福岡市内で高い人気を誇る西南学院高校。毎年多くの受験生が志望する理由はどこにあるのでしょうか。
「偏差値69の難関校だけど、実際の学校生活はどうなの?」「学費や進学実績が気になる」そんな疑問をお持ちの保護者の方も多いはずです。
この記事では、西南学院高校の偏差値や入試情報、実際の学校生活の様子まで網羅的に解説します。お子様の進路選択は家族にとって重要な決断ですから、正確な情報収集が欠かせません。
具体的には、百道浜という恵まれた立地環境、ヨット部や弓道部など全国レベルの部活動、そして九州大学をはじめとする充実した進学実績について詳しくご紹介していきます。
| 創立年 | 1916年 | 偏差値 | 69 |
|---|---|---|---|
| 共学・別学 | 共学 | 公立・私立 | 私立 |
西南学院高校はなぜ人気?基本データを解説
引用:西南学院高校 校舎画像
西南学院高校は福岡県内でも屈指の進学校として知られ、偏差値69という高い学力水準を誇ります。1916年の創立以来、キリスト教精神に基づく教育を実践しており、学力だけでなく人間性の育成にも力を入れている点が多くの保護者や生徒から支持されています。
福岡市早良区百道浜という都心に近い立地でありながら、福岡タワーやみずほpaypayドームといった施設が近隣にある恵まれた環境です。2025年6月時点で男子555名、女子713名が在籍しており、共学校として男女ともに充実した学校生活を送れる環境が整っています。
私立西南学院高校の基本情報
西南学院高校は1916年に創立された私立の共学校です。建学の精神である「キリストに忠実なれ」のもと、真理の探求と人格形成を教育の柱としています。
偏差値は69と福岡県内でもトップクラスの水準を維持しており、2026年度入試では専願で男女90名、前期で男女140名の募集を予定しています。受験料は20,000円で、専願入試では国語・数学・英語に加えて面接があり、前期入試では5教科での受験となります。
初年度納入金は1,128,600円で、このうち入学手続き時に303,000円を納める必要があります。授業料は就学支援金を差し引いた額となっており、世帯年収に応じて負担軽減制度が利用できる点も特徴です。
西南学院高校の最寄り駅は西新駅!周辺環境は?
西南学院高校の所在地は福岡市早良区百道浜1-1-1で、地下鉄空港線の西新駅が最寄り駅となります。駅から徒歩圏内という通学に便利な立地が魅力です。
学校周辺には福岡タワーやみずほpaypayドームなど、福岡を代表するランドマークが点在しています。シーサイドももち地区に位置しているため、海が近く開放的な雰囲気の中で学習できる環境が整っています。都心部へのアクセスが良好でありながら、騒がしさとは無縁の落ち着いた学習環境を実現している点が、この立地の大きな利点といえるでしょう。
商業施設や公共施設も近隣に充実しており、放課後の活動や通学時の利便性が高い地域です。
西南学院高校の部活動の種類
西南学院高校には運動部と文化部を合わせて30以上のクラブが設置されており、多彩な活動から自分に合ったものを選択できます。運動部ではヨット部、陸上競技部、弓道部が過去3年間で全国大会に出場した実績を持ちます。
文化部も充実しており、写真部、書道部、放送部、囲碁部が全国大会出場を果たしています。その他にもE.S.S、社会調査研究部、マルチメディア部、インターアクト部など、学術的な探究心を育むクラブから、茶道部、華道同好会といった伝統文化に触れられるクラブまで幅広く用意されています。
男子のみのクラブとしてサッカー部、バスケットボール部、硬式野球部、ラグビー部があり、男女共通で活動できるクラブも多数存在します。吹奏楽部や弦楽部といった音楽系、演劇部や文芸部といった表現系のクラブも活発に活動しており、生徒それぞれの個性や興味関心に応じた選択肢が豊富に揃っています。
西南学院高校の偏差値は?受験は難関
西南学院高校への進学を検討するうえで、実際の難易度や合格に必要な学力レベルがどの程度なのか、気になる方も多いでしょう。福岡県内でも高い進学実績を誇る西南学院高校は、入試の競争率も高く、しっかりとした受験対策が求められます。
ここでは具体的な偏差値データとともに、どのような学力レベルが必要になるのかをわかりやすく解説します。受験を考えている中学生やその保護者の方にとって、志望校選びの参考となる情報をお届けします。
西南学院高校の偏差値は69!
