和歌山県内でトップクラスの進学実績を誇る近畿大学附属和歌山高校。偏差値69〜71という高い学力レベルと、東京大学や京都大学への現役合格者を輩出する実績から、多くの中学生と保護者の注目を集めています。

「本当にうちの子に合う学校なのか」「入試の難易度はどれくらいなのか」と不安に感じていませんか。この記事では、基本情報や偏差値、部活動の実績から学費、進路実績まで、受験を検討する上で知っておきたい情報を網羅的に解説します。

まず、紀ノ川駅から通学できる立地と充実した施設環境について、次に最高難易度とされる入試情報と合格のポイント、さらに国公立大学への高い進学実績を支えるカリキュラムの特色をお伝えします。

この記事を読めば、近畿大学附属和歌山高校があなたのお子様の志望校として適しているか、明確に判断できるようになります。

近畿大学附属和歌山高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：近畿大学附属和歌山高校 校舎画像

近畿大学附属和歌山高校は1983年の創立以来、和歌山県内でトップクラスの進学実績を誇る私立高校として注目を集めています。偏差値69から71という高い水準を維持しながら、東京大学や京都大学といった最難関国公立大学への合格者を毎年輩出しており、質の高い教育環境を求める中学生や保護者から支持されています。

2025年度の入試では、スーパーADコースとADコースの2つのコースで約175名を募集しており、生徒一人ひとりの進路目標に合わせた学習指導を展開しています。専願と併願の両方で出願が可能で、3教科受験と5教科受験から選択できる柔軟な入試制度も特徴といえるでしょう。

私立近畿大学附属和歌山高校の基本情報

近畿大学附属和歌山高校は和歌山県和歌山市善明寺516に位置し、男子656名、女子399名が在籍する共学の私立高校です。全日制普通科のみの設置で、スーパーADコースとADコースの2コース制を採用しています。

スーパーADコースは専願のみで約60名を募集し、難関国公立大学への現役合格を目指す高密度なカリキュラムが組まれています。一方、ADコースは専願と併願を合わせて約115名を募集し、進路に応じた科目選択が可能な柔軟性の高い教育プログラムを提供しています。

初年度納入金は入学金20万円を含めて740,200円となっており、これに加えて諸雑費として8万円から10万円が必要になります。制服や制鞄などの指定品、修学旅行費用は別途準備する必要があるため、入学前に資金計画を立てておくとよいでしょう。

校訓は「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人になろう」で、知育・徳育・体育のバランスが取れた全人教育を実践しています。

近畿大学附属和歌山高校の最寄り駅は紀ノ川駅！周辺環境は？

最寄り駅は紀ノ川駅で、学校は紀ノ川の雄大な清流を眼下に望む緑豊かな丘陵地に建っています。高台に位置するため見晴らしがよく、遠くには徳川ゆかりの和歌山城を眺めることができる恵まれた環境です。

自然に囲まれた立地でありながら、市街地へのアクセスも良好なため、通学の利便性と落ち着いた学習環境の両方を兼ね備えています。静かな環境の中で集中して勉学に取り組めることは、大学受験を控える高校生にとって大きなメリットといえます。

校内には人工芝グラウンドをはじめ、テニスコート、トレーニングルーム、改装された図書館など充実した施設が整備されています。全教室にプロジェクターと電子黒板が設置されており、ICTを活用した先進的な授業が受けられる点も魅力でしょう。

自習室は朝7時半から夜8時まで利用可能で、図書館や校内各所にブースで区切られた学習スペースが設けられています。

近畿大学附属和歌山高校の部活動の種類

運動部は陸上競技部、柔道部、剣道部、テニス部、ソフトテニス部、卓球部、バドミントン部、バスケットボール部、サッカー部、女子サッカー部、ラグビー部、空手道部、ダンス部の13部が活動しています。このうち陸上競技部、柔道部、テニス部、サッカー部、ラグビー部、空手道部の6部は過去3年間に全国大会出場を果たしており、高いレベルで競技に打ち込める環境が整っています。

文化部は合唱部、吹奏楽部、書道部、美術部、演劇部、将棋部、茶道部、華道部、科学部、放送新聞部、ESS部、パソコン部、漫画研究部の13部に加え、ギター愛好会、かるた愛好会、家庭科愛好会の3つの愛好会があります。文化系の活動も多彩で、それぞれの興味関心に応じた活動を選択できるでしょう。

