京都府にある同志社高校は、偏差値70という最高難易度でありながら、卒業生の約85%が推薦で同志社大学へ進学できる、関西屈指の人気私立高校です。
「同志社高校ってどれくらいのレベル?」「実際の学校生活はどんな感じ?」と気になっている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、1875年創立の歴史ある同志社高校の偏差値や入試情報、充実した部活動や学校行事、そして気になる学費や進路実績まで、最新データをもとに詳しく解説します。比叡山や北山に囲まれた10万平方メートルを超える広大なキャンパスでの学校生活や、キリスト教主義に基づく「良心教育」の特色も紹介しますので、志望校選びの参考にしていただけます。
この記事を読めば、同志社高校の魅力と受験対策のポイントが明確になり、自信を持って受験準備を進められるようになるでしょう。
| 創立年 | 1875年 | 偏差値 | 70 |
|---|---|---|---|
| 共学・別学 | 共学 | 公立・私立 | 私立 |
同志社高校はなぜ人気？基本データを解説
引用：同志社高校 校舎画像
同志社高校は京都府内でも特に注目を集める私立高校として知られています。偏差値70という高い学力水準に加えて、1875年の創立以来続くキリスト教主義の伝統教育、そして同志社大学への推薦制度が魅力となり、毎年多くの受験生が志望しています。
また、10万平方メートルを超える広大なキャンパスで、緑豊かな環境の中で学校生活を送れることも人気の理由です。制服がなく生徒の自主性を重んじる校風も、自由な雰囲気を求める中学生やその保護者から支持されています。
私立同志社高校の基本情報
同志社高校は京都市左京区岩倉大鷺町89に位置する私立の共学校です。現在の生徒数は男子558名、女子509名の合計1067名が在籍しており、各学年350名前後とバランスの取れた規模となっています。
募集人員は推薦入試30名、一般入試50名の合計80名で、普通科のみの設置です。入試では推薦・一般ともに国語・数学・英語・社会・理科の5教科で学力試験を実施し、各教科100点満点の500点満点で選抜を行います。
試験日は2月10日、合格発表は2月13日16時にWeb上で行われます。受験料は20,000円で、出願はWeb登録と書類郵送を組み合わせた方式を採用しています。
初年度納入金は入学手続き時に518,800円、1年時終了までにさらに511,000円で、合計1,029,800円となります。別途タブレット端末費用として約106,700円が必要となる点も確認しておきましょう。
同志社高校の最寄り駅は国際会館駅！周辺環境は？
同志社高校へのアクセスは、京都市営地下鉄烏丸線の国際会館駅が最寄り駅となります。国際会館駅は京都の中心部から少し離れた北部に位置し、駅周辺は落ち着いた雰囲気が漂うエリアです。
キャンパスは比叡山・北山・宝ヶ池に囲まれた自然豊かな立地にあります。都心の喧騒から離れた静かな環境で、集中して勉強や部活動に取り組める点が大きな特徴です。緑に囲まれた広々とした敷地内には、体育館やテニスコート、トレーニングルーム、自習室などの充実した施設が配置されています。
宝ヶ池公園も近く、自然と触れ合いながら高校生活を過ごせる環境は、他の都市部の高校にはない魅力といえます。この恵まれた立地が、ゆとりある学校生活と生徒の自主性を育む土壌となっています。
同志社高校の部活動の種類
同志社高校では運動部と文化部を合わせて多彩なクラブ活動が展開されています。運動部はアーチェリー部、ハンドボール部、剣道部、ラクロス部、陸上競技部、山岳部、ソフトテニス部、体操競技部、卓球部、バドミントン部など20団体が活動しています。
中でもアーチェリー部、ラクロス部、硬式テニス部、スキー部は過去3年間に全国大会へ出場した実績を持ち、高いレベルで競技に打ち込めます。球技系では男女別にバレーボール部やバスケットボール部が設置され、硬式野球部、ラグビー部、サッカー部といった人気競技も揃っています。
文化部も美術部、地学部、演劇部、管弦楽部、茶道部、写真部、軽音楽部など17団体が活動中です。将棋囲碁部と放送部は全国大会出場の実績があり、文化面でも高い活動水準を誇ります。ホザナ・コーラス部や宗教部といったキリスト教主義の学校ならではのクラブもあり、幅広い興味関心に応えられる環境が整っています。
同志社高校の偏差値は？受験は最高難易度
同志社高校への進学を検討する際、最も気になる指標が偏差値と受験の難易度でしょう。京都府内でもトップクラスの進学校として知られるこの学校は、創立1875年という長い歴史を持ち、多くの優秀な生徒が集まります。
受験を考える中学生とその保護者にとって、偏差値は志望校選びの基準になります。ここでは具体的な数値とともに、実際の学力レベルについて詳しく解説していきます。
