「大阪桐蔭高校って野球が強いイメージだけど、進学実績はどうなの？」とお考えではありませんか。

実は大阪桐蔭高校は、京都大学に34名合格（2025年）という優れた進学実績と、全国レベルの部活動を両立させている私立高校です。偏差値は52から70と幅広く、お子様の目標に合わせたコース選択が可能です。

でも、学費や入試の難易度、実際の学校生活について詳しく知りたいですよね。

この記事では、大阪桐蔭高校の偏差値や入試情報、充実した部活動、気になる学費と進学実績まで徹底解説します。基本情報から周辺環境、さらには年間行事や制服についても詳しくご紹介しますので、受験校選びの判断材料としてお役立てください。

大阪桐蔭高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：大阪桐蔭高校 校舎画像

大阪桐蔭高校は1983年に創立された私立高校で、偏差値52から70まで幅広いコース設定が特徴です。共学校として男子980名、女子694名が在籍しており、スポーツと進学の両面で全国的な注目を集めています。

建学の精神である「偉大なる平凡人たれ」のもと、徳・知・体の全人教育を実践しています。年間262日という豊富な授業日数を確保し、土曜日も含めて1週40コマの授業を展開することで、充実した学習環境を提供しています。

JR東西線の開通により、大阪や奈良だけでなく近畿圏の幅広いエリアから通学できるアクセスの良さも人気の理由といえるでしょう。

私立大阪桐蔭高校の基本情報

大阪桐蔭高校は大阪府大東市中垣内3-1-1に位置し、普通科に3つのコースを設置しています。I類エクシードコースは40名、I類特進コースは160名、III類体育芸術コースは200名の定員で、合計400名を募集します。

受験料は20,000円で、入試科目は国語・英語・数学・社会・理科の5教科です。各科目100点満点で試験時間は各50分、英語のみ60分でリスニングを実施します。面接は行わず、学力試験のみで選抜を行う形式です。

初年度納入金は入学手続き時に507,000円、1年時終了までに620,000円で、合計1,127,000円となります。専願と併願の両方の出願方法があり、受験生の進路選択に柔軟に対応しています。

大阪桐蔭高校の最寄り駅は野崎駅！周辺環境は？

最寄り駅は野崎駅で、JR学研都市線を利用してアクセスできます。JR東西線の開通により、京橋や北新地方面からも乗り換えなしで通学可能になりました。このため大阪市内や兵庫県からの通学者も増えています。

学校にはスクールバスも完備されており、駅から離れた地域に住む生徒でも通学しやすい環境が整っています。大東市という立地は大阪中心部よりも自然が豊かで、落ち着いた雰囲気の中で学習に集中できる環境といえます。

2013年2月には桐蔭アリーナという3000人を収容可能な大型体育館が誕生しました。1階には理科や音楽、情報処理などの特別教室を備え、バスケットボールコート2面分の広さを持つ充実した施設環境を整えています。

大阪桐蔭高校の部活動の種類

運動部はI・II類の体育系として、剣道部、テニス部、山岳部、ソフトボール部、サッカー部、男女バスケットボール部、バレーボール部、軟式野球部、女子チアリーダー部、陸上競技部、フラッグフットボール部、卓球部、器械体操部、バドミントン部、リズムダンス部が活動しています。少林寺拳法部は過去3年間に全国大会への出場実績を持っています。

文化部も多彩で、インターアクト部、箏曲部、茶華道部、囲碁将棋部、パソコン部、理科研究部、生物部、ブラスバンド部、合唱部、クラシックギター部、美術部、書道部などがあります。近年はロケット部やドローン部、クイズ研究同好会といった時代に合わせた新しい活動も展開しています。

各部活動は週に1日から数日の活動日を設定しており、学習との両立を図れる体制です。III類体育芸術コースでは、野球・ラグビー・卓球部は男子のみ、ゴルフ・サッカー・バスケットボール・陸上競技・バレエ・吹奏楽部は男女とも募集しています。

大阪桐蔭高校の偏差値は？受験は最高難易度

大阪桐蔭高校は、学科やコースによって偏差値に幅があります。最難関の国公立大学や医学部を目指す生徒から、スポーツや芸術で全国レベルを目指す生徒まで、幅広い進路に対応した教育体制を整えています。