各部の活動日時は週3日から週6日までと部によって異なり、多くの運動部では週に1日の休養日を設定しています。進学校でありながら部活動にも力を入れており、学業と両立しながら充実した高校生活を送ることができます。

近畿大学附属和歌山高校の偏差値は？受験は最高難易度

近畿大学附属和歌山高校は和歌山県内でトップクラスの進学実績を誇る私立高校で、偏差値や入試の難易度から県内屈指の難関校として知られています。スーパーADコースとADコースの2つのコースを設置しており、どちらのコースも大学進学を見据えた質の高い教育を提供しています。

受験を検討している中学生にとって、自分の学力レベルと合っているかを判断する材料として偏差値は欠かせません。また、入試の難易度を把握しておくことで、適切な受験対策を立てることができます。

近畿大学附属和歌山高校の偏差値は69 – 71！

近畿大学附属和歌山高校の偏差値は69から71となっており、和歌山県内の私立高校の中では最も高い数値を示しています。この偏差値は全国的に見ても非常に高く、難関国公立大学や有名私立大学への進学を目指す生徒が集まる環境です。

スーパーADコースの偏差値は71、ADコースの偏差値は69という数値から、どちらのコースも高い学力が求められることがわかります。例えば、偏差値70という数値は、100人の受験生がいた場合に上位約2.3パーセントに入る学力レベルを意味します。

中学校での定期テストで常に上位を維持し、和歌山県の公立高校入試レベルでは90パーセント以上の得点が期待できる学力が必要です。日々の授業をしっかり理解するだけでなく、応用問題にも対応できる思考力が求められます。

近畿大学附属和歌山高校の学力レベルの目安は最高難易度

学力レベルの目安として、中学校での内申点では主要5教科でオール5に近い成績が必要になります。和歌山県内の公立高校と比較すると、桐蔭高校や向陽高校といった県内トップクラスの公立高校と同等かそれ以上の学力が求められます。

入試では3教科受験と5教科受験の選択が可能ですが、どちらを選択しても高得点が必要です。特に5教科受験では配点AとBの2通りで計算し、高い方の点数が採用される仕組みになっており、得意科目を活かせる仕組みになっています。

スーパーADコースを目指す場合は、さらに高い学力が必要で、発展的な問題集や過去問演習を繰り返し行う必要があります。ADコースでも基礎学力の徹底に加え、各教科で80パーセント以上の得点を安定して取れる実力が求められるでしょう。

近畿大学附属和歌山高校の制服や部活、活動行事

引用：近畿大学附属和歌山高校 制服画像

近畿大学附属和歌山高校では、学業だけでなく部活動や学校行事にも力を注いでいます。全国大会に出場する運動部が複数あり、文化部も充実した活動を展開しています。また、年間を通じてさまざまな行事が組まれており、生徒たちは勉強と課外活動の両立を図りながら充実した高校生活を送っています。

強豪部・実績（大会出場など）

近畿大学附属和歌山高校では、過去3年間に全国大会出場を果たした部活動が複数存在します。運動部では陸上競技部、柔道部、テニス部、サッカー部、ラグビー部、空手道部が全国レベルの活動実績を誇っています。

陸上競技部は月曜と水曜から金曜の16時から18時、火曜は17時から19時、土曜は14時から16時まで活動しており、計画的なトレーニングで競技力を高めています。サッカー部とラグビー部は平日16時から18時30分または17時から19時まで活動し、週1日の休養日を設けながら全国大会を目指した練習に取り組んでいます。

テニス部は平日16時から18時30分、土曜は14時から17時まで活動し、平日に週1回の休養日を設定することで、選手のコンディション管理を徹底しています。これらの部活動は進学校でありながら高い競技レベルを維持しており、文武両道を実現する環境が整っています。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

近畿大学附属和歌山高校の年間行事は、生徒の成長を促す多彩なプログラムで構成されています。9月に開催される光雲祭は文化祭と体育祭を組み合わせた一大イベントで、クラスや部活動の発表、競技を通じて生徒同士の絆を深める機会となっています。

