埼玉県で高校受験を控えるお子さんを持つ保護者の方、「偏差値52から72まで幅広いコース設定がある西武学園文理高校って、実際どうなの？」と気になっていませんか。

進学実績や学費、部活動の様子など、学校選びで知りたい情報は山ほどありますよね。この記事では、1981年創立の西武学園文理高校について、基本情報から偏差値、入試情報、実際の学校生活まで徹底的にリサーチしました。

基本データや周辺環境、充実した部活動の種類、そして東大合格者も輩出する進学実績、さらには2026年度の最新入試情報まで詳しく解説します。

この記事を読めば、西武学園文理高校があなたのお子さんに合った学校かどうか、しっかりと判断できるようになります。

西武学園文理高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：西武学園文理高校 校舎画像

西武学園文理高校は埼玉県狭山市に位置する私立共学校で、1981年の創立以来、質の高い教育を提供し続けています。偏差値は52から72と幅広く、多様な学力層の生徒を受け入れる体制が整っている点が特徴です。理数科と普通科の2学科を設置し、普通科には令和6年から新設されたアカデミックチャレンジクラスやデュアルクラスなど、個々の進路目標に応じた複数のクラスが用意されています。

東京大学や早稲田大学をはじめとする難関大学への合格実績も豊富で、進学校としての評価が高まっています。建学の精神として学識と技術の練磨、報恩の精神、不撓不屈の精神を掲げ、誠実・信頼・奉仕を校訓としている点も保護者から支持される理由でしょう。

東京ドーム約3個分という広大な敷地に充実した施設を備え、学習環境と部活動の両面で生徒をサポートしています。

私立西武学園文理高校の基本情報

西武学園文理高校は埼玉県狭山市柏原新田311-1に所在し、最寄り駅は西武新宿線の笠幡駅になります。1981年に創立された私立の共学校で、40年以上の歴史を持つ伝統校です。

学科構成は理数科と普通科の2つで、理数科には先端サイエンスクラスを設置しています。普通科は令和6年にカリキュラムを刷新し、アカデミックチャレンジクラス、アカデミックマルチパスクラス、デュアルクラス、クリエイティブクラスの4つを新設しました。さらに令和7年度にはスポーツクラスとアートクラスも加わる予定です。

偏差値は52から72までと約20ポイントの幅があり、学力に応じたクラス編成で一人ひとりに適した教育を実施しています。この柔軟な受け入れ体制により、様々な目標を持つ生徒が自分に合った環境で学べる仕組みが整っています。

西武学園文理高校の最寄り駅は笠幡駅！周辺環境は？

西武学園文理高校の最寄り駅は笠幡駅で、西武新宿線沿いの閑静な住宅地に立地しています。駅からは徒歩圏内でアクセス可能な距離にあり、通学の利便性が確保されています。また、参考データによると西武新宿線「新狭山駅」から徒歩約15分の位置にもあるため、複数の駅からアクセスできる環境です。

学校周辺は住宅地が広がり、智光山公園や狭山市駅が近いエリアで、落ち着いた雰囲気の中で学習に集中できる環境が整っています。都心から程よい距離にありながらも自然が豊かで、学習に適した静かな立地条件が魅力です。

スクールバスも運行されているため、最寄り駅から離れた地域に住む生徒でも安心して通学できる体制が整備されています。東京ドーム約3個分という広大な敷地には人工芝グラウンド1面、グラウンド5面、体育館2棟といった運動施設が充実しており、都市部では得難い開放的な教育環境を提供しています。

西武学園文理高校の部活動の種類

西武学園文理高校には運動部と文化部を合わせて30以上のクラブが活動しています。運動部には硬式野球、サッカー、ラグビー、硬式テニス、男女バスケットボール、女子バレーボール、卓球、バドミントン、陸上競技といった定番の部活動に加え、ライフル射撃、空手道、弓道、剣道、ダンスなど多彩なラインナップがあります。

中でもスキー部は過去3年間で全国大会への出場実績があり、競技レベルの高さを証明しています。文化部も吹奏楽、合唱、ハンドベルといった音楽系から、映像制作、放送、魔法、美術、文芸、科学、鉄道研究、漫画研究、デジタルクリエイトまで幅広いジャンルを網羅しています。

