滋賀県で注目を集める立命館守山高校。偏差値70-71という高い学力水準と、立命館大学への内部進学や難関国公立大学への合格実績で、多くの受験生から人気を集めています。

「立命館守山高校って実際どうなの？」「偏差値や進学実績は？」「部活動と勉強は両立できる？」お子さんの進路選択において、こうした疑問をお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、立命館守山高校の偏差値や入試情報、3つのコースの特徴、部活動の実績や学校行事、そして気になる学費や進学実績まで徹底的にリサーチしました。

この記事を読めば、立命館守山高校があなたのお子さんに合う学校かどうか、具体的に判断できるようになります。

立命館守山高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：立命館守山高校 校舎画像

立命館守山高校は2006年に創立された滋賀県守山市にある私立高校で、偏差値70から71という県内でも最難関クラスの進学校として知られています。立命館大学への内部進学だけでなく、医学系や難関国公立大学への進学実績も豊富で、多様な進路選択が可能な点が大きな魅力となっています。

3つのコース制により生徒一人ひとりの進路希望に応じた学習環境を整えており、グローバルサイエンスリーダーの育成を教育目標に掲げています。共学校として男子534名、女子488名が在籍し、バランスの取れた教育環境が整っています。

私立立命館守山高校の基本情報

立命館守山高校の所在地は滋賀県守山市三宅町250番地で、2006年に開校した比較的新しい私立高校です。全日制普通科として3つの特色あるコースを設置しており、アカデメイアコース（AM）は立命館大学への内部進学を想定し、グローバルコース（GL）は立命館大学や海外大学進学を目指します。

フロンティアコース（FT）は医学系や難関国公立大学進学を前提としたカリキュラムを展開しています。募集人員は男女合わせて320名で、そのうち高校からの募集は約160名となっており、中高一貫校として運営されています。

偏差値は70から71と滋賀県内でもトップレベルで、質の高い教育環境を求める生徒が県内外から集まってきます。立命館学園の一員として「自由と清新」「平和と民主主義」の理念を掲げ、国際社会で活躍できる人材育成に力を入れています。

立命館守山高校の最寄り駅は守山駅！周辺環境は？

最寄り駅はJR琵琶湖線の守山駅で、通学アクセスは良好です。学校は琵琶湖に近い位置にあり、緑豊かな自然環境に囲まれた立地が特徴的です。

守山市は長い歴史と伝統を持つ地域で、季節ごとに美しい花々が咲き誇る環境です。都市部の喧騒から離れた落ち着いた環境でありながら、京都や大阪などの都市部へのアクセスも比較的便利な立地条件を備えています。

校内には人工芝のグラウンドや400メートルのトラックが整備され、硬式テニスコート4面と軟式テニスコート4面を完備しています。学食には大学と同じ生協が入っており、購買コーナーも利用できます。体育館やクラブハウス、トレーニングルーム、自習室なども充実しており、学習と部活動の両面で快適な環境が整っています。

立命館守山高校の部活動の種類

運動部は16種類、文化部は10種類の部活動が活動しており、多彩な選択肢が用意されています。運動部ではアメリカンフットボール部、サッカー部、陸上競技部、男子ソフトテニス部、女子硬式テニス部が過去3年間で全国大会に出場した実績を持ちます。

文化部ではサイテック部、バトントワリング部、将棋部が全国大会に出場しており、文武両道の環境が整っています。ハンドボール部は男女ともに設置され、バレーボール部やバスケットボール部も男女それぞれで活動しています。

硬式野球部や剣道部、バドミントン部といった伝統的な運動部から、吹奏楽部、美術・デザイン部、書道部、ESS部、演劇同好会まで、幅広いジャンルの活動が可能です。日本文化研究部や文芸部といった文化系の選択肢もあり、生徒の興味関心に応じた課外活動に取り組めます。

立命館守山高校の偏差値は？受験は最高難易度

立命館守山高校は滋賀県内でトップクラスの学力を誇る私立高校として知られています。2006年に創立された比較的新しい学校でありながら、立命館学園の教育方針のもと、全国レベルの進学実績を積み上げてきました。

