法政大学国際高校の受験を検討しているけれど、偏差値67-68という高い学力レベルや、グローバル探究コースとIBコースの違いがよくわからない。そんな悩みを抱えていませんか。
実は、この学校は神奈川県で初めて国際バカロレア認定を受けた私立高校として、多様な入試方法と独自のカリキュラムで注目を集めています。
この記事では、法政大学国際高校の基本情報から偏差値や学力レベル、そして入試情報や学費、さらには卒業生の進路実績まで、受験に必要な情報を網羅的に解説します。
この記事を読めば、法政大学国際高校の魅力と特徴を正しく理解し、自信を持って受験準備を進められるようになります。
| 創立年 | 1949年 | 偏差値 | 67 – 68 |
|---|---|---|---|
| 共学・別学 | 共学 | 公立・私立 | 私立 |
法政大学国際高校はなぜ人気？基本データを解説
法政大学国際高校は横浜市鶴見区に位置し、1949年の創立以来、自主性と社会性を兼ね備えた人材を育成してきた私立高校です。2018年度から現在の校名に変更され、グローバルシチズン（地球市民）の育成に力を注いでいます。偏差値67から68という高い水準を誇り、法政大学への進学はもちろん、国公立大学や難関私立大学への進学実績も豊富な点が人気を集めています。
私立法政大学国際高校の基本情報
1949年に創立された私立共学校で、現在の在籍生徒数は976名となります。グローバル探究コースでは1年325名、2年309名、3年309名が在籍し、IBコースでは1年13名、2年12名、3年9名という少人数体制で学んでいます。
教育理念として「地球市民であれ」を掲げており、法政大学憲章を基盤に世界で活躍できる人材を育成しています。偏差値は67から68で、神奈川県内でも上位に位置する進学校として知られています。
初年度納入金は1,225,000円で、内訳は入学金330,000円、授業料650,000円、その他245,000円となります。タブレットを含む教材費が別途必要で、IBコースでは外部評価の試験受験料として約10万円が追加でかかります。
法政大学国際高校の最寄り駅は生麦駅！周辺環境は？
神奈川県横浜市鶴見区岸谷1-13-1に位置し、最寄り駅は京急本線の生麦駅です。また、JR鶴見駅や京急鶴見駅からバスを利用してアクセスできます。
周辺は住宅街と工業地域が混在するエリアで、近隣には鶴見川が流れています。歴史ある総持寺も近くにあり、落ち着いた雰囲気の中で学習できる環境が整っています。
横浜市内という立地でありながら、都心へのアクセスも良好です。東京都内からの通学者も多く、千葉県や埼玉県からも生徒が通っている点が特徴的といえます。
法政大学国際高校の部活動の種類
運動部と文化部を合わせて20以上のクラブが活動しています。運動部ではバドミントン部、合気道部、サッカー部、ダンス部、応援部、ソフトテニス部、バレーボール部、陸上部、硬式テニス部、バスケットボール部、ソフトボール部が設置されています。
文化部では茶道部、吹奏楽部、漫画広報部、ゴスペル部、弦楽部、華道部、家庭部、軽音楽部、美術部、英語部、放送部が活動中です。国際色豊かな学校の特色を反映して、英語部やゴスペル部といった独自性のあるクラブが揃っています。
選択制授業を採用するカリキュラムと両立しながら、生徒たちは自分の興味に応じてクラブ活動に取り組んでいます。文化系・体育系どちらも充実した選択肢があるため、高校生活を多面的に楽しめる環境が用意されています。
法政大学国際高校の偏差値は？受験は最高難易度
法政大学国際高校は神奈川県内でも屈指の進学校として知られており、受験を検討している中学生にとって合格難易度の高い学校です。法政大学の付属校でありながら、国公立大学や早慶上智への進学実績も豊富で、グローバル探究コースとIBコースという特色あるカリキュラムが人気を集めています。
横浜市鶴見区に位置するこの高校は、首都圏の受験生から高い注目を集める存在となっています。
法政大学国際高校の偏差値は67 – 68！
法政大学国際高校の偏差値は67から68となっており、神奈川県内の私立高校の中でもトップクラスに位置します。この数値は、受験生全体の上位約5パーセント程度に該当する学力層を示しており、相当な学習努力が必要になるでしょう。
偏差値67から68という数値は、同じ法政大学付属の他の高校と比較しても高めに設定されています。国際教育や探究学習に力を入れているカリキュラムの特色が、学力の高い受験生を惹きつけている要因といえます。
具体的には、中学校で常に学年上位の成績を維持し、定期テストでは各科目80点以上を安定して取れる学力が求められます。模擬試験では偏差値65以上を継続的に取得していることが、合格の目安になるでしょう。
法政大学国際高校の学力レベルの目安は最高難易度
最高難易度に分類される法政大学国際高校の学力レベルは、首都圏の多くの難関私立高校と肩を並べる水準にあります。入試科目は英語・国語・数学の3教科が中心となり、各科目でバランスの取れた高得点が求められます。
特に英語に関しては、国際高校という名称からも分かる通り、高度な英語力が期待されています。英検準2級以上の取得者が受験生の中にも多く、リーディングだけでなくリスニングやライティングまで総合的な英語力が試されます。
