埼玉県春日部市にある春日部共栄高校は、偏差値63から69を誇る県内屈指の進学校です。一橋大学や東北大学をはじめとする難関国公立大学や、早慶上智といった最難関私立大学への合格実績を毎年積み重ねています。

お子さんの高校選びで「進学実績は気になるけれど、部活動も頑張ってほしい」「私立は学費が心配」と悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、春日部共栄高校の偏差値や入試情報、学費、充実した部活動の実態まで徹底的に解説します。東大選抜コースから特進コースまで4つのコース制が整っており、全国大会出場を果たす運動部や文化部も多数存在する同校の魅力を、具体的なデータとともに紹介していきます。

春日部共栄高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：春日部共栄高校 校舎画像

春日部共栄高校は埼玉県春日部市に位置する私立の共学校で、1980年の創立以来、多くの受験生から支持を集めています。偏差値は63から69と幅広く、学力に応じた4つのコース設定により、それぞれの生徒が自分に合った学習環境で大学進学を目指せる点が魅力です。

建学の精神である至誠一貫のもと、思考力・判断力・表現力・行動力・自己肯定力という5つの力を育む教育方針を掲げています。2025年7月現在、男子1265名、女子820名が在籍しており、活気ある学校生活を送っています。

また、国公立大学や難関私立大学への進学実績も豊富で、2025年3月卒業生は一橋大学や北海道大学、早稲田大学や慶應義塾大学など、幅広い進路を実現しています。部活動と勉強の両立を目指す生徒が多いのも特徴です。

私立春日部共栄高校の基本情報

春日部共栄高校は埼玉県春日部市上大増新田213番地に所在し、創立は1980年です。高校と中学が別棟となっており、それぞれの成長段階に合わせた学習環境が整備されています。

校内には至誠館と呼ばれる講堂兼体育館、25メートルの温水プール、トレーニングルーム、コンピュータルーム、食堂、合宿所など充実した施設があります。さらに春日部駅前には学習センターを設置しており、通学の利便性を考慮した学習環境も提供しています。

2026年度の入試では東大選抜コース30名、選抜コース70名、特進コースα160名、特進コース120名の合計380名を募集します。受験料は25000円で、第1回と第2回の両日受験の場合は30000円となります。

春日部共栄高校の最寄り駅は豊春駅！周辺環境は？

春日部共栄高校の最寄り駅は豊春駅で、学校周辺には静かな田園風景が広がっています。都心から離れた立地ながら、騒音や雑踏から離れた環境は、勉学に集中するには最適な条件といえるでしょう。

緑豊かな環境の中で、生徒たちは落ち着いて学習や部活動に打ち込めます。通学にはスクールバスも運行されており、豊春駅からのアクセスをサポートしています。

田園地帯に位置しながらも必要な設備は校内に完備されているため、不便さを感じることはありません。むしろ都会の喧騒から離れた環境が、知・徳・体の調和のとれた豊かな人間性を育む場として機能しています。自然に囲まれた環境で、生徒たちは伸び伸びと高校生活を送れます。

春日部共栄高校の部活動の種類

春日部共栄高校には運動部と文化部を合わせて多数のクラブが活動しており、どのコースに所属していても引退まで部活動を続けられます。運動部では野球部、陸上部、サッカー部、バスケットボール部、テニス部など20種類以上が設置されています。

過去3年間で全国大会に出場したクラブも多く、陸上部、男女バレーボール部、ソフトボール部がその実績を残しています。ダンス部やHIPHOP部、パワーリフティング部、アーチェリー部といった個性的なクラブも選択できます。

文化部では吹奏楽部、管弦楽部、囲碁将棋部、茶華道部が全国大会に出場した経験を持ちます。コンピュータ部、コミックアート美術部、ESS部、競技かるた部、競技ディベート同好会など、学術的な活動から芸術系まで幅広い選択肢があります。文武両道を実現できる環境が整っており、自分の興味に合わせてクラブを選べます。

春日部共栄高校の偏差値は？受験は最高難易度

春日部共栄高校は埼玉県内でも有数の進学校として知られており、4つのコース制による幅広い学力層の受け入れを行っています。最上位の東大選抜コースから特進コースまで、生徒の学力に応じた環境が整備されています。

偏差値の幅は63から69まであり、選択するコースによって求められる学力レベルが異なります。志望大学や自身の学力状況に合わせて、適切なコースを選択することが合格への第一歩となります。

春日部共栄高校の偏差値は63 – 69！

春日部共栄高校の偏差値は63から69の範囲に設定されており、コースによって異なる基準が設けられています。東大選抜コースは偏差値69と最も高く、最難関大学を目指す生徒が集まるコースです。

選抜コースは偏差値67程度で、応用問題まで掘り下げた学習を行います。特進コースαは偏差値65前後となっており、基礎と応用をバランスよく学びます。

特進コースは偏差値63からの設定となっており、徹底的に基礎学習に取り組む環境が整っています。どのコースに所属していても大学進学を目指すことができる点が魅力となっています。

