不二聖心女子学院高校はなぜ人気？偏差値58の私立校の評判をリサーチ！

静岡県裾野市の富士山麓、約21万坪という広大な敷地に広がる不二聖心女子学院高校。偏差値58の中堅校でありながら、上智大や早慶、聖心女子大など難関私大への進学実績を誇り、県内外から注目を集めています。

「娘に合う女子校を探しているけれど、不二聖心女子学院高校の評判や実際の学校生活はどうなの？」そんな疑問をお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、1953年創立の伝統あるカトリック校である不二聖心女子学院高校について、偏差値や入試情報、学費、進路実績、部活動の様子まで徹底リサーチしました。週5日制や中高一貫教育の特色、寄宿舎完備という環境、そして「魂・知性・実行力」を育む教育理念についても詳しく解説します。

不二聖心女子学院高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：不二聖心女子学院高校 校舎画像

不二聖心女子学院高校は、富士山を望む静岡県裾野市に位置するカトリック系の女子校として、県内外から注目を集めています。1953年の創立以来、キリスト教の価値観に基づいた教育を実践し、魂を育てる、知性を磨く、実行力を養うという3つの柱を軸に生徒を育成してきました。

中高一貫教育を基本としながらも高校からの入学も受け入れており、偏差値58という水準で質の高い教育を提供しています。約21万坪という広大な敷地には森や小川、茶畑まで備わり、自然環境に恵まれた学習空間が魅力です。

週5日制を昭和49年度から導入し、家族とのふれあいや自主学習の時間を確保する先進的な取り組みを続けてきました。寄宿舎も完備されており、遠方からの通学者にも対応しています。

私立不二聖心女子学院高校の基本情報

不二聖心女子学院高校は静岡県裾野市桃園198に所在し、1953年に設立された歴史あるカトリック系女子校です。設置区分は私立で、普通科のみを設置しています。

2026年度の入試では不二聖心高1AOという試験区分で5名程度を募集します。入試科目は国語・英語の2科または数学・英語の2科から選択でき、個人面接と親子面接を試験日に実施します。出願期間は2026年1月15日から1月30日まで、試験日は2月3日、受験料は17,000円です。

学費は初年度納入金が1,078,600円で、入学手続き時に501,000円、1年時終了までに577,600円を納入します。内訳は入学金250,000円、授業料324,000円、施設費234,000円、その他270,600円となっており、寄宿生は別途入舎費と寄宿舎費が必要です。

不二聖心女子学院高校の最寄り駅は裾野駅！周辺環境は？

不二聖心女子学院高校の最寄り駅は裾野駅で、スクールバスによる通学が可能です。愛鷹山麓という立地条件により、富士山を望む絶好のロケーションに恵まれています。

約21万坪という広大な校地には、一般的な学校では見られない豊かな自然環境が広がっています。森林や小川が敷地内に存在し、生徒が実際に茶摘みを体験できる茶畑まで備わっているのが特徴です。このような環境を活かして、高校1年では環境学習を総合的な学習の時間に実施しており、自然と触れ合いながら生命について考える機会を提供しています。

施設面では体育館、プール、テニスコート、学生寮を完備し、普通教室には冷房も設置されています。守衛やスクールカウンセラーも配置され、安全面と心理面の両方でサポート体制が整っています。

不二聖心女子学院高校の部活動の種類

不二聖心女子学院高校では運動部と文化部を合わせて多彩なクラブ活動を展開しています。週5日制を採用しているため、多くの部活動は主に木曜日を中心に活動しています。

運動部にはサッカー部、水泳部、ソフトボール部、ダンス部、卓球部、テニス部、バスケットボール部、バレーボール部、陸上部、ゴルフ部、バドミントン部が設置されています。陸上部は火曜日と木曜日の週2回活動し、水泳部はプール期間のみ火曜日も加わります。テニス部やバスケットボール部は月曜日と木曜日に活動するなど、部によって活動日が異なります。

文化部ではアンサンブル部と吹奏楽部が月曜日、火曜日、木曜日の週3回活動しており、音楽系の部活動が充実しています。日本語演劇部は火曜日と木曜日、ESS部、美術部、自然探索部は木曜日に活動しています。家庭科部や写真部も設置され、生徒の多様な興味関心に応える体制を整えています。

不二聖心女子学院高校の偏差値は？受験は標準〜中堅

不二聖心女子学院高校への進学を検討している受験生にとって、学力レベルを把握しておくことは志望校選びの第一歩となります。偏差値58という数値が示す学力水準や、どの程度の学習準備が必要なのかを理解することで、計画的な受験対策を進めることができます。

不二聖心女子学院高校の偏差値は58！

不二聖心女子学院高校の偏差値は58となっており、静岡県内の私立女子高校の中では中堅から上位の学力層に位置しています。この偏差値58という数値は、県内の全受験生を100人と仮定した場合、上位から約30番目前後の学力を持つ生徒が合格圏内に入る目安です。

静岡県内で同程度の偏差値帯には、複数の公立高校や私立高校が存在しており、受験生の選択肢は比較的豊富です。偏差値58の学校を目指す場合、定期テストで平均点をしっかり上回り、5段階評価で4以上を安定して取れる学力が求められます。