同志社高校の偏差値は70！
同志社高校の偏差値は70となっており、京都府内の私立高校の中で最高水準に位置します。この数値は全国的に見ても非常に高く、受験する生徒には相当な学力が求められます。
偏差値70という数字を具体的に説明すると、100人の受験生がいた場合、上位約2.3%に入る必要があります。つまり、中学校で常に学年トップクラスの成績を維持している生徒が対象となるレベルです。
入試では国語・数学・英語・社会・理科の5教科すべてで各100点、合計500点満点での選抜が実施されます。各教科50分という限られた時間の中で、高度な思考力と正確な知識が試されます。
同志社高校の学力レベルの目安は最高難易度
同志社高校の入試は、京都府内の高校受験において最高難易度に分類されます。募集人員が一般入試50名、推薦入試30名の計80名と限られているため、倍率も高くなる傾向があります。
最高難易度と評価される理由は、単に偏差値が高いだけではありません。推薦入試でも学力試験が課されるという特徴があり、推薦を受けられる生徒であっても5教科すべてで高得点を取る必要があります。
合格を目指す生徒は、中学1年生の段階から定期テストで常に90点以上を維持し、実力テストでも上位に入り続ける努力が求められます。特に応用問題や記述問題への対応力を磨くため、早い時期からの計画的な学習が欠かせません。
同志社高校の制服や部活、活動行事
引用：同志社高校 制服画像
同志社高校では生徒の自主性を尊びながら充実した学校生活を送ることができます。制服が設定されていないため、自分らしい服装で登校できる環境が整っています。広大な10万平方メートルを超える校地で、運動部と文化部を合わせて30以上のクラブが活動しており、個性豊かな学校行事も数多く開催されています。
強豪部・実績（大会出場など）
同志社高校には全国レベルで活躍するクラブが複数存在します。アーチェリー部は過去3年間で全国大会に出場しており、専用の練習環境を活用して高い競技力を維持しています。
ラクロス部も全国大会出場を果たしており、チームスポーツならではの連携プレーを磨きながら活動しています。
硬式テニス部とスキー部も全国大会に出場経験があり、日々の練習で技術向上に励んでいます。文化部でも将棋囲碁部と放送部が全国レベルの実績を残しており、文武両道を実践する環境が整っています。
主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）
10月に開催される岩倉祭は同志社高校最大の文化行事です。生徒が主体となって企画運営し、クラス展示やステージ発表を通じて創造性を発揮する機会となっています。
9月の体育祭では比叡山や北山に囲まれた広々としたグラウンドで、クラス対抗の競技が繰り広げられます。6月の球技大会と合わせて、生徒同士の交流を深める場になっています。
5月の遠足や7月の1年クラス合宿では、新しい環境での仲間づくりが進みます。12月にはキリスト教主義の学校らしく岩倉キャンパスクリスマスが行われ、礼拝やコーラスを通じて良心教育の理念に触れることができます。
同志社高校の学校生活の特徴
同志社高校は京都市左京区岩倉に位置し、10万平方メートルを超える広大なキャンパスを持つ私立高校です。偏差値70の進学校でありながら、コース制を設けず幅広く学べる教育方針が特徴となっています。
比叡山や北山、宝ヶ池に囲まれた自然豊かな環境で、生徒たちは制服のない自由な校風のもと、自主性を重んじた学校生活を送ります。国際会館駅が最寄り駅で、京都市中心部からのアクセスも良好です。
現在は男子558名、女子509名の計1,067名が在籍しており、共学校として男女がともに学んでいます。体育祭や岩倉祭といった学校行事のほか、クラブ活動も活発で、アーチェリー部やラクロス部、硬式テニス部、スキー部、将棋囲碁部、放送部など過去3年間で全国大会に出場した部活動が複数あります。
同志社高校の特色は？1875年創立の歴史
同志社高校は1875年に新島襄によって創立されたキリスト教主義の学校です。150年近い歴史を持ち、キリスト教主義・自由主義・国際主義を土台とした良心教育を教育理念としています。
コース制を採用せず、文理に捉われない幅広い学習を基本とする点が最大の特色です。2年生からはバラエティ豊かな選択科目が設置され、生徒一人ひとりの興味関心や進路に応じて必要な科目を自由に選択できます。
土曜日授業は実施しておらず、緑豊かなキャンパスでゆとりある学校生活が送れます。普通教室には冷房が完備され、学食やトレーニングルーム、自習室といった施設も充実しています。さまざまな場面での人権教育や国際交流を通じて、共生を希求する人間の育成に努めています。
同志社高校の学費
