和光国際高校はなぜ人気?偏差値61の公立校の評判をリサーチ!
埼玉県にある和光国際高校は、偏差値61の公立校でありながら、東京外国語大学や早慶上智など難関大学への合格実績が豊富で、県内外から受験生が集まる人気校です。
「国際系の高校に興味があるけれど、私立は学費が心配」「公立でしっかり語学力を身につけられる学校はないだろうか」と悩んでいる中学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、和光国際高校の偏差値や入試難易度、外国語教育の特色、充実した部活動や学校行事、そして気になる進路実績まで、受験を検討する上で知っておきたい情報を網羅的にまとめました。
この記事を読めば、和光国際高校が自分に合った学校かどうか、具体的に判断できるようになります。
| 創立年 | 1987年 | 偏差値 | 61 |
|---|---|---|---|
| 共学・別学 | 共学 | 公立・私立 | 公立 |
和光国際高校はなぜ人気?基本データを解説
引用:和光国際高校 校舎画像
和光国際高校は埼玉県和光市に位置する公立高校で、1987年の創立以来、外国語教育と国際理解教育に力を注いできました。偏差値61という難易度でありながら、充実した語学プログラムと豊富な国際交流の機会が魅力です。
普通科と外国語科の2学科を設置し、4名の英語ALTが常駐する環境で実践的な語学力を育成しています。令和8年度からは外国語科が国際科へと名称変更され、さらなる教育内容の充実が期待されています。
公立和光国際高校の基本情報
和光国際高校は男子338名、女子601名が在籍する共学の公立高校です。初年度納入金は入学金5,650円と授業料118,800円で、これに加えてPTA会費や後援会費、生徒会費、冷房設備負担金、学年費が別途かかります。
普通科では総合的な学力を伸ばして大学入試に対応する力を養い、外国語科では英語の授業時間が多く第二外国語が必修となっています。国際社会で必要とされるグローバルリーダーの育成を教育理念に掲げ、授業改善と自学自習の充実により生徒の第一志望の進路実現を目指しています。
和光国際高校の最寄り駅は和光市駅!周辺環境は?
和光市駅が最寄り駅となる和光国際高校は、埼玉県和光市広沢4-1に所在します。和光樹林に隣接しており、周囲が緑に囲まれた静かで自然豊かな環境が特徴です。
都心からのアクセスも良好でありながら、落ち着いた学習環境が整っている点が生徒や保護者から高く評価されています。校舎4階には外国語教育充実のため洋書やICT機器が充実しており、体育館や学食、コンピュータ室、テニスコート、トレーニングルーム、自習室など学習と部活動の両面をサポートする施設が揃っています。
和光国際高校の部活動の種類
運動部は12種類あり、サッカー部や陸上部、バレーボール部、バスケットボール部といった定番の部活から、少林寺拳法部やワンダーフォーゲル部まで幅広い選択肢があります。少林寺拳法部は過去3年間に全国大会出場の実績を持つ強豪です。
文化部は14種類が活動しており、吹奏楽部は全国大会出場の実績があります。ESS部やAEF部といった語学系の部活動は、外国語教育を重視する同校ならではの特色です。競技かるた部や写真部、演劇部、漫画研究部など多彩なジャンルが揃い、生徒の興味関心に応じた活動が可能となっています。
和光国際高校の偏差値は?受験は難関
和光国際高校への進学を考えている受験生にとって、偏差値や学力レベルは気になる情報でしょう。埼玉県内でも人気の高いこの高校は、外国語教育に力を入れた特色ある教育で知られています。
受験を検討する際には、自分の学力が合格ラインに達しているかを把握することが欠かせません。ここでは偏差値データをもとに、和光国際高校の学力レベルについて詳しく見ていきます。
和光国際高校の偏差値は61!