数学では標準的な計算問題に加えて、論理的思考力を問う応用問題も出題される傾向があります。国語は現代文の読解力に加え、小論文や作文の能力も評価されるため、日頃から文章を書く訓練が欠かせません。思考力入試という独自の試験区分もあり、暗記だけでは対応できない総合的な学力が必要になります。
法政大学国際高校の制服や部活、活動行事
法政大学国際高校では制服を設けず、生徒の自主性を尊びながら多彩なクラブ活動と国際色豊かな学校行事を展開しています。運動部では合気道部やバドミントン部、サッカー部など11の部活が活動し、文化部では吹奏楽部やゴスペル部、英語部など11の部活が生徒の個性を伸ばす場となっています。
私服通学のスタイルは、生徒一人ひとりが自分らしさを表現できる環境を作り上げており、グローバルシチズンとしての自立心を育む一環となっています。部活動や行事を通じて、多様な仲間と協力しながら成長する機会が豊富に用意されています。
強豪部・実績（大会出場など）
法政大学国際高校のクラブ活動では、運動部11部と文化部11部が日々練習に励んでいます。バドミントン部やサッカー部、バレーボール部といった運動部では、基礎体力の向上と戦術の習得に力を入れています。
文化部では吹奏楽部や弦楽部、放送部などが活動しており、それぞれの分野で表現力を磨いています。合気道部のように武道系の部活もあり、心身の鍛錬を目指す生徒にとって魅力的な選択肢となっています。各部活動では先輩後輩の垣根を超えた交流が盛んで、生徒同士が互いに切磋琢磨する環境が整っています。
主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）
法政大学国際高校の年間行事は、国際教育の理念を反映したユニークなプログラムで構成されています。6月に開催される体育祭では全校生徒が団結し、9月のオレンジ祭（文化祭）では各クラスや部活動が日頃の成果を披露します。
8月にはイングリッシュ・キャンプや「地球市民II」研究旅行、PBL（プロジェクト・ベースド・ラーニング）海外研修が実施され、実践的な語学力と国際感覚を養います。12月の英語プレゼンテーション大会では、生徒が英語で自分の考えを発表する機会が設けられています。3月にはスウェーデン研修や台湾研修が行われ、異文化体験を通じて視野を広げられます。国際教育プログラム成果発表会では、1年間の学びの集大成を全校で共有し、互いの成長を確認し合います。
法政大学国際高校の学校生活の特徴
法政大学国際高校は、横浜市鶴見区岸谷に位置し、生麦駅を最寄り駅とする私立の共学校です。2018年度から現在の校名で再スタートし、グローバル探究コースとIBコースという2つのコースを設置しています。全校生徒数は976名で、グローバル探究コースには943名、IBコースには34名が在籍しています。
単位制カリキュラムを採用しており、2年次以降は大学のように自分の興味関心に応じて科目を選択できる仕組みが特徴となっています。制服はなく、生徒の自主性を尊重した校風を持っています。
法政大学国際高校の特色は？1949年創立の歴史
1949年に創立された法政大学国際高校は、70年以上の歴史を持つ伝統校です。法政大学の付属高校として、創立以来「自由と進歩」という理念のもと、自主性と社会性を備えた生徒の育成を目標にしてきました。
2018年度からは法政大学国際高校として新たなスタートを切り、「主体的に学び、考え、行動し、多様な他者とつながる21世紀のグローバルシチズン（地球市民）を育てる付属校」へと進化しました。このタイミングで性差を問わず生徒を受け入れる共学校となり、より多様な学びの場を提供しています。
神奈川県内の一条校として初めてIB認定校となった実績もあり、2020年度には最初のIBディプロマ取得者を輩出しました。デュアルランゲージプログラムを採用することで、日本語でディプロマを取得できる環境を整えています。
法政大学国際高校の学費
2025年度の初年度納入金は合計1,225,000円で、内訳は入学金330,000円、授業料650,000円、その他245,000円となっています。入学手続き時には入学金の330,000円を納入し、1年時終了までに残りの895,000円を納める仕組みです。
授業料と教育充実費については2期に分けて納入できるため、一度に大きな金額を用意する負担を軽減できます。この金額には消費税は課税されません。
別途必要な費用として、タブレットを含む教材費がかかります。IBコースを選択する場合は、外部評価の試験受験料として約10万円が追加で必要です。また、生徒会費は入会金4,000円と年額6,000円、PTA会費は年額10,000円ですが、PTA会費の加入は任意となっています。
受験料は全ての入試区分で25,000円に統一されており、どの試験区分を選択しても同じ金額で受験できます。
法政大学国際高校の進路実績
2025年3月卒業生の進路実績では、法政大学への進学が224名と最も多く、付属校としての推薦制度を活用する生徒が中心となっています。一方で、他大学への進学実績も豊富で、早稲田大学3名、慶應義塾大学16名、上智大学28名など難関私立大学への合格者を輩出しています。
