兵庫県高砂市にある白陵高校は、偏差値73を誇る最高難易度の私立進学校です。2025年度には東京大学11名、京都大学9名をはじめ、難関国公立大学への合格者を多数輩出しています。

お子さんの進学先として白陵高校を検討しているけれど、実際の学校生活や入試の難易度、部活動の様子はどうなのか気になりませんか。

この記事では、白陵高校の偏差値や入試情報、充実した部活動、そして卒業生の進路実績まで詳しく解説します。進学校でありながら文化祭や運動会などの行事も盛んで、バランスの取れた学校生活を送れる環境が整っています。

基本情報から受験対策、学費や周辺環境まで網羅的にお伝えしますので、この記事を読めば白陵高校への理解が深まり、受験校選びの判断材料が手に入ります。

白陵高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：白陵高校 校舎画像

兵庫県高砂市に位置する白陵高校は、偏差値73を誇る県内トップクラスの進学校として知られています。旧制姫路高校の伝統と精神を受け継ぎ、独立不羈・正明闊達を校是として掲げる私立校です。

この学校が多くの受験生から支持される理由は、充実した教育環境と高い進学実績にあります。1963年の創立以来、責任を持ち節度ある行動がとれる人材育成を目指し、単なる受験指導にとどまらない幅広い教養教育を実践してきました。

男子349名、女子212名が在籍する共学校で、山懐に抱かれた静かな環境の中で学習に集中できる点も魅力の一つです。東京大学や京都大学をはじめとする難関国公立大学への合格者を毎年多数輩出しており、2025年度は東京大学11名、京都大学9名の合格実績を誇ります。

私立白陵高校の基本情報

白陵高校は私立の共学校として、独自のカリキュラムと教育方針を展開しています。授業進度は公立学校と比べて早く設定されており、大学受験の範囲を早期に終えることで、多様な形での復習・演習時間を確保できる仕組みになっています。

毎週土曜日には60分授業を4時限実施しており、公立校よりも多くの授業時間を確保しています。さらに夏・冬・春の休業中には年間計30日以上の特別授業を行うなど、徹底した学習サポート体制が整っています。

高校1年生は全クラス均等編成で、全員が理科3科目を履修するカリキュラムを採用しています。文理分けは高校2年生から行われ、高校3年生では進路別編成となりますが、すべての学年で「総合」の授業を設け、高校の学習内容を超えた発展的な内容まで踏み込んで学習します。

初年度納入金は入学金15万円、授業料40万8千円、施設費25万円などを含めて総額111万1,600円です。私立校としては標準的な学費設定といえるでしょう。

白陵高校の最寄り駅は曽根駅！周辺環境は？

白陵高校へのアクセスは、最寄り駅の曽根駅から通学する形になります。学校の所在地は兵庫県高砂市阿弥陀町阿弥陀2260番地で、市街地から少し離れた場所に位置しています。

周辺は緑の山並みと小鳥がさえずる林に囲まれた自然豊かな環境です。山懐に抱かれた立地のため、空気は清浄で勉学を妨げる騒音もありません。四季折々の自然や生物たちの営みを肌で感じながら、生徒たちは毎日を恵まれた環境で過ごせます。

都会の喧騒から離れたこの環境は、集中して学習に取り組みたい生徒にとって理想的な条件といえます。静かな環境での勉強は思考を深める手助けとなり、難関大学受験に向けた準備に最適な場所です。

学校施設には学生寮も完備されており、遠方から通学する生徒でも安心して学校生活を送れる体制が整っています。体育館、クラブハウス、学食、コンピュータ室、自習室なども設置されており、学習面でも生活面でも充実したサポートが受けられます。

白陵高校の部活動の種類

白陵高校には運動部と文化部を合わせて多彩なクラブ活動が用意されています。運動部には柔道部、剣道部、バレーボール部、硬式野球部、ソフトテニス部、バスケットボール部、卓球部、サッカー部、陸上競技部の9つの部があります。