和光国際高校の偏差値は61となっており、埼玉県内の公立高校の中では上位に位置します。この数値は普通科と外国語科の両学科を含めた目安です。
偏差値61という数字は、模擬試験を受けた受験生全体の中で上位約20パーセント程度に入る学力を示しています。具体的には、5教科合計で安定して400点前後を取れる実力が求められるでしょう。
定期テストでは常に平均点を大きく上回る得点を維持し、苦手科目を作らないバランスの取れた学習が必要になります。特に外国語科を志望する場合は、英語の得点力を高めておくことが合格への近道となります。
和光国際高校の学力レベルの目安は難関
偏差値61の和光国際高校は、難関校に分類される学力レベルです。埼玉県内には多くの公立高校がありますが、その中でも上位グループに入ります。
難関校というレベルは、日々の授業をしっかり理解するだけでなく、自主的な学習習慣が身についている生徒が集まる環境を意味します。入学後は大学進学を見据えたカリキュラムが組まれており、2025年の進学実績では東京外国語大に3名、立教大に81名など難関大学への合格者を多数輩出しています。
受験対策としては、中学3年生の夏休み前から本格的に受験勉強を始め、過去問演習や応用問題に取り組む時間を確保することが望ましいでしょう。塾や通信教育を活用しながら、計画的に学習を進めていく姿勢が合格への鍵となります。
和光国際高校の部活・行事
和光国際高校では運動部と文化部を合わせて30以上のクラブ活動が展開されており、生徒の多様な興味関心に応えています。平日は16時前後から活動を開始し、土日も午前中を中心に練習に励む環境が整っています。全国大会に出場する実績を持つ部活動もあり、学業と両立しながら高いレベルで活動できる点が魅力です。
国際理解教育を重視する校風を反映した行事も充実しており、文化祭や体育祭といった伝統的な学校行事に加えて、海外ホームステイや英語キャンプなど国際色豊かなプログラムが年間を通じて実施されています。
強豪部・実績(大会出場など)
少林寺拳法部と吹奏楽部は過去3年間で全国大会出場の実績を誇る強豪部活動として知られています。少林寺拳法部は平日16時から19時まで活動し、水曜日を休養日としながら技術向上に取り組んでいます。土曜日は9時から12時まで基礎練習を中心に行い、全国レベルの競技力を維持しています。
吹奏楽部も平日16時から19時まで毎日活動し、アンサンブルやパート練習を重ねて演奏技術を磨いています。定期演奏会やコンクールに向けた練習では、部員全員が一体となって質の高い音楽表現を追求しています。
運動部ではサッカー部やバレーボール部、バスケットボール部が活発に活動しており、平日は約2時間、休日は午前中を使って基礎体力の向上と戦術理解を深めています。各部とも公式戦での上位進出を目指して日々練習に励んでいます。
主要行事(文化祭・体育祭・修学旅行)
みづのき祭は6月に文化祭、10月に体育祭として年2回開催される和光国際高校最大の学校行事です。文化祭では各クラスが演劇や展示を企画し、外国語科の生徒は英語やフランス語を使ったパフォーマンスを披露することもあります。体育祭では学年を超えたチーム編成で競技に臨み、リレーや大縄跳びなどで団結力を高めます。
修学旅行は2年生の11月にシンガポールへ行き、多民族国家の文化や歴史を学びます。現地では英語を使った市内散策やグループ研修を通じて、教室で学んだ語学力を実践する機会が設けられています。
1年生外国語科を対象とした英語キャンプも11月に実施され、ALTや外部講師とともに英語漬けの環境で集中的にコミュニケーション能力を鍛えます。夏季と春季には希望者がオーストラリア、イギリス、アメリカ、フランスへの短期留学に参加でき、1週間から2週間のホームステイを体験します。12月に開催される和国ONE DAY CAMPUSでは、大学教授を招いた模擬授業を受講し、進路選択の視野を広げる機会となっています。
和光国際高校の学校生活の特徴
和光国際高校は埼玉県和光市広沢に位置し、和光樹林に隣接した緑豊かな環境の中で学ぶことができます。普通科と外国語科の2学科体制で、4名の英語ALTが在籍するなど語学教育に力を入れているのが大きな魅力です。
学校行事は年間を通して多彩に実施されており、6月と10月には文化祭と体育祭を合わせた「みづのき祭」が開催されます。国際交流行事も充実しており、夏季休業中にはオーストラリアやイギリスへの短期留学、春季休業中にはアメリカやフランスへのホームステイプログラムが用意されています。
2年生の修学旅行ではシンガポールを訪れ、国際的な視野を広げる機会が設けられています。また1年生外国語科の生徒を対象とした英語キャンプや、日本語と英語の両方で行われるビブリオバトルなど、語学力を実践的に活用する場面が豊富にあります。
施設面では4階に洋書やICT機器が充実した外国語教育専用のフロアが設置されており、学食やトレーニングルーム、自習室なども完備されています。
和光国際高校の特色は?1987年創立の歴史
和光国際高校は1987年に創立された公立高校で、国際社会で必要とされるグローバルリーダーの育成を教育理念に掲げています。創立以来、外国語教育と国際理解教育を重視した独自のカリキュラムを展開してきました。
最大の特色は帰国生徒や外国人生徒の受け入れを積極的に行っている点です。多様な文化背景を持つ生徒が共に学ぶ環境は、国際感覚を自然に身につけることができる貴重な機会となっています。
外国語科では英語の授業時間が多く設定されているだけでなく、第二外国語が必修となっています。なお令和8年度からは外国語科が「国際科」へと名称変更される予定で、さらなる国際教育の充実が期待されています。