2025年度の初年度納入金は合計1,029,800円です。入学手続き時には518,800円を納入し、1年終了までに残りの511,000円を納めます。
内訳は入学金130,000円、授業料736,000円、教育充実費140,000円、その他23,800円となっています。これに加えてタブレット端末費用が約106,700円必要です。
受験料は20,000円で、出願はWeb登録を経て郵送する形式です。出願情報登録は2025年12月1日から2026年1月23日まで行い、入学検定料の支払いは2026年1月8日から1月23日までとなっています。レターパックライトを使い、入学願書や報告書などの書類を郵送します。
同志社高校の進路実績
同志社大学への推薦制度により、卒業生の約85%が同志社大学または同志社女子大学へ進学します。2025年3月卒業生では同志社大学に310名、同志社女子大学に5名が進学しました。
残りの約15%は国公立大学や医歯薬系、建築系、芸術系学部へ受験を経て進学しています。2025年には京都工芸繊維大学、京都府立大学、東京外国語大学、京都市立芸術大学などに各1名が合格しました。
私立大学では慶應義塾大学に8名、国際基督教大学に2名、上智大学に2名が合格するなど、同志社以外の難関私立大学への進学実績も見られます。京都薬科大学や大阪医科薬科大学といった医療系大学への進学者もおり、多様な進路選択が可能な環境が整っています。
同志社高校の入試情報
同志社高校の入試は一般入試と推薦入試の2つの試験区分があり、いずれも5教科の学力試験で選抜されます。2026年度の募集人員は合計80名となっており、推薦入試で30名、一般入試で50名を募集します。出願から合格発表までのスケジュールをしっかり把握して、余裕を持った準備を進めることが求められます。
受験料は20,000円で、試験日は2026年2月10日に実施されます。合格発表は2月13日16時からWeb上で行われ、受験者には郵送でも通知されます。
同志社高校の入試情報まとめ
入試科目は国語・数学・英語・社会・理科の5教科で、各教科50分間の試験となり、各100点の500点満点で評価されます。一般入試と推薦入試のどちらも同じ学力試験での選抜となる点が特徴的です。
出願はWeb登録方式を採用しており、まず出願情報登録を2025年12月1日9時から2026年1月23日17時までに行います。入学検定料の支払いは2026年1月8日9時から1月23日17時までの期間に済ませる必要があります。
出願書類の郵送期間は2026年1月16日から1月23日までで、消印有効となります。レターパックライトの青色を使用して、入学願書・報告書・推薦入試の場合は学校長の推薦書を送付します。報告書は中学校で作成された厳封のものが必要です。
入学手続きの締切日は試験区分によって異なり、推薦入試合格者は2026年2月27日まで、一般入試合格者は2026年3月19日までとなっています。
同志社高校のオープンキャンパスなどのイベント情報
同志社高校のオープンキャンパスや学校説明会などのイベント情報については、現在公開されている情報が限られています。入試を検討している受験生は、同志社高校の公式ウェブサイトで最新のイベント開催予定を確認することをお勧めします。
学校見学や個別相談の機会については、直接学校に問い合わせることで対応してもらえる可能性があります。京都市左京区岩倉大鷺町89に位置するキャンパスは、地下鉄烏丸線の国際会館駅が最寄り駅となっており、比叡山・北山・宝ヶ池に囲まれた自然豊かな環境にあります。
実際に校舎や施設を見学することで、10万平方メートルを超す広大な敷地やゆとりある学習環境を体感できます。体育館やテニスコート、トレーニングルーム、自習室などの充実した設備を確認できる機会を活用してください。
同志社高校はなぜ人気？まとめ
同志社高校は偏差値70を誇る京都府内でも最高難易度の私立高校です。1875年創立という長い歴史と伝統を持ち、国際会館駅から徒歩圏内という恵まれた立地環境も魅力の一つとなっています。
学習面では最高レベルの学力が求められる一方で、充実した部活動や文化祭・体育祭などの学校行事も盛んに行われています。強豪部の活躍や大会実績も多数あり、勉強と部活動の両立を目指せる環境が整っています。
進路実績においても同志社大学への内部進学を中心に優れた実績を残しており、質の高い教育を受けられることが人気の理由です。学費や入試情報、オープンキャンパスなどのイベント情報も事前に確認しておくことが大切です。
同志社高校への進学を検討している中学生とその保護者の方は、ぜひ本記事で紹介した基本情報や入試情報を参考にして、オープンキャンパスなどのイベントに参加してみてください。実際の学校の雰囲気を体感することで、より具体的な進路選択ができるでしょう。