不二聖心女子学院高校の学力レベルの目安は標準〜中堅

学力レベルの目安としては、標準から中堅レベルと表現できます。具体的には、教科書の基礎内容を確実に理解し、応用問題にも対応できる力が必要です。たとえば英語であれば、中学校で学習する文法事項を体系的に理解し、長文読解でも内容を正確に把握できる読解力が求められます。

数学では、計算問題だけでなく文章題や図形問題にも対応できる思考力が必要です。入試では2科（国語・英語）または2科（数学・英語）の選択制となっており、自分の得意科目を活かした受験が可能です。日頃から基礎を固めつつ、過去問演習を通じて出題傾向に慣れておくことが合格への近道となります。

不二聖心女子学院高校の部活・行事

不二聖心女子学院高校では、週5日制の学校生活の中で、多彩なクラブ活動と宗教的行事を中心とした学校行事を展開しています。富士山麓の広大な自然環境を活かした活動も特徴的で、生徒たちは学業と課外活動のバランスを保ちながら充実した高校生活を送ることができます。

運動部は11部、文化部は8部が活動しており、それぞれの部活が限られた活動日の中で効率的に練習や活動を行っています。特に木曜日は多くの部活が活動日としており、生徒たちは自分の興味や目標に合わせて参加しています。

強豪部・実績（大会出場など）

陸上部は火曜日と木曜日の週2回活動しており、運動部の中でも活動日数が多い部活として知られています。広大な敷地と自然環境を活かしたトレーニングが可能で、クロスカントリー大会など学校行事との連携も図られています。

アンサンブル部と吹奏楽部は月曜日、火曜日、木曜日と週3回の活動を行っており、文化部の中では最も活動日数が多いクラブです。音楽鑑賞会やクリスマスキャロルといった学校行事での演奏機会も多く、日頃の練習成果を発表する場が充実しています。

バスケットボール部やテニス部は月曜日と木曜日に活動しており、限られた時間の中で集中的な練習を実施しています。週5日制の教育方針に沿って、自主学習の時間と部活動のバランスを取りながら技術向上を目指しています。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

5月の体育大会は、生徒たちが一年間の体力づくりの成果を発揮する場となっています。広大な敷地を活用した競技が行われ、クラスや学年を超えた交流が生まれます。11月には球技大会も開催され、年2回のスポーツイベントで生徒たちの親睦を深めています。

秋のつどいは11月に実施される文化祭的な行事で、日頃の学習成果や部活動の発表の場として位置づけられています。展示や発表を通じて、生徒たちの創造性や表現力を育む機会となっています。

高校2年生が参加するフランス・ルーツへの旅は、9月に実施される海外研修プログラムです。聖心会創立者ゆかりの地を訪れることで、学校の歴史と精神を体験的に学びます。事前学習として総合的な学習の時間を活用し、訪問先の文化や歴史について理解を深めてから渡航します。

宗教行事も年間を通じて充実しており、12月のゆりの行列やクリスマスキャロル、6月のみこころの祝日など、キリスト教の価値観を学ぶ機会が設けられています。1月のクロスカントリー大会では、愛鷹山麓の自然環境を活かした長距離走に全校生徒が挑戦し、体力と精神力を鍛えます。

不二聖心女子学院高校の学校生活の特徴

不二聖心女子学院高校は、富士山を望む愛鷹山麓の約21万坪という広大な敷地で学ぶ、カトリック系の女子校です。1953年の創立以来、中高一貫教育を通じて魂・知性・実行力を育む教育を実践しています。

週5日制を採用しており、生徒が自主的に学習する習慣を身につけながら、家族との時間も大切にできる環境が整っています。英語と数学では習熟度別の少人数クラス編成を導入し、一人ひとりの学習進度に合わせた指導を行っています。

校地内には森や小川、茶畑などがあり、自然に囲まれた環境で学校生活を送れます。遠隔地からの生徒のために寄宿舎も完備されており、規則正しい共同生活を通じて自立心を養うことができます。

宗教教育や奉仕活動、聖心姉妹校との交流など、キリスト教の価値観に基づいた教育活動が充実しています。総合的な学習では「生命を育む」をテーマに、環境学習や人間学をグループで学び、多角的な視点を身につけていきます。

不二聖心女子学院高校の特色は？1953年創立の歴史

不二聖心女子学院高校は1953年に創立されたカトリック系の女子校で、70年以上の歴史を持ちます。聖心会を母体とする学校として、世界各国の聖心姉妹校とのネットワークを活かした国際交流が活発です。

創立当初から「魂を育てる」「知性を磨く」「実行力を養う」という3つの柱を教育理念に掲げています。祈る心を大切にし、キリスト教の価値観に基づいて愛と希望をもって生きる姿勢を育てることを目指しています。

昭和49年度からは週5日制を導入し、当時としては先進的な取り組みを行ってきました。自主的な学習習慣の定着と家族とのふれあいを目的としたこの制度は、現在も継続されています。