各コースの特性に応じた独自のカリキュラムが組まれており、自分の目標に合わせて選択できる点が特徴です。受験を検討する際は、自分がどのコースを志望するかによって必要な学力や準備が変わってきます。

大阪桐蔭高校の偏差値は52 – 70！

大阪桐蔭高校の偏差値は52から70まで幅広く設定されています。I類エクシードコースが最も高く、偏差値70という難関レベルです。このコースは京都大学をはじめとする最難関国公立大学への進学を目指す生徒が集まります。

I類特進コースは偏差値60前後に設定されており、国公立大学や関関同立などの難関私立大学を目指す生徒向けのコースです。基礎学力をしっかり固めながら、応用力も養成するカリキュラムになっています。

III類体育芸術コースは偏差値52程度となっており、スポーツや芸術活動に打ち込みながら学業にも取り組める環境が整っています。野球部やラグビー部、吹奏楽部など全国レベルで活躍する部活動が多数あり、文武両道を実現できる体制です。

大阪桐蔭高校の学力レベルの目安は最高難易度

I類エクシードコースの学力レベルは大阪府内でもトップクラスに位置します。2025年度の進学実績では京都大学に34名が合格しており、大阪大学や神戸大学にも多数の合格者を輩出しています。

入試では国語・英語・数学・社会・理科の5教科がそれぞれ100点満点で実施され、英語はリスニングも含まれます。エクシードコースを目指す場合、5教科すべてで高得点を取る必要があり、特に数学と英語では応用問題への対応力が求められます。

合格を目指すには、中学3年間を通じて継続的な学習習慣を身につけることが欠かせません。定期テストで常に上位をキープし、模擬試験で偏差値65以上を安定して取れる実力があれば、受験の準備が整ったといえるでしょう。過去問演習を繰り返し、時間配分にも慣れておく必要があります。

大阪桐蔭高校の制服や部活、活動行事

引用：大阪桐蔭高校 制服画像

大阪桐蔭高校では、学業だけでなく部活動や学校行事を通じて生徒の人間形成を支援しています。制服は共学校らしい統一感のあるデザインで、清潔感と品格を兼ね備えたスタイルとなっています。

運動部は20種類以上、文化部も20種類以上が活動しており、生徒は自分の興味関心に合わせた部活動を選択できます。特にIII類体育芸術コースでは、専門的なトレーニングと学業を両立させるカリキュラムが組まれています。

年間を通じて多彩な学校行事が実施されており、生徒たちは勉強だけでは得られない貴重な経験を積むことができます。2013年に完成した桐蔭アリーナは3000人を収容可能な大型体育館で、各種行事やクラブ活動の拠点として活用されています。

強豪部・実績（大会出場など）

大阪桐蔭高校といえば、全国レベルで活躍する部活動が複数存在することで知られています。野球部は甲子園で何度も優勝を果たし、全国屈指の強豪校として名を馳せてきました。

少林寺拳法部は過去3年間で全国大会に出場しており、安定した実績を誇ります。III類体育芸術コースには野球、ラグビー、卓球の専門コースがあり、それぞれの競技で高いレベルを目指す生徒が集まっています。

ゴルフ、サッカー、バスケットボール、陸上競技などの種目は男女ともに募集しており、性別を問わず本格的な競技活動に取り組めます。吹奏楽部やバレエなども芸術分野で高い評価を受けており、文武両道の精神が校内に根付いています。

部員数は各部で異なりますが、I類とII類の生徒が所属する部活動では週1回から週2回程度の活動日が設定されており、学業との両立を考慮したスケジュールになっています。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

大阪桐蔭高校の学校行事は年間を通じて計画的に実施され、生徒たちの学校生活に彩りを添えています。10月には桐蔭アリーナで体育祭が開催され、3000人収容の大型施設を活かしたダイナミックな競技が繰り広げられます。

11月の文化祭では、各クラスや部活動が趣向を凝らした展示や発表を行います。2月の音楽祭では合唱部やブラスバンド部をはじめ、各クラスが日頃の練習の成果を披露し、一年の締めくくりにふさわしい感動的なステージが展開されます。

