大谷高校はなぜ人気?偏差値51 – 66の私立校の評判をリサーチ!
「大谷高校って、偏差値も幅広いし、実際どうなの?」京都の私立高校選びで迷っている中学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
偏差値51から66という幅広いコース設定、京都大学をはじめとする難関大学への合格実績、そして1875年創立という歴史ある伝統校。大谷高校には多様な魅力が詰まっています。
本記事では、大谷高校の基本情報から偏差値、学費、進路実績、入試情報まで徹底解説します。東福寺駅から通える立地や部活動の実績、バタビアコースやインテグラルコースなど各コースの特色もご紹介。
この記事を読めば、お子さんに合った進路選択ができ、自信を持って受験準備を進められるようになります。
| 創立年 | 1875年 | 偏差値 | 51 – 66 |
|---|---|---|---|
| 共学・別学 | 共学 | 公立・私立 | 私立 |
大谷高校はなぜ人気?基本データを解説

引用:大谷高校 校舎画像
京都市東山区に位置する大谷高校は、1875年の創立以来、長い歴史と伝統を持つ私立学校として多くの生徒に選ばれています。偏差値51から66という幅広いレンジで、多様な学力層の生徒が自分に合ったコースで学べる点が魅力です。
親鸞聖人のこころを建学の精神とし、「樹心」(人と成る)という教育理念のもと、真の人間形成を目指した教育を実践しています。男子813名、女子702名が在籍する共学校で、バタビアコースとインテグラルコースという2つの大きなコース体系を設けています。
バタビアコースはさらにマスタークラス、グローバルクラス、コアクラスに分かれており、国公立大学を目指す生徒から海外大学進学を視野に入れる生徒まで、幅広い進路希望に対応できる体制を整えています。
私立大谷高校の基本情報
大谷高校は京都府京都市東山区今熊野池田町12に所在し、JR奈良線および京阪本線の東福寺駅が最寄り駅となります。2026年度の初年度納入金は908,000円で、入学金140,000円、授業料552,000円、施設費60,000円、その他156,000円という内訳です。
この他に教科書代約30,000円、制服・体育用服装代90,000円から100,000円程度、ノートパソコン代80,000円程度が別途必要になります。グローバルクラスを選択する場合は、2回の留学費用として約1,500,000円が追加でかかります。
原則隔週6日制を採用しており、土曜日は4限までの授業を実施しています。週1回の講堂礼拝や花まつり・報恩講といった宗教行事、9月の学園祭・体育大会、12月の選択型修学旅行など、年間を通じて多彩な学校行事が組まれています。
大谷高校の最寄り駅は東福寺駅!周辺環境は?
東福寺駅から徒歩圏内にある大谷高校は、東山の山懐に抱かれた静かな環境に位置しています。周辺には泉涌寺や東福寺といった歴史ある古刹が点在し、京都国立博物館も近くにあります。
このような知的、情的環境に優れた立地は、日常的に歴史や文化に触れながら学べる貴重な教育環境といえるでしょう。東山の自然に囲まれた落ち着いた雰囲気の中で、生徒たちは集中して学習に取り組むことができます。
校内施設も充実しており、プール、体育館、クラブハウス、学食、コンビニエンスストア、屋上テラス、トレーニングルーム、自習室、シャワールームなどを完備しています。校内各所に自習スペースが設けられているため、放課後も学習環境が整っています。
大谷高校の部活動の種類
大谷高校では運動部16部、文化部18部が活動しており、スキー部、柔道同好会、軽音楽部、GSI部、競技かるた部は過去3年間で全国大会出場を果たしています。運動部ではサッカー部、硬式野球部、男子バレーボール部、男子バスケットボール部、女子ハンドボール部などが週6日から7日活動しています。
文化部では吹奏楽部が週6日の活動を行い、科学部、放送部、マルチメディア部など活動日数を限定した部活動も多数あります。茶道部、華道同好会といった日本文化系の部活動や、韓国言語文化部のような語学系の部活動も設けられています。
インテグラルコースでは学業とクラブ活動の両立を目指すカリキュラムが組まれており、多くの生徒が部活動に打ち込みながら協定校指定校推薦などの制度を利用して大学進学を実現しています。各部活動は原則として週1日の休みを設定し、生徒の健全な成長に配慮した運営を行っています。
大谷高校の偏差値は?受験は最高難易度
大谷高校は1875年に創立された京都市東山区にある私立高校で、偏差値は51から66の幅があります。コースによって難易度が異なるため、自分の学力や進路希望に合わせた選択が可能になっています。
最寄り駅は東福寺駅で、周辺には泉涌寺や東福寺といった古刹、京都国立博物館など、歴史と文化に恵まれた環境に位置しています。
大谷高校の偏差値は51 – 66!