国公立大学では、横浜国立大学5名、横浜市立大学2名、大阪大学1名、筑波大学1名といった実績があります。地元横浜の国公立大学への進学者が目立つ傾向にあり、地域に根差した進路選択をする生徒も多いことが分かります。
過去3年間の推移を見ると、法政大学への進学者数は安定して230名前後を維持しており、2023年は236名、2024年は238名、2025年は224名となっています。付属校推薦を利用せず他大学を目指す生徒も一定数おり、明治大学8名、立教大学8名、東京理科大学8名、青山学院大学5名など、MARCH以上の大学にも複数名が合格しています。
IBコースの生徒はディプロマを取得することで海外大学への進学も視野に入れられるため、多様な進路選択が可能となっています。
法政大学国際高校の入試情報
法政大学国際高校では、グローバル探究コースとIBコースの2つのコースで生徒を募集しており、それぞれ受験生の個性や能力に応じた多彩な入試方式を用意しています。書類選考から学科試験、思考力入試、帰国生入試まで幅広い選択肢があり、自分に最適な受験方法を選ぶことができます。
法政大学国際高校の入試情報まとめ
グローバル探究コースでは、書類選考が最も募集人数が多く210名となっています。出願期間は2026年1月24日から1月30日までで、神奈川県・東京都・千葉県は必着、埼玉県およびその他の地域は1月27日必着と締切が異なる点に注意が必要です。試験日は設けられておらず、提出書類の小論文により選考され、合格発表日は2026年2月12日です。
学科試験は50名の募集で、英語・国語・数学の3教科で実施されます。出願期間は2026年1月24日から2月3日まで、試験日は2月12日、合格発表は2月13日と、短期間でスケジュールが進みます。
思考力入試は10名前後の募集と少人数ですが、論理的思考力や発想力を問う論述試験が日本語で行われるため、教科の枠を超えた総合的な能力が評価されます。出願期間は2026年2月2日から2月18日まで、試験日は2月22日、合格発表は2月25日です。
帰国生・海外生入試はI期とII期に分かれており、グローバル探究コースでは10名前後を募集します。I期は2025年11月17日から11月26日まで出願を受け付け、試験日は12月2日、合格発表は12月4日と早期に実施されます。II期は2026年1月16日から1月23日まで出願、試験日は2月3日、合格発表は2月5日です。日本語作文・英語作文・数処理能力基礎試験・面接試験と多面的な評価が行われます。
IBコースは帰国生・海外生入試とIB入試（自己推薦）を合わせて20名の募集です。IB入試（自己推薦）では、日本語小論文、英語小論文、数学能力適性検査に加えて英語による面接試験が課されます。出願期間は2026年1月14日から1月20日まで、試験日は1月24日、合格発表は1月27日と、年明け早々に実施されるスケジュールとなっています。
全ての入試区分において受験料は25,000円です。入学手続きは入学金納入と手続き書類の提出に分かれており、それぞれ締切日が設定されていますので、合格後は速やかに手続きを進める必要があります。
法政大学国際高校のオープンキャンパスなどのイベント情報
法政大学国際高校では、中学生と保護者を対象とした学校説明会を定期的に開催しています。2025年11月29日には本校でWeb予約制の学校説明会が実施される予定で、教育内容や入試制度について詳しい説明を受けることができます。
学校説明会では、グローバル探究コースとIBコースそれぞれの特色やカリキュラムの違い、多様な入試方式の選び方などについて、学校側から直接説明を聞ける貴重な機会となっています。また個別相談も実施されるため、志望コースの選択や入試方式の決定について、具体的なアドバイスを受けることが可能です。
参加には本校ホームページからの事前Web予約が必須となっていますので、参加を希望する場合は早めに予約手続きを行いましょう。開催日時や内容は変更される可能性もあるため、最新情報は必ず学校のホームページで確認してから参加することをおすすめします。
実際に校舎を訪れることで、横浜市鶴見区岸谷という立地や施設の雰囲気を肌で感じ取ることができます。最寄り駅の生麦駅からのアクセスも含めて、通学のイメージを具体的に描くことができるでしょう。
法政大学国際高校はなぜ人気？まとめ
法政大学国際高校は、偏差値67〜68という最高難易度の学力レベルを誇る私立高校です。1949年創立の長い歴史を持ち、生麦駅から徒歩圏内という通いやすい立地にあります。
この学校の魅力は、充実した部活動と豊富な学校行事にあります。強豪部による大会実績や、文化祭・体育祭・修学旅行といった多彩な活動を通じて、生徒たちは充実した高校生活を送ることができます。
また、法政大学への進学実績をはじめとする優れた進路実績も人気の理由です。入試情報やオープンキャンパスなどのイベントも定期的に開催されており、受験を検討する中学生や保護者の方々にとって貴重な機会となっています。
法政大学国際高校への進学を考えている方は、まずオープンキャンパスに参加して、実際の学校の雰囲気や教育環境を体感してみることをおすすめします。充実した学校生活と確かな進路実績が、皆さんの将来への第一歩をしっかりとサポートしてくれるでしょう。