栃木県で高校選びをしている中学生や保護者の皆さん、「國學院大學栃木高校」という名前を聞いたことはありますか？偏差値46から68という幅広いコース設定と、充実した進学実績で注目を集めているこの学校。

でも、実際のところどんな高校なのか、部活動や学校生活の雰囲気はどうなのか、入試の難易度や学費はどれくらいなのか、気になることがたくさんありますよね。

この記事では、國學院大學栃木高校の基本情報から偏差値、学校生活の特徴、そして入試情報まで、受験を考える上で知っておきたい情報を徹底的にリサーチしました。この記事を読めば、國學院大學栃木高校があなたのお子さんに合った学校かどうか、しっかりと判断できるようになります。

國學院大學栃木高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：國學院大學栃木高校 校舎画像

國學院大學栃木高校は1962年に創立された私立の共学校として、栃木県内で確かな実績を積み重ねてきました。最大の魅力は4つのコース制による細やかな進路指導と、部活動で培われる人間力の両立にあります。偏差値46から68まで幅広いレベルに対応し、生徒一人ひとりの目標に応じた教育環境を整えている点が多くの受験生から支持される理由となっています。

難関大学を目指す特別選抜Sコースから、基礎を固めながら大学進学を実現する文理コースまで、それぞれの学力と志望に合わせた選択が可能です。また、國學院大學への進学実績も安定しており、系列校としてのメリットを活かせる環境も整備されています。

私立國學院大學栃木高校の基本情報

國學院大學栃木高校は栃木県栃木市平井町608に位置し、2024年9月時点で全校生徒数は約900名在籍しています。普通科のみの設置ですが、特別選抜Sコース、特別選抜コース、選抜コース、文理コースの4コース制を採用し、入学後の学力伸長に応じてきめ細かな指導を展開しています。

2025年度の募集人員は合計600名で、そのうち文理コースが270名と最も多く、次いで特別選抜コースと選抜コースがそれぞれ150名、特別選抜Sコースが30名となっています。入学試験は第1回から第3回まで複数回実施され、一般入試・推薦入試・体育技能入試の3つの区分で生徒を受け入れています。

受験料は18,000円ですが、再受験の場合は10,000円に減額される制度があり、複数回受験を検討している受験生にとって経済的な配慮がなされています。初年度納入金は684,200円で、入学手続き時に201,000円、1年時終了までに483,200円を納入する仕組みです。

國學院大學栃木高校の最寄り駅は大平下駅！周辺環境は？

國學院大學栃木高校の最寄り駅は大平下駅ですが、実際には多くの生徒がJR両毛線栃木駅からスクールバスを利用して通学しています。栃木駅から学校までは路線バスで約15分の距離にあり、学校周辺は住宅地と田園地帯が調和した静かな環境が広がっています。

学習に集中できる落ち着いた立地でありながら、近隣には大型商業施設や公共施設もあるため、学校帰りの買い物や休日の過ごし方にも困りません。また、栃木駅前には学園教育センターが設置されており、月曜日から金曜日は20時30分まで、土曜日は18時まで自学自習の場として活用できます。

遠方から通学する生徒のために学生寮も完備されており、県外や栃木県内でも通学に時間がかかる地域から入学する生徒にとって安心の環境が整えられています。郊外に位置することで広大な敷地を確保でき、2,000名収容可能な体育館兼講堂（四十周年記念館）をはじめとする充実した施設が配置されています。

國學院大學栃木高校の部活動の種類

國學院大學栃木高校では運動部17部、文化部16部が活動しており、過去3年間で全国大会に出場した部活動には野球部、ハンドボール部、バレーボール部、柔道部、薙刀部、ラグビー部といった運動部に加え、書道部、ミュージカル部、天文部、囲碁・将棋部などの文化部も全国レベルの実績を誇っています。

運動部では特にハンドボール部が男女ともに活発で、平日は15時30分から18時30分まで、土日祝日も長時間練習を行う本格的な活動を展開しています。野球部も平日19時まで、休日は8時30分から14時まで練習時間を確保し、甲子園を目指す環境が整っています。

