西大和学園高校への進学を検討しているけれど、偏差値68-75という高い学力レベルや実際の学校生活について、詳しく知りたいと感じていませんか。

東大32名、京大11名という驚異的な進学実績を誇る西大和学園高校は、1986年の創立以来、奈良県を代表する私立進学校として高い人気を集めています。

しかし、偏差値や進学実績だけでは見えてこない、実際の学校生活や入試情報、部活動との両立など、受験前に知っておきたい情報はたくさんあるはずです。

本記事では、西大和学園高校の基本情報から偏差値、学費、入試情報、さらには学校生活の特徴まで、受験を考える中学生と保護者の方が知りたい情報を網羅的に解説します。この記事を読めば、西大和学園高校が自分に合った学校かどうか、明確に判断できるようになります。

西大和学園高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：西大和学園高校 校舎画像

西大和学園高校は、1986年に創立された奈良県の私立進学校として、関西圏を中心に高い評価を得ています。東大・京大への多数の合格実績を誇り、男女共学の環境で次世代のリーダーを育成しています。

偏差値は68から75と非常に高く、全国トップレベルの学力を持つ生徒たちが集まります。2025年4月時点で男子757名、女子302名の計1059名が在籍しており、充実した学校生活を送っています。

私立西大和学園高校の基本情報

西大和学園高校は奈良県北葛城郡河合町薬井295に位置する私立高校です。『探究・誠実・気迫』を校訓に掲げ、将来各界のリーダーとして活躍する人材の育成を目指しています。

東大・京大・国公医コースのみを設置しており、約120名の生徒を男女共学で募集しています。スーパーサイエンスハイスクール指定校として、研究機関訪問や大学での研究など体験的な教育を重視しているのが特徴です。

週37時間という豊富な授業時数を確保し、独自教材を活用した密度の濃い授業を展開しています。土曜日も午前中に通常授業があり、徹底した学習環境が整えられています。

2025年度の初年度納入金は合計987,200円で、入学金20万円、授業料576,000円、施設費60,000円などが含まれます。

西大和学園高校の最寄り駅は大輪田駅！周辺環境は？

西大和学園高校の最寄り駅は大輪田駅で、大阪の中心部から交通至便な立地となっています。学校は美しく整備されたニュータウンの入口に位置し、京阪神から通学しやすい環境です。

周辺は緑と史跡に恵まれた閑静な住宅街で、法隆寺などの歴史的建造物も近隣にあります。ニュータウンの丘の上にそびえる校舎からは、健全な心身の育成と勉学に集中できる最良の環境が提供されています。

施設面では体育館、学食、テニスコート、トレーニングルーム、自習室などが完備されています。普通教室には冷房が設置され、学生寮も用意されているため、遠方からの生徒も安心して通学できます。

スクールカウンセラーや守衛も常駐しており、生徒の安全面にも配慮した環境が整っています。

西大和学園高校の部活動の種類

西大和学園高校は進学校であるため、部活動は週3日程度の活動が中心となっています。勉強と両立しながら活動できる環境が整えられており、文化部・運動部ともに多数の部活が存在します。

陸上部は全国大会への出場実績があり、運動部の中でも特に活発な活動を展開しています。将棋部やクイズ研究部といった文化部も全国レベルの実績を誇り、知性を競う場で活躍しています。

限られた時間の中でも効率的に活動することで、学業と部活動の両立を実現しています。週3日という制約があるからこそ、集中力を高めて取り組む姿勢が養われます。

学校行事も充実しており、4月の体育祭、9月の文化祭、10月の球技大会、2月のマラソン大会などを通じて、生徒同士の交流が深まります。芸術鑑賞会や心の教育講演会なども実施され、豊かな人間性を育む機会が設けられています。

西大和学園高校の偏差値は？受験は最高難易度

西大和学園高校は奈良県に位置する私立の共学校で、1986年に創立されました。奈良県内だけでなく、関西圏全体でもトップレベルの進学実績を誇る高校として知られています。

東大や京大、国公立医学部への進学を目指す生徒が集まり、入試の難易度は関西屈指の高さとなっています。受験を検討している中学生やその保護者にとって、学力レベルの正確な把握は合格への第一歩です。