研修旅行は学年ごとに異なる目的地が設定されており、1年生は6月に広島県福山市の「みろくの里」で夏季研修を実施します。2年生は北海道への研修旅行が予定されており、大自然の中で仲間との絆を深めます。

4月と8月には学習合宿が実施され、集中的な学習環境で学力向上を図ります。9月の芸術鑑賞会では、本物の芸術に触れる機会が設けられ、豊かな感性を育む教育が展開されています。これらの行事は年間262日に及ぶ豊富な授業日数の中で効果的に配置され、メリハリのある学校生活を実現しています。

大阪桐蔭高校の学校生活の特徴

大阪桐蔭高校は大東市に位置する私立高校で、野崎駅を最寄り駅とする共学校です。1週40コマという充実したカリキュラムを組み、年間262日の授業日数を確保することで、生徒一人ひとりの学力向上を支えています。

土曜日も6時限の授業を実施しており、平日と変わらない密度の高い学習環境を提供しています。1時限50分の授業時間を活用し、基礎から応用まで段階的に学べる体制が整っています。

類制を採用している点も特徴の一つです。生徒の志望や進路に応じて、きめ細やかなカリキュラムを設定することで、それぞれの目標達成をサポートしています。

施設面では2013年に桐蔭アリーナがオープンしました。3000人を収容できる体育館にはバスケットボールコート2面分の広さがあり、シャワー室も完備されています。1階には理科・音楽・情報処理などの特別教室が配置され、多様な学習活動に対応できる環境が整っています。

大阪桐蔭高校の特色は？1983年創立の歴史

1983年に創立された大阪桐蔭高校は、建学の精神として「偉大なる平凡人たれ」を掲げています。この理念のもと、徳・知・体の全人教育を実践してきました。

男子980名、女子694名が在籍する共学校として、バランスの取れた教育環境を維持しています。JR東西線の開通により、大阪や奈良だけでなく近畿の広範囲から通学できるようになり、多様な地域から生徒が集まっています。

教育の特色として、1学年から習熟度別にクラスを編成しています。2学年からは文理コース分けを行い、希望進路別の授業形態を設けることで、より専門的な学習が可能になります。

学校行事も充実しており、4月の春季学習合宿や6月の研修旅行では実践的な学びの場を提供しています。1年生は広島県福山市のみろくの里で、2年生は北海道で研修を行います。10月にはラクタブドームで体育祭を開催し、11月の文化祭、2月の音楽祭と、年間を通じて多彩なイベントが組まれています。

大阪桐蔭高校の学費

初年度の納入金は合計1,127,000円となります。入学手続き時に507,000円を納付し、1年時終了までに620,000円を支払う仕組みです。

内訳を見ると、入学金は200,000円です。授業料は年間620,000円で、1年時終了までに分割して納入します。その他の費用として307,000円が必要になります。

この学費には、充実した教育環境の維持費用が含まれています。年間262日に及ぶ授業日数や、桐蔭アリーナをはじめとする施設の利用、体育館・学食・コンピュータ室・自習室・トレーニングルームなどの設備が整っています。

スクールバスの運行やスクールカウンセラーの配置など、生徒が安心して学校生活を送れるサポート体制の費用も含まれています。入学手続き時の納入金が50万円を超えるため、事前の資金準備が必要です。

大阪桐蔭高校の進路実績

2025年度の国公立大学合格実績では、京都大学に34名が合格しました。神戸大学には37名、大阪大学に9名、大阪公立大学に26名の合格者を輩出しています。

前年度との比較では、京都大学の合格者数が26名から34名へ8名増加しており、上昇傾向が見られます。神戸大学も18名から37名へと大きく伸びました。

私立大学では関関同立への合格者が多く、同志社大学79名、立命館大学93名、関西大学103名、関西学院大学74名という実績があります。近畿大学には228名が合格しており、地元の有力私立大学への進学者も豊富です。

東京の難関私立大学にも実績があり、早稲田大学9名、慶應義塾大学4名、東京理科大学6名、上智大学4名が合格しています。1学年から習熟度別に編成し、2学年で文理コース分けを行う教育体制が、これらの合格実績につながっていると言えます。

