和歌山県で高校受験を控えるお子さまをお持ちの保護者の皆さま、智辯学園和歌山高校という名前を耳にしたことはありませんか？偏差値53から73という幅広いレンジと、東京大学や京都大学への合格者を毎年輩出する実績を持つこの学校に、多くの受験生が注目しています。

「子どもの可能性を最大限に伸ばせる環境はどこにあるのか」「難関大学への進学実績が高い理由は何なのか」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、智辯学園和歌山高校の偏差値や入試情報、充実した部活動、そして気になる学費や進路実績まで詳しく解説しています。

智辯学園和歌山高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：智辯学園和歌山高校 校舎画像

智辯学園和歌山高校は、1978年の創立以来、学業と部活動の両面で優れた実績を誇る私立高校として広く知られています。東京大学や京都大学をはじめとする難関国公立大学への合格者を毎年多数輩出しており、2025年度には京都大学10名、大阪大学11名、和歌山県立医科大学25名という輝かしい進学実績を記録しました。

また、野球部が甲子園で活躍する姿は全国的に有名で、スポーツ面でも高い評価を得ています。中学からの6年一貫教育に加え、高校からの編入クラスも設置されており、多様な進路希望に応えられる教育体制が整っています。

私立智辯学園和歌山高校の基本情報

智辯学園和歌山高校は和歌山県和歌山市冬野2066-1に所在する私立の共学校です。現在は男子395名、女子339名の計734名が在籍しており、男女がバランスよく学んでいます。

学校の教育理念は「誠実・明朗」「愛のある教育」を掲げており、心の原点に立ち返る教育を実践しています。偏差値は53から73と幅広く設定されており、編入クラスとスポーツコースという2つのコースで異なる目標を持つ生徒を受け入れています。

編入クラスは難関国公立大学を目指す生徒向けで、高校2年生で6年一貫コースと合流します。一方、スポーツコースは野球に特化したコースで、甲子園出場を目標に高度なトレーニングを積むことができます。

初年度納入金は男子で約130万円、女子で約130万円となっており、別途教科書代金や辞書・問題集代金が必要になります。

智辯学園和歌山高校の最寄り駅は黒江駅！周辺環境は？

智辯学園和歌山高校の最寄り駅はJR黒江駅で、和歌山市の最南端という立地にあります。校地の一部は隣接する海南市にもまたがっており、広大な敷地を有しています。

学校周辺は静かな田園地帯に囲まれており、都市部の喧騒から離れた落ち着いた環境で学習に集中できます。西方には万葉集で山部赤人が詠んだことで有名な和歌浦を望むことができ、歴史的な景観にも恵まれています。

このような自然豊かな環境は、生徒たちが心身ともに健やかに成長するための理想的な条件を提供しています。校内には天体観測室（開閉ドーム式）も設置されており、自然に囲まれた立地を活かした教育活動が展開されています。

通学には駅からのアクセスを利用する生徒が多く、静かな環境の中でしっかりと学べる点が保護者からも高く評価されています。

智辯学園和歌山高校の部活動の種類

智辯学園和歌山高校には運動部と文化部を合わせて30以上のクラブ活動が設置されており、多様な興味や才能を伸ばせる環境が整っています。

運動部では野球部と陸上競技部（中長距離走）が過去3年間に全国大会へ出場しており、特に野球部は毎日放課後に活動し、甲子園での活躍が全国的に知られています。陸上競技部の中長距離走も月曜から土曜まで活動し、全国レベルの選手を育成しています。

2025年9月からは少林寺拳法部、テニス部、バレーボール部、バスケットボール部、サッカー部、剣道部など新たな運動部が活動を開始する予定で、選択肢がさらに広がります。

文化部はブラスバンド部、天文部、囲碁将棋部、英語部、コンピュータ部、写真部、演劇部、美術部、筝曲部、書道部、茶華道部など21の部活動があります。競技かるた部やクイズ研究会、数学研究会といった学術系の活動も充実しており、文武両道を実践できる体制が整っています。

放送部や新聞部といったメディア系、生物部や科学部といった理系の部活動もあり、自分の興味に合わせて幅広い選択が可能です。

智辯学園和歌山高校の偏差値は？受験は最高難易度

智辯学園和歌山高校は和歌山県内でトップクラスの進学実績を誇る私立高校です。京都大学や東京大学といった最難関国立大学への合格者を毎年多数輩出しており、その学力レベルの高さは県内外から注目されています。

受験を検討する際には、編入クラスとスポーツコースで求められる学力や適性が大きく異なる点を理解しておく必要があります。編入クラスは難関国公立大学を目指す生徒のためのコースで、高度な学力が求められます。

一方、スポーツコースは野球の技能に秀でた生徒を対象としたコースとなっています。入試科目は国語、英語、数学の3教科で、それぞれ100点満点の計300点満点で評価されます。

智辯学園和歌山高校の偏差値は53 – 73！

智辯学園和歌山高校の偏差値は53から73という幅広い範囲に設定されています。この数値の幅が大きい理由は、編入クラスとスポーツコースという2つの異なるコースが存在するためです。