宗教行事も多彩で、みこころの祝日には奉仕活動を行い、12月にはゆりの行列やクリスマスキャロルなど、カトリック校ならではの行事を体験できます。高校2年生の希望者は「パリ・ルーツへの旅」に参加し、聖心会の発祥地であるフランスを訪れる機会もあります。

不二聖心女子学院高校の学費

不二聖心女子学院高校の初年度納入金は、2025年度参考で合計1,078,600円となっています。入学手続き時には501,000円を納入し、1年時終了までに577,600円を支払う仕組みです。

内訳を見ると、入学金が250,000円、授業料が年間324,000円、施設費が年間234,000円となっています。その他の費用として年間270,600円が必要で、これには教材費や行事費などが含まれます。

授業料には国の就学支援金は含まれていませんので、世帯の所得状況によっては支援を受けられる可能性があります。また、寄宿舎を利用する生徒は、別途入舎費と寄宿舎費が必要になります。

受験料は17,000円で、出願期間は2026年1月15日から1月30日までとなっています。不二聖心高1AOの募集人員は5名程度と少数のため、早めの準備が求められます。

不二聖心女子学院高校の進路実績

不二聖心女子学院高校の卒業生は、聖心女子大学への進学者が多く、2025年には21名が合格しています。聖心会系列の大学との強い結びつきが、進路選択の特徴として挙げられます。

私立大学では上智大学への合格者が多く、2025年は10名、2024年は18名が合格しました。早稲田大学や慶應義塾大学といった難関私立大学への合格実績もあり、2025年には両校に各1名ずつ合格しています。

国公立大学への進学実績も安定しており、2025年には東京科学大学と静岡大学に各1名が合格しました。2024年には一橋大学、2023年には東京学芸大学への合格者を輩出しています。

医療系の大学への進学も目立ち、聖マリアンナ医科大学や東京女子医科大学、各種薬科大学への合格者がいます。青山学院大学、立教大学、中央大学などのMARCH系列大学への合格実績も継続的にあり、幅広い進路選択が可能な環境といえます。

不二聖心女子学院高校の入試情報

不二聖心女子学院高校への進学を検討している方にとって、入試情報の把握は合格への第一歩となります。2026年度の募集要項では、AO入試形式での選抜が実施され、受験生の個性や学力を多面的に評価する仕組みが整えられています。

静岡県裾野市に位置するこの学校は、1953年の創立以来、キリスト教の価値観に基づいた女子教育を実践してきました。偏差値58という水準は、基礎学力をしっかりと身につけた上で、学校の教育方針に共感する生徒を求めている証といえるでしょう。

不二聖心女子学院高校の入試情報まとめ

不二聖心高1AO入試では、5名程度という少人数募集が特徴です。試験科目は国語と英語の2科目、または数学と英語の2科目から選択できるため、自分の得意分野を活かした受験が可能となります。

出願期間は2026年1月15日から1月30日までの約2週間で、試験日は2月3日に設定されています。受験料は17,000円で、試験当日には筆記試験に加えて個人面接と親子面接が実施されます。

面接では受験生本人の志望動機や学習意欲だけでなく、保護者と共に学校の教育理念への理解度が確認されます。カトリック校としての価値観や、自然豊かな環境での学びに対する家庭全体の姿勢が問われる点は、他校とは異なる選抜方法といえます。

不二聖心女子学院高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

2026年1月7日の19時から20時まで、オンライン説明会が予約制で開催されます。平日夜の時間帯に設定されているため、保護者の方も仕事終わりに自宅から参加しやすい配慮がなされています。

オンライン形式の説明会では、学校の教育方針やカリキュラムの詳細、施設環境について画面を通じて確認できます。裾野駅からのアクセスや、約21万坪という広大な敷地に広がる森や小川、富士山を望む景観などは、実際の映像を通じて伝えられるでしょう。

説明会への参加は学校のホームページから予約が必要です。開催日時や内容は変更される可能性もあるため、最新情報を公式サイトで確認してから申し込むことをお勧めします。直接質問できる機会でもあるため、寄宿舎の利用や通学方法、部活動との両立など具体的な疑問を事前に整理しておくと有意義な時間になります。

不二聖心女子学院高校はなぜ人気？まとめ

不二聖心女子学院高校は、偏差値58の標準から中堅レベルの私立女子校として、静岡県裾野市に位置する歴史ある学校です。1953年の創立以来、カトリック精神に基づいた教育を実践し、豊かな自然環境の中で生徒たちの成長を支えています。

裾野駅からアクセス可能な立地で、充実した部活動や文化祭・体育祭などの学校行事を通じて、生徒たちは学業以外の面でも多くの経験を積むことができます。また、進路実績においても一定の成果を上げており、生徒一人ひとりの将来を見据えた教育が行われています。

学費や入試情報、オープンキャンパスなどのイベント情報も事前に確認することで、受験準備をスムーズに進めることが可能です。伝統と実績を兼ね備えた不二聖心女子学院高校は、お子様の成長を見守る環境として多くの保護者から支持されています。

受験を検討されている方は、ぜひオープンキャンパスに参加して、実際の学校の雰囲気を体感してみてください。