西大和学園高校の偏差値は68 – 75！

西大和学園高校の偏差値は68から75という数値で、全国的に見ても最難関レベルに位置します。この数値は受験する試験区分や志望者の学力層によって変動しますが、いずれの入試方式でも高い学力が求められます。

東大・京大・国公医コースの1コースのみという明確な進路設定のもと、約120名の募集人員に対して優秀な受験生が集まります。5科目入試では国語、数学、英語に加え、理科と社会まで幅広い知識が必要です。

帰国生のための入学試験や英語重視型など、複数の試験区分が用意されていますが、どの方式でも基礎学力の高さが前提となります。受験を目指す場合は、早期からの計画的な学習が欠かせません。

西大和学園高校の学力レベルの目安は最高難易度

最高難易度という評価は、具体的な進学実績からも裏付けられています。2025年には東京大学に32名、京都大学に11名が合格し、大阪大学や神戸大学などの難関国公立大学への合格者も多数輩出しました。

この進学実績を支えるのは、入学時点での高い基礎学力です。偏差値68から75という数値は、模擬試験で上位数パーセントに入る学力を意味します。たとえば、偏差値70であれば全体の上位2.3パーセント程度に相当し、100人中2〜3番目の実力が必要です。

西大和学園会場だけでなく、東京やシンガポール、福岡など全国各地に試験会場を設置していることからも、全国から優秀な受験生が集まる様子がうかがえます。こうした競争環境の中で合格を勝ち取るには、中学校での学習内容を完全に習得し、応用力まで身につけておく必要があります。

西大和学園高校の部活・行事

引用：西大和学園高校 制服画像

西大和学園高校は進学校として知られていますが、勉強だけに偏らない充実した学校生活を送れる環境が整っています。週3日程度の活動が基本となるため、学業との両立を図りながら自分の興味や特技を伸ばせる点が特徴といえるでしょう。

文化系・運動系ともに多彩な部活動があり、全国レベルの実績を持つ部もあります。また、年間を通じて様々な学校行事が企画されており、クラスメイトとの絆を深める機会が豊富に用意されています。

強豪部・実績（大会出場など）

西大和学園高校では、陸上部が全国大会への出場実績を持ち、個人種目で優秀な成績を残しています。限られた練習時間の中でも、効率的なトレーニングメニューを組むことで高いパフォーマンスを発揮する選手が育っています。

将棋部は頭脳系の部活動として活躍しており、全国大会に複数回出場した経験があります。授業で培った論理的思考力を将棋の対局でも活かせるため、進学校ならではの強みを発揮できる分野です。

クイズ研究部も全国大会への出場経験を持ち、幅広い知識を競う場で結果を出しています。日々の学習で得た知識を楽しみながら活用でき、仲間と協力してクイズに取り組む過程でチームワークも養われます。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

5月には体育祭が開催され、クラス対抗でリレーや綱引きなどの競技に熱中します。普段は勉強に集中している生徒たちが、この日ばかりは全力で身体を動かし、クラスの団結力を高める貴重な機会となっています。

9月の文化祭では各クラスや部活動が趣向を凝らした出し物を披露します。演劇や展示発表、模擬店など多様な企画が校内を賑わせ、生徒の創造性や企画力が試される場となります。

高校1年生の7月にはサマースクールが実施され、勉強合宿として学力向上に取り組みます。11月には海外探究プログラムがあり、3〜4ヶ国から選択できる海外研修で国際的な視野を広げられます。2月のマラソン大会では持久力を試され、冬の寒さの中を走り抜くことで精神力も鍛えられるでしょう。

西大和学園高校の学校生活の特徴

西大和学園高校は探究・誠実・気迫の校風のもと、次代を担うリーダーの育成に力を入れています。週37時間という充実したカリキュラムと、体験的な教育プログラムが特徴です。

男子757名、女子302名の計1059名が在籍する共学校として、充実した学校生活を送っています。大阪中心部からアクセスしやすいニュータウンの丘陵地に位置し、法隆寺などの史跡に囲まれた緑豊かな環境で学習に集中できます。