編入クラスは偏差値73という和歌山県内でも最高水準の学力が求められます。このレベルは関西圏の難関私立高校と比較しても遜色ない水準といえるでしょう。

受験生の多くは大阪府や奈良県からも通学しており、広域から優秀な生徒が集まってきます。スポーツコースは専願のみの募集で、野球の技能を重視した選抜が行われるため、偏差値の下限値が設定されています。

智辯学園和歌山高校の学力レベルの目安は最高難易度

智辯学園和歌山高校の編入クラスは、和歌山県内で最高難易度の受験となります。2025年の進学実績を見ると、東京大学5名、京都大学10名、大阪大学11名といった最難関国立大学への合格者が出ています。

さらに和歌山県立医科大学には25名が合格しており、医学部医学科を目指す受験生にとっても有力な選択肢です。この学力レベルを維持するため、入学後は6年一貫コースの生徒と高2で合流し、切磋琢磨しながら学習を進めていきます。

併願受験も可能ですが、専願と同じ学力基準で選抜されるため、併願だからといって合格しやすくなるわけではありません。受験料は20,000円で、試験日は2026年2月1日に実施され、当日の21時にはインターネットで合格発表が行われます。

智辯学園和歌山高校の部活・行事

引用：智辯学園和歌山高校 制服画像

智辯学園和歌山高校では、勉強だけでなく部活動や学校行事を通じた人間形成にも力を入れています。体育系では全国レベルの活躍を見せる部があり、文化系では20以上の部や同好会が多彩な活動を展開しています。年間を通じた行事では、生徒の自主性や協調性を育む体験型学習の機会が豊富に用意されています。

強豪部・実績（大会出場など）

野球部は過去3年間で全国大会に出場しており、甲子園を目指すスポーツコースの生徒たちが毎日放課後に練習を重ねています。スポーツコースは野球に特化したカリキュラムで、高度な技術向上を図る環境が整っています。

陸上競技部（中長距離走）も全国大会出場の実績を持ち、月曜日から土曜日まで放課後に活動を続けています。専願で長距離走に優れた能力を持つ生徒を編入クラスで若干名受け入れる制度もあり、競技と学業の両立を支援しています。

文化系では、ブラスバンド部や演劇部、競技かるた部など21の部と同好会が活動しており、生徒の多様な興味に対応しています。2025年9月からはテニス部、バレーボール部、サッカー部など複数の新設部活が活動を開始する予定です。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

9月の体育大会は全校生徒が参加する一大イベントで、クラス対抗の競技を通じて協調性と自主性を養います。10月には文化祭が開催され、各クラスや部活動が日頃の成果を発表する場となっています。

同じく10月に実施される高校2年生の修学旅行では、日本の文化や歴史を体験しながら、友人との絆を深める機会が得られます。5月の球技大会では、普段の授業では見られない生徒たちの活躍を見ることができます。

国際人を育てる教育理念のもと、7月には韓国研修プログラム、8月にはエンパワーメントプログラムが希望者向けに実施されます。3月には高校1年生を対象にアメリカやオーストラリアへの短期留学プログラムがあり、グローバルな視野を広げる体験ができます。4月の錬成会では高校1年生が新入生オリエンテーションとして学校生活の基礎を学び、智辯学園和歌山の一員としての自覚を育みます。

智辯学園和歌山高校の学校生活の特徴

智辯学園和歌山高校は和歌山県和歌山市冬野に位置し、1978年に創立された私立の男女共学校として知られています。海南市にまたがる静かな田園地帯にあり、西方には万葉集で山部赤人が詠んだ和歌浦を望む恵まれた環境が広がります。

2025年4月現在、男子395名と女子339名の計734名が在籍しており、偏差値は53から73まで幅広く設定されています。黒江駅が最寄り駅となり、通学の利便性も確保されています。

6年一貫教育を軸としながら、編入クラスとスポーツコースという2つのコースが設置されている点が大きな特徴です。編入クラスでは高2で6年一貫コースと合流し、難関国公立大学を目指します。一方、スポーツコースは野球に特化したカリキュラムを組み、甲子園出場を目標としています。

智辯学園和歌山高校の特色は？1978年創立の歴史

智辯学園和歌山高校は誠実・明朗と愛のある教育を教育理念に掲げ、個人が心の原点に立ち返ることを目指しています。創立から45年以上の歴史を持ち、知力の徹底的訓練を筆頭に5つの教育の特色を実践してきました。

情感をはぐくむ教育と国際人を育てる教育により、生徒たちは多様な視点を養います。韓国研修プログラムやアメリカ短期留学、オーストラリア短期留学といった海外研修の機会が充実しており、高1の希望者が参加できる仕組みとなっています。

体験型学習を通した自主性・協調性の育成にも力を注ぎ、三位一体の教育方針のもと学校・家庭・生徒が一体となって成長を支えます。校内には創立十周年記念講座や創立二十周年記念図書館など、歴史を刻んだ施設が残されています。天体観測室には開閉ドーム式の設備が整い、天文部の活動拠点となっています。