文化部の選択肢はさらに幅広く、17の部活動が活動しています。吹奏楽部、写真部、将棋部、ESS部、書道部、美術部、放送部、競技かるた部、文芸部といった一般的な文化系クラブに加えて、化学部、生物部、数学部、天文部など理系に特化した専門的なクラブも設置されています。

特徴的なのは茶道部や剣道研究部、歴史研究部、C.P.C.といった伝統文化や学術研究に関わる部活動が充実している点です。進学校でありながら部活動の選択肢が豊富なため、勉強と両立しながら自分の興味関心を深められる環境が整っています。

施設面ではテニスコート、トレーニングルーム、クラブハウスなどが完備されており、各部活動が十分に活動できる設備が揃っています。勉強だけでなく課外活動を通じて、バランスの取れた人間形成を目指せる環境です。

白陵高校の偏差値は？受験は最高難易度

白陵高校は兵庫県高砂市にある私立の進学校で、県内トップクラスの学力を誇ります。この学校を目指すには相当な学力が求められるため、受験を考えている方は早い段階から計画的な学習が必要になります。

偏差値や難易度について、具体的なデータをもとに詳しく見ていきましょう。

白陵高校の偏差値は73！

白陵高校の偏差値は73となっており、兵庫県内の高校の中でも最上位に位置します。この数値は全国的に見ても非常に高く、難関大学への進学を目指す生徒が集まる学校です。

偏差値73という数字は、100人の受験生がいた場合、上位わずか4～5人程度に入る学力が必要という意味になります。通常の公立中学校では学年トップクラスの成績を維持していても、合格できるかどうかは分かりません。

実際の入試では国語・英語・数学の3教科で各100点満点の試験が実施されます。試験時間はそれぞれ60分ですが、単なる暗記では対応できない思考力を問う問題が多く出題される傾向があります。

白陵高校の学力レベルの目安は最高難易度

白陵高校の学力レベルは兵庫県内で最高難易度に分類されます。具体的には、中学校の定期テストで常に90点以上を取り続けることはもちろん、実力テストや模擬試験でも安定して高得点を維持する必要があります。

この学校の卒業生の進路を見ると、2025年度は東京大学に11名、京都大学に9名、大阪大学に8名が合格しています。毎年多くの生徒が国公立の難関大学へ進学しており、在学中の授業のレベルも大学受験を見据えた高度な内容になっています。

中学校の教科書レベルを完璧にするだけでなく、発展的な問題集や応用問題にも取り組める実力が求められます。塾や予備校での学習経験がある受験生が多く、自分一人の力だけで合格ラインに到達するのは困難でしょう。

白陵高校の部活・行事

引用：白陵高校 制服画像

白陵高校では、学業と並行して部活動や学校行事にも力を入れており、生徒が多様な経験を積める環境が整っています。運動部と文化部を合わせて多数のクラブが活動しており、生徒たちは自分の興味や関心に応じて参加できます。

学校行事も年間を通じて充実しており、球技大会や運動会、文化祭といった生徒主体のイベントから、文化公演会や修学旅行まで多彩なプログラムが用意されています。山に囲まれた静かな環境の中で、勉学に集中しながらも、仲間と協力して行事を作り上げる経験を通じて、人間的な成長を促す教育方針が実践されています。

強豪部・実績（大会出場など）

白陵高校には、運動部として柔道部、剣道部、バレーボール部、硬式野球部、ソフトテニス部、バスケットボール部、卓球部、サッカー部、陸上競技部が設置されています。文化部では吹奏楽部、写真部、将棋部、ESS部、書道部、美術部、放送部、競技かるた部、文芸部、化学部、生物部、茶道部、剣道研究部、歴史研究部、天文部、C.P.C.、数学部など、幅広い分野で活動が行われています。

特に学術系のクラブが充実しており、化学部や生物部、数学部といった理系クラブでは、授業で学んだ知識をさらに深める探究活動が展開されています。また、競技かるた部やESS部など、専門性の高い文化部も設置されており、生徒たちは自分の得意分野を伸ばす機会に恵まれています。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