情報活用能力の育成にも力を入れており、情報技術研究部などの活動を通じて実践的なスキルを磨くことができます。外部機関との連携を推進し、教育力の向上を図る取り組みも行われています。
偏差値は61となっており、学力と語学力をバランスよく伸ばせる環境が整っています。
和光国際高校の学費
和光国際高校は公立高校のため、学費負担は比較的抑えられています。2025年度の初年度納入金を見ると、入学手続き時に必要な入学金は5,650円です。
1年時終了までに納める授業料は118,800円となっており、これは公立高校の標準的な金額設定です。施設費については別途の徴収項目として設定されていません。
ただし上記の金額以外に、PTA会費、後援会費、生徒会費、冷房設備負担金、学年費が別途必要になります。学年費には教材費や行事費用などが含まれるため、実際の年間負担額は上記の基本金額よりも増えることを考慮しておく必要があります。
特に和光国際高校では海外ホームステイや短期留学プログラムが充実しているため、これらに参加する場合は渡航費や滞在費などの追加費用が発生します。オーストラリア、イギリス、アメリカ、フランスなど複数の選択肢がありますので、希望する場合は早めに費用を確認しておくとよいでしょう。
和光市駅が最寄り駅となっており、通学の利便性も考慮に入れて検討できます。
和光国際高校の進路実績
和光国際高校の卒業生は幅広い進路を実現しています。2025年の合格実績を見ると、国公立大学では埼玉大学に7名、東京外国語大学に3名、東京学芸大学に2名が合格しており、地元の国公立大学を中心に着実な成果を上げています。
私立大学の合格実績では立教大学が81名と突出して多く、次いで東洋大学122名、大東文化大学82名、法政大学73名となっています。GMARCHレベルでは明治大学28名、青山学院大学12名、中央大学10名、上智大学11名、早稲田大学11名と、難関私立大学への進学者も多数輩出しています。
成蹊大学、成城大学、武蔵大学といった中堅私立大学への合格者も安定しており、武蔵大学には47名が合格しています。日東駒専では日本大学35名、東洋大学122名、駒澤大学36名、専修大学23名という結果です。
外国語教育に力を入れている特色が進路にも反映されており、津田塾大学8名、東京女子大学9名、日本女子大学8名など、語学教育に定評のある女子大学への合格実績も見られます。
総合的な学力育成により第一志望の進路実現を目指すカリキュラムが、多様な進学先への道を開いています。
和光国際高校の入試情報
和光国際高校への入学を検討している中学生にとって、入試に関する情報収集は欠かせません。埼玉県立の公立高校である和光国際高校は、普通科と外国語科の2学科を設置しており、それぞれの学科で異なる選抜方法を実施しています。
偏差値は61となっており、埼玉県内でも一定の学力が求められる高校です。和光市駅から通学できる立地の良さと充実した国際教育プログラムが人気を集めています。
和光国際高校の入試情報まとめ
和光国際高校の入試に関する詳細な情報は現在調査中となっています。埼玉県立高校の一般的な入試制度として、学力検査と調査書を組み合わせた選抜が行われます。
外国語科では英語教育に特化したカリキュラムを提供しているため、英語力を重視した選抜が実施される可能性があります。なお、令和8年度より外国語科は国際科へと名称が変更される予定です。
帰国生徒や外国人生徒の受け入れも積極的に行っており、多様なバックグラウンドを持つ生徒が学べる環境が整っています。入試に関する最新情報は、学校の公式ホームページで随時更新されますので、受験を検討している方は定期的に確認することをおすすめします。
和光国際高校のオープンキャンパスなどのイベント情報
和光国際高校では受験生向けに学校説明会を開催しています。2026年1月31日土曜日には本校にて10時から学校説明会が実施される予定です。
この説明会では全体説明のほか、個別相談や生徒企画、部活動見学などが行われます。ただし1月31日の回については個別相談のみの実施となりますので、参加を希望する場合は事前に内容を確認してください。
実際に在校生と話ができる機会や校舎内を見学できる機会は、学校の雰囲気を肌で感じられる貴重なチャンスです。外国語教育の充実した4階の設備や洋書が並ぶ図書スペース、ICT機器の活用状況などを直接確認できます。
開催日時や内容は状況により変更される可能性がありますので、参加前には必ず学校の公式ホームページで最新情報を確認してから訪問するようにしましょう。
和光国際高校はなぜ人気?まとめ
和光国際高校は、埼玉県和光市にある偏差値61の公立高校です。1987年の創立以来、国際理解教育を特色とした教育方針で多くの受験生から注目を集めています。
和光市駅から徒歩圏内という通学の利便性の高さに加え、充実した部活動と活発な学校行事が魅力となっています。強豪部の実績や文化祭・体育祭などの主要行事を通じて、生徒たちは充実した高校生活を送ることができます。
学力レベルは難関校に位置づけられており、入試では高い学力が求められます。しかし公立高校ならではの学費の安さと、着実な進路実績が保護者からも高い評判を得ています。
国際理解教育という明確な特色を持ちながら、部活動や行事も充実しているバランスの良さが、和光国際高校の人気の理由といえるでしょう。
受験を検討されている方は、オープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の学校の雰囲気を確かめてみることをおすすめします。