守山駅からアクセスできるこの学校は、立命館大学への内部進学だけでなく、難関国公立大学や医学系への進学を目指すフロンティアコースも設置しており、多様な進路選択が可能です。そのため受験倍率も高く、入学試験では高い学力が求められます。

立命館守山高校の偏差値は70 – 71！

立命館守山高校の偏差値は70から71と設定されており、滋賀県内の私立高校では最難関レベルに位置します。この数値は全国的に見ても上位層に該当し、受験生には相応の学力が必要になります。

偏差値70を超える学校は、都道府県内でも数校程度しか存在しないことが一般的です。たとえば中学校の定期テストで常に学年10位以内に入るような生徒が目指すレベルといえます。普段の授業をしっかり理解するだけでなく、応用問題にも対応できる思考力が求められます。

入学試験では国語、数学、英語、理科、社会の5教科で実施されるため、苦手科目を作らずバランスよく学習することが合格への近道です。4教科の合計点を1.25倍した点数との選択制も採用されているため、得意科目を活かした受験戦略も立てられます。

立命館守山高校の学力レベルの目安は最高難易度

立命館守山高校の学力レベルは、滋賀県内で最高難易度に分類されます。2024年の進学実績を見ると、京都大学や大阪大学といった旧帝国大学への合格者を複数輩出しており、立命館大学への内部進学枠を持ちながらも国公立大学を目指す生徒が多数在籍していることがわかります。

フロンティアコースでは医学系や難関国公立大学への進学を想定したカリキュラムが組まれており、滋賀医科大学との連携授業も実施されています。夏期勉強合宿や特別講義など、通常授業以外の学習機会も豊富に用意されているため、高いモチベーションを持続できる環境が整っています。

具体的な学習量としては、定期考査で高得点を維持するだけでなく、実力テストでも偏差値65以上をキープできる実力が必要になります。中学校での内申点も専願受験では試験得点と7対3の割合で評価されるため、日頃の学習態度や提出物の管理も疎かにできません。

立命館守山高校の制服や部活、活動行事

引用：立命館守山高校 制服画像

立命館守山高校では、学業だけでなく部活動や学校行事にも力を入れています。運動部と文化部の両方で全国大会への出場実績があり、生徒たちは様々な活動を通じて豊かな高校生活を送ることができます。また、年間を通じて多彩な学校行事が開催され、仲間との絆を深める機会が充実しています。

強豪部・実績（大会出場など）

立命館守山高校のクラブ活動では、過去3年間で複数の部が全国大会出場を果たしています。運動部では、アメリカンフットボール部、サッカー部、陸上競技部、男子ソフトテニス部、女子硬式テニス部が全国レベルの実績を持っています。

文化部においても活発な活動が行われており、サイテック部、バトントワリング部、将棋部が全国大会に出場しています。サイテック部は科学技術系の活動を行う部活で、SSH（スーパーサイエンスハイスクール）指定校である立命館守山の特色を活かした取り組みを展開しています。

硬式野球部をはじめ、男子・女子バスケットボール部、剣道部、バドミントン部など、幅広い種目で活動できる環境が整っています。人工芝のグラウンドや硬式・軟式それぞれ4面ずつのテニスコートなど、充実した施設を活用して日々練習に励んでいます。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

立命館守山高校の学校行事は年間を通じて多彩に開催されています。6月には体育祭が実施され、クラス対抗で競技に取り組むことで団結力が高まります。9月の文化祭では、生徒たちが主体となって企画・運営を行い、ステージ発表や展示などで日頃の活動成果を披露します。

芸術鑑賞会は7月に開催され、本格的な芸術作品に触れることで感性を磨く機会となっています。4月の新入生歓迎会では、先輩たちが新入生を迎え入れ、各クラブの紹介などを通じて高校生活のスタートをサポートします。