白陵高校の学校行事は、生徒の自主性を尊重した運営が特徴です。6月には球技大会が開催され、クラス対抗でスポーツを通じた交流が図られます。9月には運動会と文化祭が連続して行われ、学校全体が活気に包まれる時期となります。

11月には文化公演会があり、芸術や文化に触れる機会が設けられています。同じ月に2年生を対象とした修学旅行が実施され、日常とは異なる環境での学びと体験が得られます。2月には白陵高校独自の行事として柔道大会が開催され、全生徒が柔道に取り組むことで、心身の鍛錬と礼節を学ぶ貴重な機会となっています。これらの行事を通じて、生徒たちは協調性やリーダーシップを育んでいきます。

白陵高校の学校生活の特徴

白陵高校は兵庫県高砂市に位置する私立の共学校で、山々に囲まれた自然豊かな環境の中にあります。生徒数は男子349名、女子212名が在籍しており、偏差値73という高い学力水準を誇ります。最寄り駅はJR曽根駅で、通学にも便利な立地です。

学校の特徴として、制服がなく自由な服装で通学できる点が挙げられます。また、毎週土曜日には60分授業が4時限行われており、充実した学習時間を確保しています。

校内には学生寮や学食、トレーニングルーム、自習室などの施設が整っており、遠方から通う生徒や放課後の学習にも対応できる環境が整っています。クラブ活動は運動部と文化部を合わせて多数あり、柔道部やサッカー部などの運動部から、化学部や天文部といった学術系の文化部まで、多様な選択肢があります。

年間行事では、6月の球技大会、9月の運動会と文化祭、2月の柔道大会など、生徒が一体となって取り組むイベントが豊富に用意されています。

白陵高校の特色は？1963年創立の歴史

白陵高校は1963年に創立され、旧制姫路高校の伝統と精神を受け継いでいます。校是として「独立不羈・正明闊達」を掲げ、責任を持ち節度ある行動がとれる人材の育成を目指しています。

教育の特色として、高校1年生は全クラス均等編成となっており、全員が理科3科目を履修します。これにより、文系・理系の枠にとらわれない幅広い教養を身につけることができます。高校2年生から文理に分かれますが、高校3年生でも「総合」の授業を通じて、高校の学習内容を超えた発展的な内容に取り組みます。

授業進度は公立学校と比べて早めですが、十分な授業時間が確保されています。さらに、夏季・冬季・春季の休業中には年間計30日以上の特別授業が実施されており、大学受験の範囲を早期に終え、多様な形で復習や演習を行えるカリキュラムとなっています。

このような教育方針により、粘り強い思考力と的確な判断力、たくましく生きる力を養成しています。

白陵高校の学費

2025年度の初年度納入金は合計1,111,600円となっています。内訳は、入学金が150,000円、授業料が年間408,000円、施設費が250,000円、その他の費用が303,600円です。

入学手続き時には400,000円を納入し、1年時終了までに残りの711,600円を納めることになります。授業料以外にその他の費用が553,600円かかりますが、これには教材費や行事費などが含まれていると考えられます。

私立高校としては標準的な学費設定といえますが、特別授業や充実した施設設備、学生寮の利用など、教育環境への投資が反映された金額です。受験を検討する際は、受験料20,000円も別途必要となります。

入試は2025年2月10日に実施され、国語・英語・数学の3教科で各100点満点の試験が行われます。出願はWeb出願システムを利用し、2025年1月31日から2月3日まで受け付けています。

白陵高校の進路実績

白陵高校の進路実績は非常に優れており、2025年度は東京大学に11名、京都大学に9名、大阪大学に8名、神戸大学に11名が合格しています。過去3年間の実績を見ても、東京大学には毎年10名以上、京都大学にも同程度の合格者を輩出しており、安定した実績を維持しています。