大谷高校の偏差値は51から66まで幅広く設定されており、この数値の違いはコースとクラスによって決まります。最も高い偏差値66を誇るのがバタビアコース・マスタークラスで、国公立大学への進学を目指す特進クラスです。
バタビアコース・グローバルクラスとコアクラスは偏差値60前後に設定されており、グローバルクラスでは2度の留学プログラムを通じて国際人としての基礎を築きます。コアクラスは英語・数学・国語で習熟度別授業を実施し、3教科受験型の難関私立大学から5教科受験型の国公立大学まで幅広い進路に対応しています。
インテグラルコースは偏差値51程度で、学業とクラブ活動の両立を重視したカリキュラムを組んでいます。協定校指定校推薦などの推薦制度を活用し、ほとんどの生徒が大学へ進学する実績を持っています。
大谷高校の学力レベルの目安は最高難易度
大谷高校のバタビアコース・マスタークラスは京都府内でも最高難易度に位置する学力レベルです。2025年の進学実績を見ると、京都大学2名、京都工芸繊維大学8名、滋賀大学7名、大阪公立大学7名など、国公立大学への合格者を多数輩出しています。
私立大学では立命館大学167名、龍谷大学281名、近畿大学151名、同志社大学56名、関西大学94名と関関同立への合格者数も充実しています。早稲田大学5名、慶應義塾大学1名といった首都圏の難関私立大学への進学者も確認できます。
入試は前期A~D、前期G、後期Eの複数の試験区分が設けられており、前期A~Dでは国語・数学・英語・社会・理科の5教科が課されます。前期Gは国語・小論文・英語に加えて個人面接があり、後期Eは国語・数学・英語の3教科受験です。男女合わせて400人の募集人員に対して、受験料は20,370円となっています。
大谷高校の制服や部活、活動行事

引用:大谷高校 制服画像
大谷高校では制服を着用します。学校生活を充実させる要素として、多彩な部活動と季節ごとの学校行事が用意されています。運動部は16部、文化部は19部が活動しており、全国大会に出場する実力を持つ部活も複数存在します。
週1回の講堂礼拝をはじめ、浄土真宗の学校として花まつりや報恩講といった宗教行事を実施しています。9月には学園祭と体育大会が開催され、生徒たちの熱気に包まれます。高校2年生の12月には国内外5コースから選べる修学旅行があり、自分の興味や目標に合わせて行き先を選択できます。
プールや学生寮、トレーニングルーム、食堂、コンビニエンスストアなど施設が充実しており、放課後も快適に過ごせる環境が整っています。校内各所に自習スペースが設けられ、部活動で忙しい生徒でも学習時間を確保できる配慮がなされています。
強豪部・実績(大会出場など)
過去3年間で全国大会に出場した実績を持つ部活は、運動部ではスキー部と柔道同好会、文化部では軽音楽部、GSI部、競技かるた部の5つです。スキー部は週5〜6日の活動で、水土日のうち1〜2日を休みとしながら全国レベルの技術を磨いています。
柔道同好会は週6日活動し、少数精鋭で全国の舞台に挑んでいます。文化部では競技かるた部が月・水・金と土曜日に練習を重ね、競技かるたの全国大会で活躍しています。軽音楽部は週6日という活発な活動日数で技術を高め、全国規模のコンテストに出場する実力を備えています。
GSI部は火・金と土曜日に活動し、グローバルな視点を持った探究活動で全国大会に参加しています。各部とも週4〜7日の活動日を設けながら、原則として週1日は休養日を確保する体制を取っています。テニス部やコーラス部のように週1〜4日の活動で、学業との両立を重視する部活も多数あります。
主要行事(文化祭・体育祭・修学旅行)
9月に開催される学園祭では、各クラスや部活動が日頃の成果を発表します。ステージ発表や模擬店、展示など多様な企画が並び、東山の校舎全体が活気に包まれます。同じく9月の体育大会では、クラス対抗のリレーや団体競技で一致団結し、学年を超えた交流が生まれます。
高校2年生の12月に実施される修学旅行は、国内外5コースから自分で選択できる点が特徴です。海外コースを選べば国際感覚を養えますし、国内コースでは日本の歴史や文化を深く学べます。自分の進路や興味関心に応じて行き先を決められるため、単なる観光旅行ではなく学びの機会として位置づけられています。