文化部では吹奏楽部が平日15時30分から18時、授業日の土曜日は13時30分から17時と長時間活動し、地域のイベントや学校行事で演奏を披露しています。第1・3・5土曜日は特別講座が実施されるため、多くの部活動が授業日と休業日で活動時間を調整しながら、学業と部活動の両立を実現できるスケジュールを組んでいます。また、応援部チアや箏曲部など、他校では珍しい部活動も設置されており、多様な興味関心に応える選択肢が用意されています。

國學院大學栃木高校の偏差値は？受験は最高難易度

國學院大學栃木高校は4つのコースで構成され、それぞれのコースごとに偏差値が大きく異なります。最も難易度が高い特別選抜Sコースから、幅広い生徒の進路に対応する文理コースまで、偏差値46から68という幅を持ち、受験生の学力レベルに応じた選択が可能となっています。

コースによって偏差値の差が22ポイントもあることから、自分の学力に合わせたコース選択が合格への鍵となります。特に上位コースを目指す場合には、県内でもトップクラスの学力が求められるため、早期からの対策が欠かせません。

國學院大學栃木高校の偏差値は46 – 68！

偏差値68の特別選抜Sコースは栃木県内の私立高校の中でも最高水準に位置します。このコースでは国公立大学の最難関校合格を目標とし、実際に東北大学や名古屋大学などへの進学実績を残しています。

偏差値60程度の特別選抜コースと選抜コースは、難関私立大学やG・MARCHを目指す生徒向けです。2025年度の合格実績を見ると、早稲田大学2名、慶應義塾大学2名、明治大学8名など、確実に成果を上げています。

偏差値46の文理コースは募集人数が270名と最も多く、日東駒専レベルの大学進学を目指せます。日本大学や東洋大学など有名私大への進学者も多数輩出しており、基礎学力から着実に伸ばしたい受験生に適したコースといえます。

國學院大學栃木高校の学力レベルの目安は最高難易度

特別選抜Sコースの偏差値68は、県内の公立トップ校である宇都宮高校に匹敵するレベルです。このコースに合格するには、中学校で常に学年上位を維持し、模試で偏差値65以上を安定して取る必要があります。

入試では一般入試で5教科または3教科を受験しますが、スライド合格制度があるため、第一志望のコースに届かなくても得点に応じて他コースで合否判定されます。ただし推薦入試ではこの制度が適用されないため、確実に合格できる学力を身につけてから出願することが求められます。

第1回から第3回まで3回の入試機会があり、再受験の場合は受験料が10,000円に減額されます。このシステムを活用すれば、第1回で上位コースに挑戦し、結果を見て第2回や第3回で戦略を練り直すことも可能です。

國學院大學栃木高校の制服や部活、活動行事

引用：國學院大學栃木高校 制服画像

國學院大學栃木高校では、制服を着用して学校生活を送ります。部活動は運動部と文化部を合わせて多数のクラブがあり、野球部やハンドボール部などは全国大会に出場する実績を持っています。年間を通じて様々な学校行事が開催され、生徒たちは勉学と並行して充実した高校生活を過ごすことができます。

強豪部・実績（大会出場など）

國學院大學栃木高校には過去3年間で全国大会出場を果たした運動部が多数存在しています。野球部は平日に15時40分から19時まで、土日は8時30分から14時まで活動しており、全国大会出場の実績を誇ります。

ハンドボール部は男女ともに全国大会出場を経験しており、男子は土日祝に9時30分から16時まで、女子は12時30分まで活動しています。バレーボール部も全国大会に出場した実績があり、平日は15時30分から18時30分、休日は9時から16時まで練習に取り組んでいます。

柔道部や薙刀部も全国大会出場を果たしており、特に薙刀部は月曜日を休養日として、平日15時30分から18時まで活動しています。ラグビー部は平日16時から18時30分、休業日の土日には9時から15時30分まで練習を行い、全国大会に出場した経験を持ちます。