春日部共栄高校の学力レベルの目安は最高難易度

春日部共栄高校の最上位である東大選抜コースは、埼玉県内でも最高難易度の入試となります。募集人員は30名と少数精鋭であり、3年間継続して最難関大学を目指すカリキュラムが組まれています。

実際の進学実績を見ると、2025年には一橋大学や北海道大学、東北大学といった旧帝大クラスへの合格者を輩出しています。早稲田大学10名、慶應義塾大学6名など、難関私立大学への合格実績も豊富です。

選抜コース以上では、応用問題を中心とした授業が展開され、国公立大学の二次試験や難関私立大学の個別試験に対応できる力を養います。夏季には勉強合宿も実施され、集中的な学習環境が提供されています。

春日部共栄高校の制服や部活、活動行事

引用：春日部共栄高校 制服画像

春日部共栄高校は学習面だけでなく、充実したクラブ活動と多彩な学校行事が魅力です。制服を着用する学校生活の中で、生徒たちは勉強と部活動を両立させながら成長していきます。

運動部と文化部合わせて30以上のクラブが活動しており、どのコースに所属していても引退まで活動を続けられる環境が整っています。至誠館や体育館、25m温水プール、テニスコートなど充実した設備があり、各クラブが日々練習に励んでいます。

強豪部・実績（大会出場など）

過去3年間で全国大会に出場している部活動が多数あり、高いレベルで競技や活動に取り組めます。運動部では陸上部、男女バレーボール部、ソフトボール部が全国大会出場を果たしており、それぞれの競技で埼玉県を代表する実力を持っています。

文化部においても全国レベルの活動が盛んで、吹奏楽部や管弦楽部が全国大会に出場しています。囲碁・将棋部や茶華道部といった伝統文化系のクラブも全国大会に駒を進めており、文武両道を実践できる環境が整っています。

これらの強豪クラブは勉強との両立を前提としており、授業や自習時間を確保しながら活動できる体制になっています。クラブ活動を通じて培われる協調性や忍耐力は、大学受験にも良い影響を与えているでしょう。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

6月に開催される藤桐祭は、春日部共栄高校を代表する文化祭です。生徒たちが企画から運営まで主体的に取り組み、クラスや部活動の発表を通じて日頃の成果を披露します。

10月には体育祭が行われ、クラス対抗で競技に挑みます。田園風景に囲まれた広々としたグラウンドで、生徒たちが一致団結して競い合う姿は圧巻です。12月には球技大会も実施され、スポーツを通じたクラスの絆が深まります。

2年生の11月には海外への修学旅行が予定されており、異文化体験を通じて視野を広げる機会となっています。また、12月のサンタ大作戦では地域貢献活動に参加し、社会との関わりを学びます。5月の学年別行事では、3年生は鎌倉散策、2年生は浅草散策、1年生は博物館見学研修と、学年ごとに適した学びの機会が設けられています。

春日部共栄高校の学校生活の特徴

春日部共栄高校は埼玉県春日部市上大増新田213番地に位置する私立高校で、静かな田園風景に囲まれた環境の中で充実した学校生活を送ることができます。現在男子1265名、女子820名が在籍しており、共学校として活気ある雰囲気を持っています。

最寄り駅は豊春駅で、春日部駅前には学習センターも設置されています。校内には至誠館（講堂兼体育館）、25m温水プール、食堂、合宿所などの充実した設備が整っており、学習にも部活動にも集中できる環境が整っています。

建学の精神である「至誠一貫」のもと、思考力・判断力・表現力・行動力・自己肯定力という5つの力を育むことを教育の柱としています。単なる知識の習得だけでなく、豊かな人間性を持った次代を担う人材の育成を目指しています。

春日部共栄高校の特色は？1980年創立の歴史

春日部共栄高校は1980年に創立され、40年以上にわたり埼玉県東部地域の教育を支えてきた実績を持ちます。創立から一貫して「至誠一貫」の精神を大切にしながら、知・徳・体の調和のとれた教育を実践してきました。

学校周辺は静かな田園風景が広がっており、都心の喧騒から離れた落ち着いた環境で学習できる点が大きな魅力です。この環境は、生徒が勉学に集中し、部活動に打ち込むために最適な条件を提供しています。

4つのコース制を採用しており、東大選抜コースから特進コースまで、生徒一人ひとりの学力や目標に応じたきめ細かな指導を行っています。どのコースに所属していても、学校での学習だけで大学進学を目指せる体制が整っているため、予備校に通わなくても十分な学習環境が得られます。

校内に合宿所を完備しており、勉強合宿や部活動の強化合宿を実施できる点も特徴的です。学校行事も充実しており、藤桐祭（文化祭）、体育祭、修学旅行など、生徒たちが学年を超えて交流できる機会が数多く用意されています。

春日部共栄高校の学費

春日部共栄高校の初年度納入金は、入学手続き時に360,000円、1年時終了までに880,200円、合計1,240,200円となります。内訳は入学金260,000円、施設費100,000円、授業料384,000円、その他496,200円です。

入学手続き時に納める金額は、入学金と施設費を合わせた360,000円で、これは入学が決定した時点で必要になります。授業料は年間384,000円で、1年間の学習に必要な費用として設定されています。