智辯学園和歌山高校の学費

編入コースの初年度納入金は男子で1,299,810円、女子で1,300,780円となります。入学手続き時には入学金200,000円と制服代金などを含むその他の費用として、男子は172,810円、女子は173,780円が必要です。

1年時終了までには授業料456,000円と施設費などを含むその他471,000円を納入します。この金額には教科書代金や辞書・問題集代金が含まれていませんので、別途準備が求められます。

入学手続き締切日は専願と併願で異なり、編入クラス専願は2026年2月3日17時まで、併願は2026年3月19日14時までに入学金と制服制定品費用を納入しなければなりません。スポーツコース専願も2月3日17時が締切です。受験料は20,000円で、インターネット出願が可能となっています。

智辯学園和歌山高校の進路実績

2025年の合格実績では東京大学5名、京都大学10名、大阪大学11名と難関国公立大学への合格者を多数輩出しました。特筆すべきは和歌山県立医科大学への合格者数で、2025年は25名、2024年は15名、2023年も25名と安定した実績を残しています。

その他国公立大学への合格者は2025年で100名に達し、2023年の115名と比較しても高水準を維持しています。神戸大学には2025年に4名、2024年に8名、2023年には11名が合格を果たしました。

私立大学では関西圏の難関校への進学が目立ち、2025年は同志社大学52名、立命館大学69名、関西学院大学41名という結果となりました。早稲田大学12名、慶應義塾大学8名と首都圏の名門校にも合格者を送り出しています。防衛医科大学校8名、防衛大学校3名など特殊な進路を選ぶ生徒もおり、多様な進路選択が実現されています。

智辯学園和歌山高校の入試情報

智辯学園和歌山高校では、2026年度の生徒募集において編入クラスとスポーツコースの2つの区分で入学試験を実施します。編入クラスは難関国公立大学を目指す生徒向けのコースで、専願と併願の両方で受験が可能です。一方、スポーツコースは野球に情熱を持つ男子生徒を対象とした専願のみのコースとなっています。

受験を検討している中学生は、インターネット出願の期間や試験科目、受験料などの詳細を事前に確認しておく必要があります。特にスポーツコースへの出願を考えている場合は、事前に入試広報部への相談が必須となっていますので注意が必要でしょう。

智辯学園和歌山高校の入試情報まとめ

2026年度入試では、普通科編入クラスが45名、普通科スポーツコースが10名の募集人員となっています。編入クラスには長距離走に優れた能力を持つ生徒も若干名含まれます。

学科試験は国語・英語・数学の3教科で実施され、各教科100点の計300点満点です。併願受験者は面接票の提出となりますが、専願受験者は実際の面接を受けます。調査書も選抜材料として用いられますので、中学校での成績や活動も評価の対象になります。

出願はインターネットで2025年12月19日9時から2026年1月29日13時まで受け付けており、中学校からの調査書も同じ期間内に郵送する形です。受験料は20,000円で、試験日は2026年2月1日日曜日に設定されています。

合格発表は試験当日の21時にインターネットで行われ、合格者には翌日2月2日付けで合格通知書と入学手続書類が発送されます。入学手続きの締切は専願が2月3日17時まで、併願が3月19日14時までとなっており、入学金と制服制定品費用を期日までに納入する必要があります。

智辯学園和歌山高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

智辯学園和歌山高校では、受験を検討している中学生と保護者を対象に複数の見学会や説明会を開催しています。2025年11月15日土曜日には入試説明会と入試アドバイスが13時から15時まで実施されます。

このイベントでは歓迎セレモニーから始まり、保護者向けに教育理念や教育内容、生徒募集要項の説明が行われます。中学3年生には入試アドバイスが提供され、実際の試験に向けた具体的なアドバイスを受けられる貴重な機会となっています。校舎見学や個別相談の時間も設けられており、施設の雰囲気を直接確認できます。

さらに11月29日、12月6日、12月20日の各土曜日には、少人数制のオープンキャンパスが9時30分から11時30分まで開催されます。編入クラスの紹介に加えて、実際の授業を見学できる点が特徴です。在校生の学習風景を間近で見ることで、入学後の学校生活をより具体的にイメージできるでしょう。

これらのイベントはすべて事前申込制となっていますので、参加を希望する場合は学校ホームページから早めに申し込みを済ませておくことをお勧めします。

智辯学園和歌山高校はなぜ人気？まとめ

智辯学園和歌山高校は、偏差値53から73という幅広い学力層に対応した私立高校です。1978年の創立以来、優れた進学実績と充実した教育環境で高い評価を得ています。

最寄り駅は黒江駅で、通学にも便利な立地となっています。学校生活では、強豪として知られる部活動をはじめ、多彩な部活動の種類が用意されており、文化祭や体育祭、修学旅行などの主要行事も充実しています。

受験においては最高難易度のレベルとなっており、学力レベルの目安も高く設定されています。しかし、その分だけ充実した進路実績を誇り、難関大学への合格者を多数輩出しています。

学費や入試情報、オープンキャンパスなどのイベント情報については、学校の公式情報を確認することをおすすめします。智辯学園和歌山高校への進学を検討されている方は、ぜひ一度学校見学に参加して、実際の雰囲気を体感してみてください。