文化部では書道部、ミュージカル部、天文部、囲碁・将棋部が全国大会出場の実績を残しています。ミュージカル部は平日16時から18時30分まで活動し、行事前には休日も練習を行うなど、文化系でも高いレベルを目指して活動しています。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

國學院大學栃木高校の年間行事には入学式に始まり、芸術鑑賞会や校内競技大会など様々なイベントが用意されています。校内競技大会では生徒たちがクラス対抗で競い合い、普段の授業とは異なる一面を見せる機会となっています。

國學院祭と呼ばれる文化祭では、各クラスやクラブが日頃の活動成果を発表します。展示や模擬店、ステージ発表など多彩な企画が実施され、生徒たちの創意工夫が光るイベントです。

サマースクールは夏季に実施され、通常の授業では体験できない学習プログラムに参加できます。希望者を対象とした海外研修も用意されており、国際感覚を養う機会が提供されています。

冬季には全校マラソン大会が開催され、生徒たちは体力づくりと完走を目指して挑戦します。四十周年記念館として知られる2,000名収容の体育館兼講堂では、入学式や卒業式などの式典が厳粛な雰囲気の中で執り行われ、節目となる行事を迎えます。

國學院大學栃木高校の学校生活の特徴

國學院大學栃木高校は栃木県栃木市平井町に位置する私立高校で、JR両毛線大平下駅が最寄り駅となります。校訓「たくましく 直く 明るく さわやかに」のもと、頭と心と体の力をバランスよく育む教育方針を掲げています。

普通科に4つのコースを設置しており、2024年9月現在の生徒数は全学年合わせて約900名が在籍しています。特別選抜Sコースから文理コースまで、それぞれの進路目標に応じた学びの環境が整っています。

校内には2,000名を収容できる体育館兼講堂（四十周年記念館）をはじめ、学生寮、トレーニングルーム、自習室など充実した設備を完備しています。栃木駅前には学園教育センターを設け、平日は20時30分まで、土曜日は18時まで生徒が自学自習の場として利用できる環境を提供しています。

國學院大學栃木高校の特色は？1962年創立の歴史

1962年に創立された國學院大學栃木高校は、60年以上の歴史を持つ伝統校です。開校以来、「鍛える教育」を実践し続け、学力向上だけでなく礼儀やマナーを重視した人間教育に力を注いできました。

栃木県栃木市平井町の郊外に広がるキャンパスは、住宅地と田園地帯に囲まれた静かな環境に位置しています。落ち着いた学習環境の中で、生徒たちは日々の学びに集中できる空間が広がっています。

芸術鑑賞会、校内競技大会、國學院祭（文化祭）、全校マラソン大会など年間を通じて多彩な学校行事を実施しています。希望者向けの海外研修プログラムも用意されており、国際的な視野を広げる機会も提供しています。第1・3・5土曜日には特別講座を開講し、授業時数を最大限に確保することで放課後の時間を部活動や自習に充てられる仕組みを整えています。

國學院大學栃木高校の学費

2025年度の初年度納入金は合計684,200円となっています。内訳は入学手続き時に201,000円、1年時終了までに483,200円を納入する形式です。

入学金は180,000円で、授業料は年額205,200円となります。この授業料は月額27,000円から高校等就学支援金の月額9,900円を差し引いた金額で設定されています。施設費として年額170,000円、その他の費用として年額129,000円が必要です。

入学手続きは単願と併願で締切日が異なります。第1・2回入試の単願は2025年1月20日まで、併願は3月13日までとなっています。第3回入試の単願は2月3日まで、併願は同じく3月13日までに入学金を納入する必要があります。2025年3月31日までに入学時の学費等についての納入を完了することで、正式に入学手続きが完了します。

國學院大學栃木高校の進路実績

2025年度の進学実績では、國學院大學への合格者数が83名と最も多く、系列大学への進学を希望する生徒が多い傾向にあります。国公立大学では宇都宮大学に3名、群馬大学に3名、秋田大学に3名が合格しました。

難関私立大学への合格実績も充実しており、早稲田大学と慶應義塾大学にそれぞれ2名、上智大学に3名が合格しています。MARCH（明治・青山学院・立教・中央・法政）では、中央大学9名、明治大学8名、青山学院大学8名、法政大学7名という結果を残しました。