6月と2月には芸術鑑賞会が実施され、演劇や音楽などの本格的な芸術作品に触れることで感性を磨きます。4月には新入生を対象とした遠足と校外合宿があり、新しい環境に早く馴染めるよう配慮されています。11月にも遠足が設けられており、学年を超えた交流の場となっています。

高校1年生の2月には修学旅行が実施され、クラスメイトとの思い出作りと見聞を広げる貴重な体験ができます。2月にはクロスカントリー大会も開催され、体力向上と競争心の育成を図ります。土曜日は通常授業が4限まで行われるため、平日の授業時間を効率的に活用しながら、これらの行事に参加できる年間スケジュールが組まれています。

近畿大学附属和歌山高校の学校生活の特徴

近畿大学附属和歌山高校は、和歌山県和歌山市善明寺に位置する私立高校で、紀ノ川の清流を眼下に望む緑豊かな丘陵地に校舎を構えています。最寄り駅は紀ノ川駅で、現在656名の男子生徒と399名の女子生徒が在籍する共学校として、質の高い教育環境を提供しています。

校訓は「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人になろう」であり、知育・徳育・体育の調和を大切にした教育方針を掲げています。スーパーADコースとADコースの2つの普通科コースを設置し、それぞれの進路目標に応じた学習環境を整えています。

近畿大学附属和歌山高校の特色は？1983年創立の歴史

1983年に創立された近畿大学附属和歌山高校は、40年以上にわたり和歌山県の進学教育を牽引してきました。徳川ゆかりの和歌山城を遠望できる立地環境のもと、生徒一人ひとりの個性を尊重した教育を実践しています。

教育の特色として、大学現役合格を見据えた質の高い授業を展開しています。大学入試の変化に対応した効果的なカリキュラムを用意し、基礎基本から丁寧に指導します。放課後には習熟度に応じた補講を多数開講し、確かな学力を育む体制を整えています。

自学自習の姿勢確立にも力を入れており、予習・授業・復習のサイクルを徹底しています。図書館をはじめ校内各所にブースに分かれた自習スペースを設置し、朝7時半から夜8時まで利用できる環境を提供しています。担任教員が中心となって文理選択から受験校決定まで丁寧にサポートし、近畿大学模擬講義や進学講演会などの進路行事を通じて、生徒の進路意識を高めています。

土曜日も通常授業を4限まで実施し、充実した学習時間を確保しています。全教室にプロジェクターと電子黒板を設置し、人工芝グラウンドや改装された図書館、トレーニングルームなど、最新の施設設備を備えています。

近畿大学附属和歌山高校の学費

近畿大学附属和歌山高校の初年度納入金は、2024年度の情報をもとにすると、入学手続き時に入学金200,000円を納入します。1年時終了までに授業料529,200円とその他費用11,000円を納入する形となり、初年度の年額合計は740,200円となります。

この金額に加えて、諸雑費として教材費・模試代・遠足代などで80,000円から100,000円が別途必要となります。さらに制服・制鞄などの指定品や修学旅行費用も別途準備する必要があります。

入学手続きの締切日は、専願の場合が2025年2月9日の10時から16時まで、併願の場合は2025年3月21日の16時までとなっています。受験料は20,000円で、出願期間は2025年1月10日9時から1月27日16時までです。

私立高校としては標準的な学費設定となっており、質の高い教育環境や充実した進路指導体制を考慮すると、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。

近畿大学附属和歌山高校の進路実績

近畿大学附属和歌山高校は、毎年優れた進学実績を達成しています。2025年度の合格実績では、東京大学2名、京都大学4名、大阪大学4名など、最難関国立大学への合格者を輩出しています。神戸大学7名、大阪公立大学13名、和歌山大学30名など、地元の国公立大学にも多数の合格者を送り出しています。

医学部医学科への進学も強みで、和歌山県立医科大学に7名、防衛医科大学校に1名が合格しています。また、北海道大学3名、東北大学2名、名古屋大学2名など、全国の主要国立大学にも合格実績があります。

私立大学では、近畿大学への合格者が218名と最も多く、附属校としての強みを活かした進路選択が可能となっています。早稲田大学5名、慶應義塾大学1名といった難関私立大学のほか、同志社大学53名、立命館大学46名、関西大学47名、関西学院大学24名と、関関同立への合格者数も充実しています。