スーパーサイエンスハイスクール指定校として、研究機関訪問や大学での研究体験など、問題解決能力と国際性を養う科学教育に注力しています。土曜日も午前中に通常授業を実施し、補習や講習も充実させることで、東大・京大・国公医コースの生徒たちが志望校合格に向けて着実に実力を伸ばせる体制を整えています。

部活動は週3日程度の活動が中心で、勉強との両立を重視しています。陸上部、将棋部、クイズ研究部が全国大会出場の実績を持ち、限られた時間の中でも高い成果を上げています。

西大和学園高校の特色は？1986年創立の歴史

西大和学園高校は1986年に創立された、比較的新しい進学校です。創立から約40年という歴史の中で、関西屈指の進学実績を積み上げてきました。

最寄り駅の大輪田駅から通学でき、奈良県北葛城郡河合町薬井295に校舎を構えています。周辺は整備された住宅街で、守衛が常駐するなど安全面にも配慮された環境です。

学校施設には学生寮、体育館、学食、テニスコート、トレーニングルーム、自習室が完備されており、普通教室には冷房設備も整っています。スクールカウンセラーも配置され、生徒の心身のサポート体制も万全です。

年間行事では4月の新入生宿泊オリエンテーション、5月の体育祭と芸術鑑賞会、9月の文化祭、2月のマラソン大会などが実施されます。7月には高1生を対象にしたサマースクール、8月には希望者向けのアメリカ・ホームステイプログラムや次世代リーダー養成プログラムがあり、11月には海外3～4カ国から選択できる海外探究プログラムも用意されています。

制服があり、生徒は統一感のある装いで学校生活を送ります。

西大和学園高校の学費

西大和学園高校の初年度納入金は987,200円となっています。入学手続き時に入学金200,000円を納入し、1年時終了までに787,200円を支払う仕組みです。

授業料は年間576,000円、施設費が60,000円、その他費用として151,200円が必要になります。その他費用の内訳は教育充実費132,000円と諸会費19,200円で、諸会費には育友会費と生徒会費が含まれています。

上記の学費に加えて、ICT教育関連経費、個人預り金、旅行積立金が別途必要となる点に注意が必要です。ICT教育に力を入れている学校ならではの費用項目といえるでしょう。

学費等の金額は年度によって変更される可能性がありますので、入学を検討する際には最新の募集要項で確認することをおすすめします。私立高校としては標準的な水準ですが、充実した教育環境や週37時間の授業時数、豊富な海外プログラムなどを考えると、費用対効果の高い投資といえます。

西大和学園高校の進路実績

西大和学園高校は東大・京大をはじめとする難関国公立大学への合格実績が際立っています。2025年の合格実績では東京大32名、京都大11名、大阪大12名という結果を残しました。

東京大学の合格者数は2023年50名、2024年53名、2025年32名と推移しており、毎年30名以上が合格を果たしています。神戸大は2025年に15名、大阪公立大に24名、奈良県立医科大に7名と、地元の国公立大学にも多数の合格者を輩出しています。

私立大学では早稲田大10名、慶應義塾大9名、同志社大18名という実績です。関西の難関私立である関関同立にも合計43名が合格しており、国公立志望者だけでなく私立志望者にも対応したきめ細かい指導を行っています。

医学部医学科への進学も強みで、京都府立医科大、奈良県立医科大、和歌山県立医科大など公立医大への合格者を安定して送り出しています。防衛医科大学校や気象大学校といった特殊な進路にも合格者がいる点も特徴的です。

1年次はセンター試験を視野に主要5教科を幅広く学び、2年次から文系・理系に分かれて志望に応じた演習を重ねる指導体制が、この実績を支えています。

西大和学園高校の入試情報

西大和学園高校は1986年創立の奈良県北葛城郡河合町に位置する私立高校で、偏差値68から75という高い学力水準を誇ります。東大・京大・国公医コースのみを設置しており、約120名の男女共学で募集を行っています。入試会場は国内外に複数設置されており、海外在住の生徒にも広く門戸を開いているのが特徴です。

複数の入試区分が用意されており、それぞれの受験生の学習背景や得意分野に応じて選択できる制度になっています。出願期間や試験日は会場ごとに異なるため、事前に募集要項をしっかり確認することが求められます。