国公立大学全体では、大阪公立大学に11名、兵庫県立大学に8名など、地元の大学にも多数合格しています。医学部系では京都府立医科大学や奈良県立医科大学、各地の国立大学医学部に合格者を出しており、医師を目指す生徒にも適した環境といえます。

私立大学では、関西学院大学に37名、同志社大学に39名、立命館大学に16名と関関同立に多数合格しています。また、早稲田大学に10名、慶應義塾大学に5名、東京理科大学に4名など、首都圏の難関私立大学にも合格者を出しています。

防衛医科大学校に4名、防衛大学校に1名の合格者もおり、将来の進路選択の幅広さが窺えます。このような実績は、充実したカリキュラムと特別授業による丁寧な指導の成果といえるでしょう。

白陵高校の入試情報

白陵高校は兵庫県高砂市に位置する偏差値73の私立進学校で、高校からの入学を希望する場合は専願での若干名募集となっています。2025年度の試験は2月10日に実施され、国語・英語・数学の3教科で実力を測る形式です。

受験を検討している方は、出願期間や試験内容を正確に把握したうえで、計画的に準備を進めることが求められます。ここでは具体的な入試要項とイベント情報について詳しく解説します。

白陵高校の入試情報まとめ

白陵高校の高校入試では、国語・英語・数学の3教科がそれぞれ60分100点で実施されます。合計300点満点での勝負となり、各科目でバランスよく得点することが合格への鍵です。

募集人員は専願の男女で若干名と限られているため、中学校から白陵に進学した生徒が大半を占める環境に高校から新たに加わる形となります。2025年度入試の場合、Web出願は1月31日午前9時から2月3日午後11時59分まで受け付けており、志願者サイトでの申込と必要書類の提出が必須です。

受験料は20,000円で、試験日は2月10日月曜日に設定されています。合格発表は翌日の2月11日午前11時から午後4時まで行われるため、結果を早く知ることができます。

入学手続き時には40万円、1年時終了までに71万1,600円を納める必要があり、初年度納入金の合計は111万1,600円です。授業料は年間40万8,000円、施設費25万円、その他の費用も含まれているため、私立高校としての標準的な学費といえます。

白陵高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

白陵高校のオープンキャンパスやイベントについては現在調査中となっています。学校説明会や見学会の開催時期については、学校の公式ホームページや直接の問い合わせで最新情報を確認することをお勧めします。

山ふところに位置する白陵高校のキャンパスは、緑の山なみと小鳥が囀る林に囲まれた環境にあります。最寄り駅はJR曽根駅で、兵庫県高砂市阿弥陀町阿弥陀2260に所在しています。

学校見学を希望する場合は、事前に学校へ連絡を入れ、訪問可能な日時を相談するとよいでしょう。実際にキャンパスを訪れることで、体育館やクラブハウス、学食、自習室といった充実した施設を確認できます。また、四季折々の自然を肌で感じられる恵まれた環境は、実際に足を運んで初めて実感できる魅力です。

受験を真剣に考えている方は、早めに学校とコンタクトを取り、施設や雰囲気を体感しておくことで、入学後の学校生活をより具体的にイメージできます。

白陵高校はなぜ人気？まとめ

白陵高校は偏差値73を誇る兵庫県屈指の難関私立校です。1963年の創立以来、確かな教育実績を積み重ね、全国トップレベルの進学実績を誇っています。

最高難易度の学力レベルが求められる入試を突破した生徒たちは、充実した学校生活を送っています。運動部や文化部など多彩な部活動があり、強豪部の活躍も目立ちます。文化祭や体育祭、修学旅行などの行事も盛んで、勉強だけでない豊かな学園生活が魅力です。

JR曽根駅から通学できる立地の良さも人気の理由のひとつです。周辺環境は落ち着いており、学習に集中できる環境が整っています。

白陵高校への進学を検討されている方は、まずオープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の雰囲気を確かめてみることをおすすめします。学費や入試情報もしっかり確認した上で、受験準備を進めていきましょう。難関校ですが、その分得られる教育の質と進路の選択肢は大きな魅力となるはずです。