国公立、難関私大への現役合格を目指すカリキュラムが、確実に成果を上げている状況です。

大阪桐蔭高校の入試情報

大阪桐蔭高校への進学を検討する際には、入試制度や試験内容を正確に把握しておく必要があります。この学校では専願と併願の2つの試験区分があり、それぞれ異なる入学手続き期限が設定されています。

2025年度の入試では、国語・英語・数学・社会・理科の5教科で試験を実施します。各科目100点満点で、試験時間は各50分ですが、英語のみ60分の試験時間が設けられています。

英語ではリスニングテストも実施されるため、筆記だけでなく聞き取り練習も必要です。面接は実施されないため、当日の学力試験の結果が合否を左右します。

大阪桐蔭高校の入試情報まとめ

2025年度の大阪桐蔭高校入試では、普通科全体で400名を募集しており、コースごとに定員が分かれています。I類エクシードコースは40名、I類特進コースは160名、III類体育芸術コースは200名という内訳です。

III類体育芸術コースでは、野球・ラグビー・卓球部については男子のみの募集となっており、ゴルフ・サッカー・バスケットボール・陸上競技・バレエ・吹奏楽部は男女ともに募集しています。特定の部活動への入部を希望する場合は、募集対象をあらかじめ確認しておきましょう。

出願方法はインターネット出願を基本としており、出願情報登録期間は2024年12月16日から2025年1月31日までです。窓口受付は2025年1月23日から2月8日まで本校本館で行われ、受付時間は10時から16時までとなっています。

郵送受付も可能で、2025年1月23日から1月31日の消印有効となっています。インターネット環境がない家庭は学校に相談することで対応してもらえます。

試験日は2025年2月10日の日曜日で、集合時間は午前9時30分です。受験料は20,000円で、入試当日の出願も可能ですが、事前に学校へ連絡する必要があります。

合格発表は2025年2月11日に行われ、速達郵便による合否通知の郵送と、14時からのWeb発表の両方で確認できます。入学手続き締切日は、専願合格者が2月11日から2月22日まで、併願合格者は3月21日の22時までと大きく異なるため、自分がどちらの区分で受験したかを把握しておく必要があります。

海外帰国子女についても同一科目で試験を実施するため、特別な試験内容は用意されていません。

大阪桐蔭高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

大阪桐蔭高校のオープンキャンパスやイベント情報については、現在詳細な日程が公表されていません。学校説明会や体験入学の実施については、学校の公式ホームページで最新情報を確認することをお勧めします。

一般的に多くの私立高校では、夏休み期間や秋頃に学校説明会やオープンキャンパスを開催しています。実際に校舎を見学したり、在校生や教員と話をしたりする機会は、学校の雰囲気を知るうえで貴重な体験となります。

大阪桐蔭高校では2013年に3000人を収容可能な桐蔭アリーナがオープンしており、このような最新施設を直接見学できる機会があれば、入学後の学校生活をより具体的にイメージできるでしょう。

イベント参加を希望する場合は、学校のホームページをこまめにチェックするか、直接学校に問い合わせて開催予定を確認してください。参加には事前予約が必要となるケースが多いため、早めの情報収集が大切です。

大阪桐蔭高校はなぜ人気？まとめ

大阪桐蔭高校は、偏差値52から70という幅広いコース設定で、様々な学力レベルの生徒が学べる私立校です。野崎駅から通学でき、1983年創立以来、充実した教育環境を提供し続けています。

特に注目すべきは、全国レベルで活躍する強豪部活動の実績です。野球をはじめとする部活動での大会出場実績は全国トップクラスで、文武両道を実現できる環境が整っています。

また、進路実績も優れており、最高難易度のコースでは難関大学への進学も多数実現しています。文化祭や体育祭、修学旅行などの学校行事も充実しており、充実した高校生活を送ることができます。

大阪桐蔭高校への入学を検討されている方は、オープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の学校の雰囲気を体感してみることをおすすめします。入試情報や学費についても事前にしっかり確認し、自分に合ったコース選択をすることが大切です。