2年次の3月には海外研修が実施されます。これは立命館守山高校の大きな特色のひとつで、グローバルな視野を育てる貴重な体験となっています。また、フロンティアコースでは夏期勉強合宿や特別講義が7月・8月・3月に設けられており、難関大学進学を目指す生徒たちが集中的に学習できる環境が用意されています。

立命館守山高校の学校生活の特徴

立命館守山高校は、滋賀県守山市三宅町に位置する私立の共学校です。琵琶湖と緑豊かな自然に囲まれた環境で、男子534名、女子488名が学んでいます。

教育理念として、立命館学園の一員としてのアイデンティティを持ち、「自由と清新」「平和と民主主義」を理解することを掲げています。国際社会や地域社会で活躍できる高い能力や倫理観を有するグローバルサイエンスリーダーを育成することを目指しています。

学校生活では、ICT利活用教育日本一をめざし、アクティブラーニングなど最新の教育を提供しています。体育館や学食、人工芝のグラウンド、400メートルのトラックといった充実した施設が整っています。学食は大学と同じ生協が運営しており、購買コーナーも設けられています。

年間を通じて多彩な学校行事があり、6月の体育祭や9月の文化祭など、生徒が主体的に参加できるイベントが豊富です。また、普通教室には冷房が完備され、自習室やスクールカウンセラーといった学習環境も整備されています。

立命館守山高校の特色は？2006年創立の歴史

立命館守山高校は2006年に創立された比較的新しい学校でありながら、偏差値70から71という高い学力水準を誇っています。守山駅を最寄り駅とし、アクセスの良い立地条件となっています。

教育の特色として、確かな基礎学力に基づく卓越した学力の育成と、多様な能力と個性に対する自信と誇りの醸成に力を入れています。高い学校文化の形成を目指す自主性の伸長にも注力しており、生徒一人ひとりが自ら考え行動する力を養います。

未来を切り拓き世界を舞台に活躍する人材の育成を掲げ、人間理解の上に立った高い協調性と社会性の育成にも取り組んでいます。長い歴史と伝統を持つ守山市という環境の中で、生徒たちは季節ごとの美しい花々に囲まれながら学校生活を送ることができます。

立命館守山高校の学費

初年度納入金は、2024年度参考で合計990,000円となっています。内訳は、入学手続き時に入学金120,000円、1年時終了までに授業料630,000円とその他240,000円です。

コースによって諸費が異なる点に注意が必要です。AMコースは104,000円、GLコースは134,000円、FTコースは201,000円となっており、それぞれ教材費や行事費、学級活動費が含まれています。

諸会費として32,400円が必要で、生徒会入会金や生徒会費、教育振興会入会金、教育振興会費、PTA費が含まれます。FTコースを選択する場合は、上記に加えてコース費50,000円が必要です。

上記以外にも、制服や指定品、教科書、海外研修費用が必要になります。入学生はiPadやPCの購入が必須となっており、192,960円（税込）がかかります。学費等の納入は年2回、4月末と10月末に指定口座から振替される仕組みです。

立命館守山高校の進路実績

2025年の進学実績では、立命館大学への内部進学が309名と最も多く、附属校としての強みを発揮しています。一方で、難関国公立大学への合格実績も充実しており、京都大学1名、大阪大学3名、神戸大学4名など、多様な進路選択が可能です。

国公立大学では、一橋大学や九州大学、千葉大学といった全国の有力大学に合格者を輩出しています。医学系では滋賀医科大学や岐阜薬科大学への合格実績もあり、FTコースでの医学系教育の成果が表れています。

私立大学では、早稲田大学3名、慶應義塾大学5名、同志社大学16名など、関西圏だけでなく首都圏の難関私立大学にも多数合格しています。立命館アジア太平洋大学への進学者も4名おり、グローバルな進路選択をする生徒も見られます。