東京理科大学には7名、芝浦工業大学には10名が合格し、理系志望の生徒にも対応した指導体制が機能していることがわかります。防衛大学校への合格者も10名と安定した実績を維持しており、幅広い進路選択を支援する体制が整っています。過去3年間の実績を見ても、国公立大学や難関私立大学への合格者を継続的に輩出しており、5教科7科目に対応したカリキュラムが進学実績に結びついています。

國學院大學栃木高校の入試情報

國學院大學栃木高校の2025年度入試は、受験生の多様なニーズに応えるため複数回の試験機会を設けています。一般入試、推薦入試、体育技能入試の3つの試験区分があり、それぞれ単願と併願での受験が可能です。

第1回から第3回まで3回の試験日程が用意されており、受験生は自分の状況に合わせて複数回チャレンジできる仕組みになっています。

國學院大學栃木高校の入試情報まとめ

國學院大學栃木高校の2025年度入試は、第1回が1月6日、第2回が1月7日、第3回が1月25日に実施されます。推薦入試と体育技能入試は第1回入試のみで実施され、第2回と第3回は一般入試のみとなります。

出願方法は、インターネットでの出願登録後に必要書類を郵送または窓口に提出する形式です。第1・2回入試の出願期間は2024年11月20日から12月16日まで、第3回入試は2025年1月8日から1月21日までとなっています。受験料は18,000円ですが、再受験の場合は10,000円に減額されます。

入試科目は、推薦入試が面接のみ、体育技能入試が国語・英語・数学と面接、一般入試が3科目または5科目から選択できます。一般入試の単願受験者のみ面接が実施されます。スライド合格制度が設けられており、第一志望のコースの合格点に達しない場合でも、得点に応じて他のコースでの合否判定を受けられます。ただし推薦入試にはこの制度は適用されません。

合格発表は第1・2回入試が1月11日16時、第3回入試が1月27日16時にインターネットで行われます。単願の入学金納入期限は第1・2回が1月20日、第3回が2月3日となっており、併願の場合は両方とも3月13日まで延長されます。最終的な入学手続きは3月31日までに完了する必要があります。

國學院大學栃木高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

國學院大學栃木高校では、受験を検討している中学生と保護者を対象に入試説明会と個別相談を実施しています。2025年12月7日には9時30分から学園教育センターで開催予定です。

イベント内容は学校説明、校内見学、個別相談の3部構成となっており、受験生が学校の雰囲気を直接体感できる機会となっています。個別相談では、各コースの特徴や入試制度、学校生活など具体的な質問に対応してもらえます。

参加には事前予約が必要となっていますので、学校のホームページから申し込み手続きを行ってください。12月7日の会場は通常の本校キャンパスではなく、栃木駅前にある学園教育センターでの開催となりますので、当日の会場を間違えないよう注意が必要です。開催日程や内容は変更される可能性もあるため、参加前に必ず学校の公式ホームページで最新情報を確認することをお勧めします。

國學院大學栃木高校はなぜ人気？まとめ

國學院大學栃木高校は、偏差値46から68という幅広いコース設定で、多様な学力レベルの生徒に対応している栃木県の人気私立高校です。1962年創立の長い歴史を持ち、充実した教育環境が整っています。

最寄り駅は東武日光線の大平下駅で、アクセスも良好です。部活動は運動部・文化部ともに充実しており、強豪部は全国大会への出場実績もあります。文化祭や体育祭、修学旅行などの学校行事も活発に行われ、充実した高校生活を送ることができます。

進路実績も優れており、國學院大學への内部進学はもちろん、難関大学への合格者も多数輩出しています。学費や入試情報、オープンキャンパスなどのイベント情報は学校公式サイトで確認できます。

國學院大學栃木高校への入学を検討されている方は、ぜひオープンキャンパスに参加して、実際の学校の雰囲気を体感してみてください。自分に合った学習環境かどうか、直接確かめることが進路選択の第一歩となります。