活動を両立させながら充実した高校生活を送っています。過去3年間で全国大会に出場した部活動も複数あり、学業だけでなくスポーツや文化活動においても高いレベルを維持しています。

部活動は週3〜4日の活動が基本となっており、硬式野球部やラグビー部、陸上競技部、吹奏楽部など一部の部活動は週6日の活動を行っています。この適度な活動日数により、難関大学を目指す生徒も無理なく部活動に参加できる環境が整っています。

強豪部・実績（大会出場など）

運動部では、ラグビー部と陸上競技部が過去3年間で全国大会への出場実績を持っています。男子硬式テニス部と女子硬式テニス部も全国大会出場を果たしており、北海道内でも強豪校として知られています。

文化部の活躍も目覚ましく、弁論研究部、囲碁・将棋部、競技かるた部、数学同好会が全国大会に出場しています。特に数学同好会は学術系の部活動として珍しく全国レベルの実績を残しており、理系を目指す生徒にとって魅力的な活動の場となっています。

吹奏楽部は週6日の活動を行い、毎年7月に定期演奏会を開催しています。報道局や国際局といった立命館慶祥独自の部活動もあり、グローバル教育を重視する学校の特色が部活動にも表れています。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

6月に開催される体育祭は、全校生徒が一堂に会する一大イベントです。広大な8万坪のキャンパスを活用し、400mトラックやアリーナを使って熱戦が繰り広げられます。

文化祭にあたる立命祭は7月に開催され、吹奏楽部の定期演奏会と同時期に実施されます。各クラスや部活動が趣向を凝らした企画を披露し、生徒たちの創意工夫が光る行事です。

修学旅行に相当する行事として、高2の11月に海外研修が実施されます。従来のガラパゴス、ボツワナ、ポーランド＆リトアニア、タイ、ベトナム、マレーシア、アメリカNASA、北欧に加えて、ネパール、ペルー、カナダ、フィリピン、オーストラリア、韓国などの研修先が用意されています。この課題解決型研修は、単なる観光旅行ではなく、現地での社会課題に向き合う実践的なプログラムとなっています。

3月には高3による課題研究発表会とグローバルフェスティバルが開催され、1年間の学びの成果を全校で共有します。このように年間を通じて多彩な行事が組まれており、学業と並行して豊かな経験を積むことができます。

立命館慶祥高校の学校生活の特徴

立命館慶祥高校は、北海道江別市の野幌森林公園に隣接した約8万坪の広大なキャンパスで学校生活を送ることができます。1995年の創立以来、立命館学園の附属校として「世界に通用する18歳」を学校目標に掲げ、確かな学力と豊かな人間性を育んでいます。

通学には最寄りの上野幌駅からスクールバスが利用でき、遠方から通う生徒のために学生寮も完備されています。

3つのコース制により、東大・京大を目指すSPコースから立命館大学への学内推薦を活用する立命館コース、北大などの国公立大を目指す難関大学コースまで、それぞれの目標に応じた学びを選択できます。平常授業として土曜日授業があり、しっかりとした学習時間を確保しながら充実した高校生活を送れる環境が整っています。

立命館慶祥高校の特色は？1995年創立の歴史

立命館慶祥高校は1995年に創立され、立命館学園の建学の精神「自由と清新」を受け継ぐ附属校として歩んできました。約30年の歴史の中で、道内屈指の進学校としての地位を確立しています。

最大の特色は、課題解決型の海外研修プログラムです。ガラパゴス、ボツワナ、ポーランド＆リトアニア、タイ、ベトナム、マレーシア、アメリカNASA、北欧といった従来のコースに加え、ネパール、ペルー、カナダ、フィリピン、豪州、韓国などのコースが新たに加わりました。単なる語学研修ではなく、現地の社会課題に向き合う実践的な学びを通じて、誰のために学び、誰のために生きるのかを考える機会を提供しています。

校内施設も充実しており、アクティブ・ラーニング棟Co-Tan、蔵書5万5千冊を誇るメディアセンター、PC300台を備えた情報教室など、最先端の学習環境が整っています。野球場、サッカー場、400mトラック、冬期屋内練習場など運動施設も豊富で、ラグビー部や陸上競技部、男女硬式テニス部など全国大会に出場する部活動が複数あります。

立命館慶祥高校の学費

2024年度の初年度納入金は、入学手続き時に350,000円、1年時終了までに774,000円で、合計1,124,000円となっています。この内訳は、入学金が350,000円、授業料が690,000円、その他が84,000円です。

高校の授業料については、就学支援金制度の申請・適用となった場合、月額9,900円から相当額が減額されます。学費は毎年度改定される可能性があるため、出願前に最新の情報を確認することをお勧めします。

また、上記の金額以外に諸会費や諸経費が別途必要になります。遠方から通学する場合はスクールバスの利用料や学生寮の費用、制服代なども準備しておく必要があります。コロナ禍には立命館学園から1人3万円の環境整備費用が配布され、レンタルWi-Fiやレンタルプリンターなど学習環境のサポートが行われた実績もあります。