海外大学への進学実績も特筆すべき点で、2024年3月卒業生の中には、マンチェスター大学やユトレヒト大学といったヨーロッパの名門大学、オレンジコーストカレッジなどアメリカの大学に合格した生徒もいます。GLコースでの国際的な視野を広げる教育が、海外大学進学という具体的な成果につながっています。

立命館守山高校の入試情報

立命館守山高校の入試は、2026年2月2日に全区分共通で実施されます。受験を検討している方は、それぞれの入試区分の特徴を理解し、自分に適した方式を選択することが合格への第一歩となります。入試区分は推薦、専願、併願の3つに分かれており、それぞれ合否判定の方法が異なります。出願期間は2025年12月20日から2026年1月15日正午必着で、WEB出願のみの受付となりますので、期限に余裕を持って準備を進めましょう。

立命館守山高校の入試情報まとめ

立命館守山高校の入試では、3つのコースに対して約160名の高校募集を行います。

推薦入試では小論文800字を60分で作成し、個人面接を受けます。小論文では論理的な思考力と表現力が問われますので、日頃から時事問題に関心を持ち、自分の考えをまとめる練習が効果的です。

専願と併願の入試では、国語・数学・英語（リスニング含む）・理科・社会の5科目で各100点満点、各50分の学科試験を実施します。合否判定では5科合計点と、4科（国・数・英・理）合計を1.25倍した点数のうち、高い方を採用するため、理科社会が苦手な受験生にも配慮された仕組みとなっています。専願については試験得点と内申点を7対3の割合で評価し、内申点も加味されますので、日常の学習態度も大切にしましょう。

一般推薦とチャレンジ受験を組み合わせる方法もあります。一般推薦の資格を得た上で、グローバルコースまたはフロンティアコースにチャレンジできる制度で、この場合は小論文試験が免除され、学科試験と個人面接のみで判定されます。

受験料は20,000円で、合格発表は2026年2月5日16時にホームページで行われます。入学手続き締切日は、推薦・専願が2月11日まで、併願は3月20日までと異なりますので注意が必要です。

立命館守山高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

立命館守山高校では、受験生が学校の雰囲気や教育内容を直接確認できる学校見学会を開催しています。

2025年12月6日には最終学校見学会が午前9時30分から午後1時まで本校で実施されます。このイベントでは実際の校舎や施設を見学できるだけでなく、在校生の様子や授業の雰囲気を肌で感じることができます。琵琶湖や緑豊かな自然に囲まれた環境、人工芝のグラウンドや硬式・軟式それぞれ4面ずつのテニスコートなど、充実した施設を実際に目で確かめられる貴重な機会です。

参加申し込みや詳細な内容については、学校のホームページに掲載されていますので、必ず事前に確認してください。出願期間が12月20日から始まることを考えると、12月上旬のこの見学会は、最終的な志望校決定の判断材料を得る最後のチャンスとなります。

学校見学会に参加する際は、校内の雰囲気だけでなく、守山駅からのアクセスや通学経路も確認しておくとよいでしょう。また、各コースの特色や部活動の様子について、教職員や在校生に直接質問できる機会でもありますので、気になる点はメモを準備して積極的に質問することをお勧めします。イベント情報は変更される可能性もありますので、参加前には必ずホームページで最新情報を確認してください。

立命館守山高校はなぜ人気？まとめ

立命館守山高校は、偏差値70から71という県内トップクラスの学力を誇る私立高校です。2006年に創立された比較的新しい学校ながら、立命館大学への内部進学が可能な点や充実した教育環境が高く評価され、多くの受験生から注目を集めています。

守山駅から通学でき、アクセスの良さも魅力のひとつです。部活動も多彩で、強豪部の実績や文化祭・体育祭などの学校行事も充実しており、学業と課外活動を両立できる環境が整っています。

入試は最高難易度に設定されていますが、その分しっかりとした学力が身につく教育カリキュラムが用意されています。学費や進路実績についても事前に確認しておくことで、より具体的な進学イメージを持つことができるでしょう。

立命館守山高校への進学を検討されている方は、オープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の学校の雰囲気を体感してみることをおすすめします。