芸術鑑賞の機会も設けられており、本物の芸術に触れることで感性を磨きます。親鸞聖人の教えを建学の精神とする学校として、花まつりでは釈迦の誕生を祝い、報恩講では宗祖の恩徳を偲びます。週1回の講堂礼拝を通じて、日常の忙しさから離れて自分自身を見つめ直す時間を持ちます。これらの宗教行事は、「樹心」という教育理念を実践する場となっています。
大谷高校の学校生活の特徴
大谷高校は京都市東山区に位置する私立の共学校で、東福寺駅から通学しやすい立地にあります。泉涌寺や東福寺といった歴史ある寺院に囲まれた環境で学ぶことができ、京都国立博物館も近くにあることから、日常的に文化や歴史に触れながら高校生活を送れます。
男子813名、女子702名が在籍しており、週1回の講堂礼拝や花まつり・報恩講などの宗教行事を通じて、親鸞聖人の教えに基づく「樹心」の精神を学びます。9月には学園祭と体育大会が開催され、12月には高校2年生が国内外5コースから選択できる修学旅行に参加します。
施設面では、プールやトレーニングルーム、学食やコンビニエンスストア、屋上テラスなどが整備されており、校内各所に自習スペースが設けられています。原則として隔週6日制を採用しており、土曜日は4限までの授業を実施しています。
大谷高校の特色は?1875年創立の歴史
大谷高校は1875年に創立された、150年近い歴史を持つ学校です。親鸞聖人のこころを建学の精神とし、「樹心」という言葉を教育理念の中心に据えています。これは鎌倉時代に親鸞聖人が名も無き大衆に向けて、真実の教えに自分自身を照らし、真の人となることを願われた言葉に由来します。
教育面では4つのコースを設置しており、それぞれの進路目標に応じた学びを提供しています。バタビアコースマスタークラスは国公立大学受験に対応したハイレベルな授業を展開し、2019年度から新設されたグローバルクラスでは2度の留学を柱とした国際人育成プログラムを実施しています。
バタビアコースコアクラスでは英語・数学・国語で習熟度別授業を行い、夏期・冬期・春期の講習も必修選択として力を入れています。インテグラルコースは学業とクラブ活動の両立を目指し、協定校指定校推薦などの推薦制度を中心にほとんどの生徒が大学へ進学します。
大谷高校の学費
2026年度参考の初年度納入金は、入学手続き時に140,000円の入学金を納め、1年時終了までに授業料552,000円、施設費60,000円、その他156,000円を納入します。初年度年額の合計は908,000円となります。
その他の費用として、雑費A(教材・アプリ代など)が3~5万円、雑費B(講習・模試代)が約5万円かかり、合計8~10万円を3期に分けて徴収します。雑費は年度末に精算され、使用していない額は返金される仕組みになっています。コースやクラスによって金額が異なる点に注意が必要です。
上記以外に、教科書代が3万円程度、制服・体育用服装代が9~10万円程度、ノートパソコン代が8万円程度必要になります。グローバルクラスを選択する生徒は、別途留学費用として2回分で150万円程度の費用がかかります。受験料は20,370円で、受験料20,000円と合否結果通知書370円が含まれます。
大谷高校の進路実績
2025年3月卒業生の進路実績を見ると、国公立大学では京都大学に2名、京都工芸繊維大学に8名、滋賀大学に7名、大阪公立大学に7名、兵庫県立大学に6名が合格しています。京都府立医科大学や滋賀医科大学への医学部合格者も輩出しており、幅広い国公立大学への進学を実現しています。
私立大学では、関西圏の難関私立大学への合格者が多数を占めています。立命館大学167名、近畿大学151名、龍谷大学281名、関西大学94名、同志社大学56名、関西学院大学38名という実績があり、関関同立への合格者数は合計355名に上ります。京都産業大学や佛教大学、京都橘大学など地元京都の大学への進学者も多く見られます。
首都圏の難関私立大学にも進学実績があり、早稲田大学5名、慶應義塾大学1名、上智大学1名、明治大学1名、青山学院大学2名、法政大学4名が合格しています。系列校である大谷大学には49名が進学しており、指定校推薦などの推薦制度を活用した進学も充実しています。