その他の項目には、副教材費や制服代などが含まれます。制服については男女ともに指定のものがあり、初年度に購入が必要です。また、コンピュータ室や温水プール、トレーニングルームといった充実した施設を利用できる環境が整っているため、施設費は設備維持のために活用されています。

私立高校として標準的な学費設定となっており、春日部駅前の学習センターや校内の自習室など、追加費用なしで利用できる学習環境が豊富に用意されている点は費用対効果が高いといえます。

春日部共栄高校の進路実績

2025年3月卒業生の進路実績を見ると、国公立大学へ68名が合格しています。一橋大学1名、東北大学2名など旧帝国大学への合格者も輩出しており、最難関国公立大学を目指せる指導力を持っています。

埼玉県立大学へは10名が合格しており、地元の公立大学への進学実績も安定しています。筑波大学6名、東京学芸大学5名、埼玉大学6名など、関東圏の国公立大学への合格者が多く、自宅から通える範囲での進学を希望する生徒にも対応しています。

私立大学では早稲田大学10名、慶應義塾大学6名、東京理科大学29名と、難関私立大学への合格実績が豊富です。MARCH（明治・青山学院・立教・中央・法政）への合格者は合計121名に上り、選択肢の幅が広がっています。

日本大学58名、東洋大学84名など、中堅私立大学への合格者数も充実しており、幅広い学力層の生徒がそれぞれの目標を実現できています。防衛大学校6名、防衛医科大学、国立看護大学校など、特殊な進路を選択する生徒へのサポート体制も整っています。

学校推薦型選抜や総合型選抜に向けた指導にも力を入れており、多様な入試形態に対応できる点が強みです。3年次には勉強合宿を複数回実施し、受験期の追い込みをサポートする体制が整っています。

春日部共栄高校の入試情報

春日部共栄高校は埼玉県春日部市にある私立高校で、1980年に創立されました。偏差値は63から69となっており、難関大学への進学実績も豊富な進学校として知られています。

入試では単願入試と併願入試の2つの試験区分があり、それぞれ3回の試験日程が設けられています。受験を検討している方は、自分の志望状況に合わせて試験区分を選択できます。

春日部共栄高校の入試情報まとめ

2026年度の春日部共栄高校では、全体で380名の生徒を募集します。東大選抜コース30名、選抜コース70名、特進コースα160名、特進コース120名という内訳になっています。

入試科目は単願入試・併願入試ともに国語・数学・英語の3教科で、英語にはリスニングテストが含まれます。試験形式はマークシート式となっており、単願入試の第1回のみ面接試験が実施されます。

第1回入試は2026年1月22日、第2回は1月24日、第3回は2月1日に行われます。単願入試を希望する方は、第1回入試を必ず受験する必要がありますので注意してください。

出願はすべてインターネットで行います。第1回・第2回の出願期間は2025年12月22日から2026年1月11日まで、第3回の出願期間は2026年1月24日から始まります。併願入試の第3回のみ、出願締切が1月27日となっていますので気をつけましょう。

受験料は25,000円ですが、第1回と第2回の両日を受験する場合は30,000円、第3回を再受験する場合は10,000円となります。合格発表はすべてインターネットで行われ、第1回は1月24日、第2回は1月26日、第3回は2月3日に発表されます。

春日部共栄高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

春日部共栄高校では、受験生と保護者を対象とした個別相談会を開催しています。2025年11月29日と12月20日の土曜日に、午前の部が9時から12時まで、午後の部が13時から15時まで実施される予定です。

会場は埼玉県春日部市上大増新田213番地にある本校で行われます。最寄り駅は東武野田線の豊春駅です。参加を希望する方は、学校のホームページから事前に予約が必要になります。

当日は上履きを持参してください。個別相談会では、各コースの特徴や入試の詳細、学校生活について直接質問できますので、不明点を解消する良い機会となります。

日程や内容は変更になる可能性がありますので、参加する前には必ず学校のホームページで最新情報を確認することをおすすめします。学校の雰囲気を実際に感じることができる貴重な機会ですので、積極的に参加してみましょう。

春日部共栄高校はなぜ人気？まとめ

春日部共栄高校は、偏差値63から69を誇る埼玉県内でも最高難易度の私立高校として高い人気を集めています。1980年創立の歴史ある学校として、充実した教育環境と確かな進学実績が魅力です。

豊春駅から通学できる利便性の高い立地にあり、多彩な部活動では強豪部が大会で実績を残すなど、文武両道の環境が整っています。文化祭や体育祭、修学旅行といった行事も充実しており、高校生活を存分に楽しめる学校です。

入試は最高難易度レベルとなりますが、その分しっかりとした学力を身につけることができ、優れた進路実績につながっています。学費や制服、具体的な入試情報についても事前にしっかり確認しておくことが大切です。

春日部共栄高校への進学を検討されている方は、ぜひオープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の学校の雰囲気を体験してみてください。充実した高校生活と確かな進路実現に向けて、春日部共栄高校は最適な選択肢となるでしょう。