私立高校としては標準的な学費設定ですが、充実した施設や設備、全国から集まった経験豊かな教員による質の高い授業を考慮すると、教育内容に見合った投資といえます。

立命館慶祥高校の進路実績

立命館慶祥高校の進路実績は、北海道内トップクラスの水準を維持しています。2024年度の合格実績を見ると、東京大学1名、京都大学7名、大阪大学1名、九州大学2名など、国内最難関大学への合格者を輩出しました。

過去3年間の推移では、2023年度に東京大学12名、北海道大学15名、2022年度に北海道大学13名など、年度によって国公立大学への合格者数に変動はあるものの、安定して高い実績を残しています。私立大学では早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学といった首都圏の難関私立大への合格者も毎年複数名います。

立命館コースの生徒は、推薦基準を満たせば希望者全員が立命館大学または立命館アジア太平洋大学へ進学できます。2024年度は立命館大学に154名、立命館アジア太平洋大学に4名が進学しました。この学内推薦制度を活用することで、高校時代に第2外国語、司法講座、起業家講座、観光開発講座など大学0年生としての学びに取り組めるメリットがあります。

防衛大学校4名、防衛医科大学校3名、気象大学校1名など、特殊な進路を希望する生徒へのサポート体制も整っています。MARCH（明治、青山学院、立教、中央、法政）や東京理科大学への合格者も安定しており、幅広い進路選択が可能です。

立命館慶祥高校の入試情報

立命館慶祥高校では2025年度入試において、受験生の多様な進路希望に対応した複数の入試区分を設けています。1月入試と2月入試を中心に、帰国生向けやグローバル人材を対象とした特別な入試制度も用意されており、それぞれ試験科目や出願期間が異なります。

募集人員は305名ですが、そのうち約180名は内部進学生が占めるため、高校からの募集は約125名となっています。受験を検討する際は、自分の状況に合った入試区分を選ぶことが合格への第一歩となります。

立命館慶祥高校の入試情報まとめ

1月入試では自己推薦入試、専願入試、全国入試の3つの形式があり、2025年1月18日に試験が実施されます。試験科目は国語、数学、英語の3教科に加えて面接が課されます。Web出願は2024年12月9日10時から2025年1月9日13時まで受け付けており、書類は1月10日必着となっています。

2月入試は一般入試として実施され、試験日は2025年2月18日です。こちらは5教科型の入試で、国語、数学、社会、理科、英語にリスニングが含まれます。Web出願期間は2025年2月5日13時まで延長されており、書類提出は2月7日必着です。

帰国生入試は11月と1月の2回設けられています。11月入試は2024年11月9日に実施され、Web出願は10月7日から10月18日まで受け付けます。試験科目は国語、数学、英語と面接です。1月の帰国生入試は1月18日に実施され、一般の1月入試と同日の開催となります。

グローバル・オンライン入試は書類審査と面接のみで選抜が行われ、2024年11月16日に試験が実施されます。こちらの受験料は海外入試のバンコク会場と同様に50,000円となっており、通常の入試の15,000円とは異なります。

合格発表は全てWeb上で行われ、1月入試と1月帰国生入試は1月24日10時、2月一般入試は2月27日10時に発表されます。入学手続きは1月入試が2月5日13時まで、2月入試は3月19日17時までとなっており、期限を過ぎると入学資格を失うため注意が必要です。

立命館慶祥高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

立命館慶祥高校のオープンキャンパスについては、現時点で公式に発表されている情報がありません。例年、学校説明会や個別相談会などが開催されることが一般的ですが、2025年度入試に向けた具体的な日程や内容については学校公式サイトで最新情報を確認する必要があります。

北海道の私立高校では通常、夏季から秋季にかけて学校見学会や入試説明会を実施する傾向があります。偏差値65から70という道内トップクラスの進学校であることから、SPコースや難関大コースの教育内容について詳しく知りたい受験生は、学校に直接問い合わせて見学機会を確認することをお勧めします。

江別市西野幌の広大なキャンパスや充実した施設を実際に見学できる機会は、志望校選びにおいて貴重な判断材料となります。最寄りの上野幌駅からのアクセス方法や通学環境を確認するためにも、可能な限り現地を訪れることが望ましいでしょう。

立命館慶祥高校はなぜ人気？まとめ

立命館慶祥高校は、偏差値65～70を誇る北海道でも最高難易度の私立高校です。上野幌駅からアクセス可能な立地にあり、1995年の創立以来、質の高い教育環境を提供し続けています。

この記事では、立命館慶祥高校の基本情報から偏差値、部活動の実績、学校生活の特徴まで幅広く解説してきました。充実した部活動では強豪部が全国大会に出場するなど優れた実績を残し、文化祭や体育祭といった行事も活発に行われています。

また進路実績においても高い成果を上げており、多くの生徒が希望する進路を実現しています。学費や入試情報、オープンキャンパスなどのイベント情報も把握することで、受験準備をスムーズに進めることができるでしょう。

立命館慶祥高校への進学を検討されている中学生や保護者の方は、ぜひオープンキャンパスに参加して、実際の学校の雰囲気を体感してみてください。