西南学院高校の偏差値は69となっており、福岡県内の私立高校の中でも上位に位置しています。この数値は福岡県全体で見ても高い水準であり、受験生には相応の学力が求められます。
偏差値69という数字を具体的に説明すると、中学校の定期テストで常に上位10パーセント程度に入る学力が必要になります。例えば40人のクラスであれば、上位4番以内を安定してキープできる学力が一つの目安となるでしです。
専願入試では募集人員が男女合わせて90名、前期入試では140名となっており、限られた定員に多くの受験生が集まります。そのため、合格を目指すには日頃からの学習習慣の確立と、苦手科目を作らないバランスの取れた学力が欠かせません。
西南学院高校の学力レベルの目安は難関
西南学院高校の学力レベルは難関に分類され、福岡県内では久留米大学附設高校に次ぐ難易度となっています。入試科目は専願が3教科と面接、前期が5教科となっており、幅広い知識と応用力が試されます。
難関校レベルの受験では、教科書の内容を理解しているだけでは不十分です。例えば数学であれば、基本問題を素早く正確に解く力に加えて、複数の解法を組み合わせる応用問題への対応力が求められます。英語ではリスニングも含まれるため、日常的に英語の音声に触れる学習も必要になります。
実際に合格した生徒の多くは、中学1年生の段階から計画的に学習を進め、模擬試験での偏差値を安定させてきた傾向があります。塾や予備校を活用しながら、過去問演習を繰り返し行うことで出題傾向を把握し、本番で実力を発揮できる準備を整えることが合格への近道となります。
西南学院高校の制服や部活、活動行事
引用:西南学院高校 制服画像
西南学院高校では、定められた制服を着用して通学します。学校生活では運動部と文化部を合わせて30以上のクラブ活動が設置されており、生徒たちは勉強だけでなく自分の興味や関心に合わせた課外活動に取り組んでいます。
年間を通じて様々な行事が実施され、7月の文化祭では生徒が主体となって企画運営を行い、10月には2年生が林間学校で自然体験と集団生活を経験します。こうした活動を通じて、生徒たちは仲間との絆を深めながら学校生活を送ります。
強豪部・実績(大会出場など)
西南学院高校では複数の部活動が全国レベルの実績を残しています。運動部ではヨット部、陸上競技部、弓道部が過去3年間で全国大会への出場を果たしました。
文化部においても活発な活動が見られ、写真部、書道部、放送部、囲碁部が全国大会への切符を手にしています。特に囲碁部は文化系クラブとして長年にわたり安定した成績を収めており、戦略的思考力を磨く場として部員たちに支持されています。
運動部には硬式野球部やサッカー部、バスケットボール部といった男子のみで構成される部活もあり、ハンドボール部やバレーボール部、硬式テニス部は男女ともに活動しています。剣道部や卓球部など武道系の部活も設置され、生徒の多様なニーズに応えられる環境が整っています。
主要行事(文化祭・体育祭・修学旅行)
4月の入学式から始まる年間行事の中で、7月に開催される文化祭は生徒たちが最も力を入れるイベントです。クラスや部活動ごとに企画を立案し、展示や発表、模擬店などを通じて日頃の成果を披露します。
8月には研修旅行としてオーストラリアを訪れ、英語でのコミュニケーションや異文化体験を通して国際的な視野を広げます。この海外研修は西南学院高校ならではの特色ある行事であり、現地の学校訪問やホームステイを通じて生きた英語を学ぶ貴重な機会となっています。
10月には2年生を対象とした林間学校が実施され、自然環境の中で共同生活を体験します。同じ月に行われる遠足では学年ごとに異なる目的地を訪れ、教室を離れた学びの時間を過ごします。3月の卒業式では3年間の学校生活を振り返り、新たな門出を迎えます。
西南学院高校の学校生活の特徴
西南学院高校は、福岡市早良区の百道浜に位置するキリスト教主義の私立高校です。偏差値69を誇る進学校として知られています。
全学年で7時間授業を実施し、充実した学習環境を整えています。生徒数は男子555名、女子713名で、活気のある共学校として運営されています。
最寄り駅は地下鉄空港線の西新駅で、周辺にはみずほpaypayドームや福岡タワーがあり、都市部の便利な立地です。チャペルでの礼拝や聖書の授業を通じて、キリスト教精神に基づいた人格形成を目指しています。
林間学校やボランティア活動など、多彩な学校行事が用意されています。文化祭は7月、研修旅行では8月にオーストラリアを訪れるプログラムがあります。
部活動も充実しており、ヨット部、陸上競技部、弓道部、写真部、書道部、放送部、囲碁部は過去3年間に全国大会へ出場した実績を持ちます。運動部は13団体、文化部は23団体が活動し、生徒たちは学業と部活動を両立させています。
西南学院高校の特色は?1916年創立の歴史
西南学院高校は1916年に創立され、100年以上の伝統を持つ学校です。建学の精神である「キリストに忠実なれ」を基盤に、真理の探求と人格形成に励んでいます。
キリスト教主義教育を実践し、地域社会や国際社会に奉仕する創造的な人格を育てることを使命としています。チャペルでの礼拝や聖書の授業は、単なる宗教教育ではなく、愛の心を育む機会として位置づけられています。
カリキュラムは2年次から文系と理系のコースに分かれます。3年次にはさらに文I、文II、理の3コースに細分化され、生徒の進路に応じた科目を重点的に履修できる仕組みです。