大谷高校の入試情報
大谷高校は2025年度の入試において前期と後期の複数回にわたる受験機会を設けており、受験生が自分に合った試験区分を選択できる柔軟な制度を採用しています。前期では7つの試験区分が用意されており、一般的な5教科型の試験だけでなく、グローバルクラス志望者向けの特別な試験区分も設定されています。出願は2025年1月17日から1月24日までの期間に郵送で受け付けており、期間内の消印が有効となります。受験料は20,000円と合否結果通知書代370円を合わせた20,370円で、合格発表は専用サイトを通じて行われます。
大谷高校の入試情報まとめ
大谷高校の入試は前期が2025年2月10日、後期が2025年2月12日に実施され、合格発表は2月13日の18時30分に合否結果専用サイトで確認できます。前期試験はA・B・C1・C2・C3・D・Gの7つの区分に分かれており、前期A~Dでは国語・数学・英語・社会・理科の5教科を受験します。前期Gはグローバルクラス志望者向けの特別試験で、国語・小論文・英語に加えて個人面接が実施されます。後期Eは国語・数学・英語の3教科で実施され、前期で思うような結果が得られなかった受験生にも再チャレンジの機会が与えられています。
入学手続きは専願と併願で期限が異なる点に注意が必要です。専願の場合は入学手続き料と必要事項の登録を2月14日から2月17日までに完了させます。併願の受験生は公立高校の合格発表翌日の16時まで手続き期間が延長されるため、公立高校の結果を確認してから最終判断ができます。校費第1期分の納入はいずれも3月19日までとなっており、余裕を持った手続きが可能です。男女合わせて400人の募集人員に対し、グローバル特別推薦や帰国生入試については直接学校への問い合わせが必要となります。
大谷高校のオープンキャンパスなどのイベント情報
大谷高校では受験を検討している中学生と保護者に向けて、学校の雰囲気や教育内容を直接確認できる複数のイベントを開催しています。2025年12月6日の14時から開催される入試説明会では、学校全体の説明に加えてコース・クラス別の詳細な説明会が実施され、バタビアコースとインテグラルコースそれぞれの特色を理解できます。この日は食堂やコンビニも利用可能なため、校内の施設環境を実際に体験しながら学校生活をイメージできるでしょう。個別相談コーナーも設けられており、入試に関する具体的な質問や進路相談にも対応してもらえます。
予約制個別相談会は11月15日と12月13日の2回にわたって開催され、10時から16時まで長時間対応しています。この個別相談会では家庭ごとの状況に応じたきめ細かなアドバイスを受けられるため、自分の学力や志望するコースについてじっくり相談したい受験生に適しています。予約制のため待ち時間が少なく、落ち着いた環境で相談できる点が魅力です。イベントの日程や内容は学校のホームページで随時更新されるため、参加前に最新情報を確認しておくことをおすすめします。東福寺駅から近い立地のため、京都市内や近隣地域からのアクセスも便利です。
大谷高校はなぜ人気?まとめ
大谷高校は、1875年創立の長い歴史と伝統を持つ京都の私立高校です。偏差値51から66という幅広いコース設定により、多様な学力レベルの生徒が自分に合った環境で学べる点が大きな魅力となっています。
東福寺駅から徒歩圏内という便利な立地に加え、充実した部活動では全国大会に出場する強豪部も複数あり、文武両道を実現できる環境が整っています。文化祭や体育祭、修学旅行などの学校行事も活発で、充実した高校生活を送ることができます。
進路実績も優れており、国公立大学や難関私立大学への合格者を多数輩出しています。学費については私立高校として標準的な水準となっており、手厚い教育サポート体制を考えれば納得できる内容です。
大谷高校への入学を検討されている方は、オープンキャンパスや学校説明会に参加して、実際の校風や雰囲気を体感してみることをおすすめします。自分の目標や学力に合わせたコース選択ができる大谷高校で、充実した高校生活を送ってみませんか。