特に魔法部という珍しいクラブがあることは特筆に値するでしょう。インターアクトや茶道講習会など、社会貢献や伝統文化に触れる機会を提供する活動もあり、生徒の多様な興味関心に応える体制が整っています。広大な敷地とクラブハウスといった充実した設備が、これらの部活動を支えています。

西武学園文理高校の偏差値は？受験は最高難易度

西武学園文理高校は埼玉県狭山市にある私立高校で、1981年に創立された教育機関です。理数科と普通科の2つの学科を設置しており、学科やコースによって偏差値に幅があります。

受験を検討する際には、自分の学力と志望する学科の難易度を照らし合わせることが必要です。特に理数科の先端サイエンスクラスは高い学力が求められるため、早期からの計画的な受験対策が求められます。

西武学園文理高校の偏差値は52 – 72！

西武学園文理高校の偏差値は52から72の範囲に分布しています。この数値の幅は、理数科と普通科で異なる入試難易度を反映したものです。

理数科は特に高い偏差値が必要とされ、最難関の先端サイエンスクラスでは偏差値70を超える学力が求められます。一方、普通科のコースによっては偏差値50台からチャレンジできる選択肢もあり、幅広い学力層の受験生に門戸を開いています。

令和6年に普通科では複数のクラスが新設され、アカデミックチャレンジクラスやクリエイティブクラスなど、生徒の個性や目標に応じた学びの場が用意されました。さらに令和7年にはスポーツクラスとアートクラスも加わり、多様な進路選択が可能になります。

西武学園文理高校の学力レベルの目安は最高難易度

西武学園文理高校の最上位層は埼玉県内でも最高難易度に位置づけられます。2025年の合格実績を見ると、東京大学に1名、東北大学に1名など、旧帝国大学への現役合格者を輩出しています。

早稲田大学10名、立教大学25名、法政大学19名など、難関私立大学への合格者数も豊富です。医学部医学科への合格実績もあり、東海大学医学部や埼玉医科大学医学部など、複数の医学部に合格者を送り出しています。

入試科目は理数科と普通科で共通して国語・数学・英語の3教科ですが、理数科の第3回入試のみ理科・数学・英語となります。この科目構成から、基礎学力を幅広く身につけた上で、特に英語と数学の応用力を高めておく準備が効果的でしょう。

西武学園文理高校の部活・行事

引用：西武学園文理高校 制服画像

西武学園文理高校では、学業だけでなく部活動や学校行事を通じて、生徒が多様な経験を積める環境が整っています。運動部16団体、文化部15団体が活動しており、それぞれの分野で技術を磨きながら仲間との絆を深めることができます。

東京ドーム約3個分という広大な敷地には、人工芝グラウンド1面、グラウンド5面、体育館2棟、弓道場などの充実した運動施設があり、各部活が思う存分練習に打ち込める環境が整備されています。また、年間を通じて多彩な学校行事が組まれており、生徒たちは勉学と課外活動のバランスを取りながら充実した高校生活を送ることができます。

強豪部・実績（大会出場など）

西武学園文理高校では、スキー部が過去3年間で全国大会に出場するなど、各部活動が活発に活動を展開しています。運動部では、硬式野球、サッカー、ラグビー、硬式テニス、男女バスケットボール、女子バレーボール、卓球、バドミントン、陸上競技などの定番競技に加え、ライフル射撃、空手道、弓道、剣道、ダンスなど幅広い選択肢が用意されています。

文化部においても、吹奏楽、合唱、ハンドベル、映像制作、フォークソング、放送、美術、文芸、科学、鉄道研究、漫画研究、インターアクト、デジタルクリエイトなど多彩なジャンルのクラブが活動しています。特に注目すべきは「魔法」という珍しいクラブも存在する点で、生徒の興味関心に合わせた個性的な活動が認められている環境と言えるでしょう。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

年間を通じて実施される行事の中でも、6月の体育祭と9月の文理祭（B-EXPO）は生徒たちが最も盛り上がるイベントです。体育祭では広大なグラウンドを活用した競技が繰り広げられ、クラスや学年を超えた一体感が生まれます。文理祭では各クラスや部活動が趣向を凝らした企画を発表し、来場者を楽しませています。

12月には2年生を対象とした海外研修旅行が実施され、異文化体験を通じて国際理解を深める機会が設けられています。また、7月にはUCLA語学研修も行われ、希望者はアメリカでの語学学習に参加できます。5月のスポーツ大会や2月の球技大会では、クラス対抗の熱戦が展開され、生徒同士の交流が深まります。