西大和学園高校の入試情報まとめ

西大和学園高校の2026年度入試では、西大和学園会場と東京会場で最も多くの試験区分を実施します。5科目型、帰国生のための入学試験、英語重視型A、英語重視型B、外国人のための入学試験の5つの区分から選択可能です。

シンガポール会場では5科、帰国生のための入学試験、英語重視型Bの3区分を実施します。試験日は12月7日で現地時間での実施となり、合格発表は12月10日を予定しています。受験料は40,000円と他会場より高めに設定されています。

福岡・岡山・仙台・東海・高松会場では5科、帰国生のための入学試験、英語重視型Bを実施します。試験日は会場によって1月10日と1月24日に分かれており、それぞれ試験日の3日後に合格発表があります。これらの会場の受験料は25,000円ですが、複数会場を併願すると割引制度が適用され、2会場で35,000円、3会場で45,000円となります。

西大和学園会場での試験日は2月6日と最も遅く設定されており、合格発表は2月8日です。受験料は20,000円と最も安価になっています。地元での受験を希望する生徒にとっては時間的余裕を持って準備できるメリットがあります。

入試科目については、5科型では国語、数学、英語、理科、社会の5教科すべてを受験します。帰国生のための入学試験では国語、数学、英語の3教科に絞られており、海外での学習経験を考慮した内容です。

英語重視型Aは国語、数学に加えて英語の筆記試験とエッセイ、さらに英語での面接が課されます。高度な英語運用能力を持つ受験生向けの試験区分といえます。英語重視型Bでは国語と数学の合計得点に英検取得級による加点がされる仕組みで、事前に英語資格を取得している生徒に有利な制度です。

外国人のための入学試験では数学、英語の筆記試験、英語のエッセイ、英語と日本語による面接が実施されます。日本語を母語としない生徒にも入学機会を提供する配慮がなされています。

西大和学園高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

西大和学園高校では受験生と保護者に向けて年間を通じて複数のイベントを開催しています。11月15日には中学生対象オープンスクールが9時から14時まで実施され、実際の学校生活を体験できる機会となります。

11月24日には「西大和学園（東大・京大・国公医コース）の事がホントによくわかる説明会」が10時から11時30分まで開催されます。コースの詳細な内容や教育方針について深く理解できるイベントです。

11月30日には受験生と保護者のための入試相談会が午前10時からと午後14時からの2回実施されます。個別の質問や相談ができる貴重な機会で、入試に関する具体的な疑問を解消できます。

12月6日と13日には学校・入試説明会と個別相談会が同時開催されます。説明会は10時から11時30分まで行われ、個別相談会は10時から12時30分まで入退場自由で実施されるため、都合に合わせて参加できます。

12月20日にはAcademic Summit2025見学会が大和大学で開催されます。学校説明会と個別相談会がセットになっており、大学との連携教育についても知ることができるイベントです。

12月27日には「入試直前、合格に向けて、イロイロ体験する会」が1日3回の時間帯で実施されます。入試本番を控えた時期に実施されるこのイベントでは、受験に向けた最終確認や心構えを学べます。各回とも9時から、11時から、13時からと時間が分かれているため、遠方からの参加者も選びやすくなっています。

これらのイベントは学校ホームページに掲載されている情報を基にしていますが、日程や内容が変更される可能性もあるため、参加前には必ず公式ホームページで最新情報を確認してください。

西大和学園高校はなぜ人気？まとめ

西大和学園高校は、偏差値68～75という最高難易度の学力レベルを誇る奈良県の私立高校です。1986年の創立以来、確かな教育実績を積み重ね、多くの受験生から注目を集めています。

大輪田駅が最寄り駅となるこの学校では、充実した部活動と学校行事が展開されており、強豪部の活躍や文化祭・体育祭などの主要行事を通じて、生徒たちが学業と両立しながら充実した高校生活を送ることができます。

また、優れた進路実績も西大和学園高校の大きな魅力の一つです。最高難易度の学力レベルに相応しい指導体制のもと、多くの卒業生が希望の進路を実現しています。

西大和学園高校への入学を検討されている中学生や保護者の方は、オープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の学校の雰囲気や教育環境を確認されることをおすすめします。入試情報や学費についても事前にしっかりと確認し、受験準備を進めていきましょう。