各自の受験に必要な科目に集中して取り組めるため、効率的な学力向上が図れます。普通教室には冷房が完備され、自習室やトレーニングルーム、スクールカウンセラーも配置されています。
西南学院高校の学費
初年度納入金は合計1,128,600円となります。入学手続き時には303,000円を納入し、1年時終了までに825,600円を支払う仕組みです。
入学金は40,000円で、施設費が364,000円、授業料は年間402,000円かかります。その他の費用として322,600円が必要で、この中には学友会費や後援会費、林間学校費が含まれています。
授業料は月額34,000円から保護者負担軽減補助金500円を差し引いた額で計算されています。就学支援金の制度があり、世帯年収約590万円未満の家庭では月額33,000円、約590万円以上の家庭では月額9,900円の支援を受けられます。
制服や体操服、シューズ、聖書、讃美歌などの購入費として、11,000円から120,000円程度の費用が別途かかります。受験料は20,000円で、2026年度は専願で男女90名、前期で男女140名を募集しています。
西南学院高校の進路実績
2025年の合格実績では、東京大学1名、京都大学2名、大阪大学2名、九州大学27名と難関国公立大学への合格者を輩出しています。九州大学への合格者数は安定して20名以上を維持しています。
私立大学では、西南学院大学156名、福岡大学138名と地元の有力私立大学への進学者が多く見られます。首都圏の難関私立大学にも多数合格しており、早稲田大学15名、慶應義塾大学5名、明治大学25名の実績があります。
関西圏では立命館大学64名、同志社大学28名、関西学院大学32名、近畿大学66名と幅広く合格者を出しています。東京理科大学19名、上智大学6名など、理系学部への進学実績も充実しています。
過去3年間の推移を見ると、九州大学への合格者数は2023年26名、2024年20名、2025年27名と安定しています。早稲田大学も2023年19名、2024年16名、2025年15名と毎年コンスタントに合格者を出しており、確かな進学指導体制が整っていることがわかります。
西南学院高校の入試情報
西南学院高校は福岡県内でも偏差値69を誇る進学校として知られており、毎年多くの受験生が挑戦しています。入試には専願と前期の2つの方式が設けられており、それぞれ募集人員や試験科目が異なります。
受験を検討している中学生やその保護者の方は、自分に合った入試方式を選び、計画的に準備を進めることが求められます。ここでは2026年度の募集要項に基づいた詳細な入試情報と、学校説明会などのイベント情報をご紹介します。
西南学院高校の入試情報まとめ
西南学院高校の2026年度入試は、専願と前期の2つの入試方式で実施されます。専願入試では男女合わせて90名を募集し、国語・数学・英語の3教科に加えて面接試験が課されます。英語試験にはリスニングが含まれますので、日頃から英語の聴き取り練習をしておくと良いでしょう。
前期入試では男女合わせて140名を募集し、国語・数学・社会・理科・英語の5教科すべてが試験科目となります。こちらも英語にはリスニングが含まれており、総合的な学力が問われる形式です。
受験料はどちらの方式も20,000円となっています。専願入試は第一志望として西南学院高校への入学を強く希望する受験生向けの制度であり、面接を通じて志望動機や学校への理解度も評価されます。一方、前期入試は5教科すべてで実力を発揮できる受験生に適しており、より広範囲の学力測定が行われます。
西南学院高校のオープンキャンパスなどのイベント情報
西南学院高校のオープンキャンパスや学校説明会の詳細な日程については、現在調査中となっています。例年、夏季や秋季に学校見学会や入試説明会が開催される傾向にありますので、受験を考えている方は学校の公式ウェブサイトを定期的に確認することをおすすめします。
学校見学では、福岡市早良区百道浜にある校舎や施設を実際に見ることができます。最寄り駅は地下鉄空港線の西新駅で、福岡タワーやみずほpaypayドームといったランドマークに近い立地も魅力の一つです。
イベントに参加することで、キリスト教主義に基づく教育方針や、チャペルでの礼拝といった西南学院高校ならではの学校生活を肌で感じられます。また、在校生や教員と直接話す機会を通じて、入試対策のヒントや学校の雰囲気をより深く理解できるでしょう。
西南学院高校はなぜ人気?まとめ
西南学院高校は、福岡県内でも偏差値69を誇る難関私立高校として高い人気を集めています。1916年創立という長い歴史と伝統を持ち、充実した教育環境が大きな魅力となっています。
西新駅から徒歩圏内という通学に便利な立地にあり、周辺環境も良好です。多彩な部活動では強豪部が大会で実績を残しており、文化祭や体育祭、修学旅行などの行事も活発に行われています。
進路実績も充実しており、多くの生徒が希望する進路を実現しています。学費や入試情報については、オープンキャンパスなどのイベントで詳しく確認することができます。
西南学院高校への進学を考えている中学生やその保護者の方は、まずはオープンキャンパスに参加して、実際の学校の雰囲気や教育内容を体験してみることをおすすめします。偏差値や進学実績だけでなく、学校生活全体を通じて得られる経験が、将来の可能性を大きく広げてくれるでしょう。