7月の芸術鑑賞や11月の社会科校外学習では、教室では得られない学びの機会が提供されています。3学期には探究発表会が開催され、生徒たちが1年間取り組んできた探究学習の成果を披露する場となっており、プレゼンテーション能力や思考力を養う実践の場として機能しています。

西武学園文理高校の学校生活の特徴

西武学園文理高校は埼玉県狭山市に位置し、1981年の創立以来、誠実・信頼・奉仕を校訓とする私立の共学校です。東京ドーム約3個分という広大な敷地には、人工芝グラウンドや体育館2棟、学習サポートセンターなど充実した施設が整っています。

理数科と普通科を設置し、偏差値は52から72まで幅広い学力層に対応したコース編成となっています。特徴的なのは、土曜日を自主研修日として生徒自身が時間割を組み立てる独自のスタイルです。

西武新宿線の笠幡駅が最寄り駅となり、スクールバスも運行されているため、通学の利便性も確保されています。智光山公園に近い閑静な住宅地に立地し、落ち着いた環境で学習に集中できる環境が整っています。

西武学園文理高校の特色は？1981年創立の歴史

西武学園文理高校は学識と技術の練磨、報恩の精神、不撓不屈の精神を建学の精神として掲げています。創立から40年以上の歴史を持ち、すべてに誠をつくし最後までやり抜く強い意志を養うことを教育方針としています。

育てたい生徒像を「世界で活躍できる人間」と明確に定め、学力だけでなく主体性、多様性に対する肯定意識、デジタルシティズンシップの3つの資質を育成しています。従来の詰込み型教育から転換し、生徒一人ひとりが自分の興味や好奇心を追求する探求学習を柱としています。

国際教育にも力を入れており、スタンフォード大学と本校を結ぶStanford e-Bunri Programを実施しています。スタンフォード大学の教授やシリコンバレーの起業家から直接オンラインで学ぶ機会が年11回設けられ、ディスカッションやプレゼンテーションを通じて実践的なスキルを磨きます。

土曜日の自主研修日は西武学園文理高校ならではの取り組みです。生徒は自分で土曜日の時間割を組み立て、ガチ・プロジェクトでのプログラミング作成、担任との進路面談、模試の振り返りなど、主体的に学習計画を立てて実行します。

学習環境も充実しており、TAが在籍する学習サポートセンターは20時まで、新狭山イノベーションセンターは22時まで利用可能です。定期考査や模擬試験、受験直前期には多くの生徒が遅くまで自習に活用しています。

西武学園文理高校の学費

2026年度の初年度納入金は合計1,632,000円となっています。内訳は入学金250,000円、授業料540,000円、施設費230,000円、その他612,000円です。

入学手続き時には入学金の250,000円のみを納入し、残りの1,382,000円は1年時終了までに段階的に支払う仕組みとなっています。その他の費用には維持費、海外研修旅行積立金、校外学習・芸術鑑賞・副教材費、模試料、ICT推進費、卒業アルバム代、生徒会費が含まれます。

受験料は単願・併願ともに25,000円ですが、複数回受験する場合はセット料金が設定されています。2回受験の場合は35,000円、3回すべてを受験する場合は45,000円となり、まとめて申し込むと割安になる仕組みです。

併願受験者には手続き期限の延期制度があり、2026年1月30日までに入学金の一部として20,000円を納入し、3月6日までに残額を納入すれば入学資格を保持できます。この制度により、公立高校の合格発表を待ってから最終的な進学先を決定することが可能となっています。

h3 西武学園文理高校の進路実績

2025年度の進学実績では、東京大学1名、東北大学1名をはじめとする国公立大学への合格者を輩出しています。筑波大学2名、東京外国語大学1名、東京学芸大学2名、東京農工大学1名、東京海洋大学2名、お茶の水女子大学1名など、首都圏の難関国公立大学に多数合格しています。

私立大学では早稲田大学10名、慶應義塾大学3名、上智大学2名、東京理科大学6名という実績を残しています。MARCH（明治・青山学院・立教・中央・法政）への合格者数は78名に達し、特に立教大学25名、法政大学19名、中央大学12名、明治大学11名、青山学院大学11名と幅広く合格しています。

医学部医学科への合格実績も見逃せません。2025年度は埼玉医科大学医学部2名、東海大学医学部1名、獨協医科大学医学部1名、帝京大学医学部1名の合格者を出しています。過去3年間を見ると、2024年度には三重大学医学部、徳島大学医学部などの国公立医学部や、北里大学、昭和大学などの私立医学部にも合格者を輩出しています。

成成明学獨國武や日東駒専レベルでも安定した合格実績があり、成蹊大学4名、成城大学6名、学習院大学11名となっています。理系学部に強みがあり、芝浦工業大学11名、東京電機大学6名、東京都市大学など工学系大学への合格者も多数います。

女子大学への進学実績も充実しており、日本女子大学7名、津田塾大学1名など、伝統ある女子大学への合格者を継続的に輩出しています。防衛大学校にも3名が合格するなど、多様な進路選択を実現しています。

西武学園文理高校の入試情報

西武学園文理高校の入試は、理数科と普通科の2つの学科で実施されます。1月下旬に3日間連続で試験日が設定されており、受験生は複数回の受験機会を得られる仕組みになっています。

単願受験と併願受験の両方に対応しており、公立高校との併願を検討している受験生にとっても選択肢の幅が広がります。出願から合格発表まではインターネットを活用したスムーズな流れで進むため、受験生と保護者の負担軽減が図られています。

西武学園文理高校の入試情報まとめ

西武学園文理高校の2026年度入試は、理数科が80名、普通科が300名を募集します。出願期間は2025年12月15日から2026年1月14日まで設定されており、この期間内にWeb出願を完了させる必要があります。

試験日は第1回入試が2026年1月22日、第2回入試が1月23日、第3回入試が1月24日と3日間連続で実施されます。理数科の入試科目は回によって異なり、第1回と第2回は国語・数学・英語の3教科ですが、第3回のみ理科・数学・英語の組み合わせになります。普通科はすべての回で国語・数学・英語の3教科で受験します。

受験料は1回の受験で25,000円、2回受験する場合は35,000円、3回すべて受験する場合は45,000円となっており、複数回受験すると割安になる料金体系です。合格発表は2026年1月27日13時にインターネットで一斉に行われます。

入学手続きは受験区分によって異なります。単願受験者は2026年1月30日までに全額を納入しますが、併願受験者で手続期限を延期する場合は、まず1月30日までに入学金の一部として20,000円を納入し、残額は3月6日までに支払う形になります。この制度により、公立高校の合格発表を待ってから最終決定できる配慮がなされています。

西武学園文理高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

西武学園文理高校では、受験を検討している中学生と保護者に向けて学校説明会と個別相談会を開催しています。本校の埼玉県狭山市キャンパスで実施されるこれらのイベントは、学校の雰囲気や教育内容を直接確認できる機会です。

学校説明会は2025年12月14日に開催され、学校全体の教育方針やカリキュラム、進学実績などについて詳しい説明を受けられます。校内施設の見学も含まれており、東京ドーム約3個分の広大な敷地に配置された人工芝グラウンドや学習サポートセンターなどを実際に見学できます。

個別相談会は2025年11月30日、12月14日、12月25日の3日間実施されます。この相談会では、受験生一人ひとりの学力や志望に応じた具体的なアドバイスを受けられるため、出願前の最終確認として活用する家庭が多くあります。入試科目の選択や単願・併願の判断についても、教員から直接アドバイスを得られます。

イベントの日程や内容は変更される可能性があるため、参加を希望する場合は必ず本校ホームページで最新情報を確認してから申し込みましょう。事前予約が必要なイベントもありますので、早めの情報収集が受験準備の第一歩となります。

西武学園文理高校はなぜ人気？まとめ

西武学園文理高校は、偏差値52から72という幅広いコース設定で、多様な学力層の生徒に対応できる私立高校です。笠幡駅から徒歩圏内という通学に便利な立地環境も魅力のひとつとなっています。

1981年の創立以来、確かな教育実績を積み重ねてきた本校は、充実した部活動と学校行事が特徴です。強豪部の大会実績や文化祭・体育祭などの主要行事を通じて、生徒たちは豊かな学校生活を送ることができます。

進路実績においても優れた成果を上げており、多くの生徒が希望する進路を実現しています。学費や入試情報についても本文で詳しく解説しましたので、受験を検討する際の参考にしてください。

西武学園文理高校への入学を検討している中学生や保護者の方は、ぜひオープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の学校の雰囲気を体感してみることをおすすめします。本記事が志望校選びの一助となれば幸いです。