スーパーADコースでは難関国公立大学に完全対応したカリキュラムで、高校3年時には徹底的な大学入試問題演習を実施しています。ADコースでは進路に応じた教科・科目の選択が可能で、有名国公立大学・私立大学への現役合格を目指します。過去3年間の実績を見ても、東京大学や京都大学への合格者を継続的に輩出しており、和歌山県内でトップクラスの進学校としての地位を確立しています。

近畿大学附属和歌山高校の入試情報

近畿大学附属和歌山高校では、2025年度入試において専願と併願の2つの試験区分を設けており、受験生は3教科または5教科のいずれかを選択できます。スーパーADコースとADコースという2つのコースがあり、それぞれ異なる募集人員と受験方式が設定されています。

出願期間は2025年1月10日の午前9時から1月27日の午後4時までとなっており、インターネットを通じて手続きを行います。試験日は2月1日に設定されており、合格発表は2月3日の午後5時に行われます。受験料は20,000円で、入学手続き締切日は専願と併願で異なるため注意が必要でしょう。

近畿大学附属和歌山高校の入試情報まとめ

スーパーADコースは専願のみの募集で約60名、ADコースは専願と併願を合わせて約115名を募集しており、全日制普通科全体では約175名の定員となっています。

3教科受験では国語、英語、数学の3科目を受験し、各科目200点の配点Aで合否が判定されます。一方、5教科受験では理科と社会が追加され、配点Aと配点Bの2通りで計算した結果、高得点の方が採用される仕組みです。配点Bでは国語、英語、数学の得点を0.6倍にした合計360点満点に、理科120点と社会120点を加えた600点満点で評価されます。

この配点方式により、理科や社会が得意な受験生にも有利に働く可能性があります。たとえば、主要3科目でやや点数が伸び悩んでも、理科と社会でカバーできるケースもあるでしょう。

入学手続きについては、専願の場合は2025年2月9日の午前10時から午後4時まで、併願の場合は3月21日の午後4時までと期限が大きく異なります。併願受験者は公立高校の合格発表を待ってから手続きができる日程設定になっています。

近畿大学附属和歌山高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

近畿大学附属和歌山高校では、受験を検討している中学生とその保護者を対象に、学校見学会や入試説明会、個別相談会などを開催しています。

2025年12月6日には学校見学会と入試説明会が12時から15時30分まで実施されます。この機会には、実際の校舎や施設を見学できるだけでなく、入試に関する詳しい情報を直接聞くことができます。

さらに、12月13日と12月21日には高校入試個別相談会が午前9時30分から午後3時まで開催されます。この個別相談会では、受験生一人ひとりの学力や志望に応じた具体的なアドバイスを受けることが可能です。たとえば、3教科受験と5教科受験のどちらが有利か、専願と併願の選択についてなど、個別の状況に応じた相談ができます。

いずれのイベントも事前申し込みが必須となっており、詳細は学校のホームページに掲載されます。当日は車での来校も可能なため、遠方からの参加もしやすい環境です。開催日時や内容は変更される可能性もあるため、参加前には必ず学校の公式ホームページで最新情報を確認することをお勧めします。

近畿大学附属和歌山高校はなぜ人気？まとめ

近畿大学附属和歌山高校は、偏差値69から71を誇る和歌山県屈指の私立進学校です。最高難易度の学力レベルを持ち、県内外から多くの受験生が集まる人気校として知られています。

1983年の創立以来、充実した教育環境と確かな進学実績を築いてきました。紀ノ川駅から通学できる好立地に位置し、多彩な部活動や文化祭・体育祭などの行事も活発に行われています。強豪部の活躍も目覚ましく、勉強と部活動を両立できる環境が整っています。

進路実績においても高い成果を上げており、国公立大学や難関私立大学への合格者を多数輩出しています。附属校でありながら、近畿大学への内部進学だけでなく、幅広い進路選択が可能な点も大きな魅力です。

お子様の高校選びをお考えの保護者の方は、ぜひオープンキャンパスや学校説明会に参加して、実際の雰囲気を確かめてみてください。充実した学校生活と確かな進学実績を持つ近畿大学附属和歌山高校で、お子様の可能性を広げる三年間を過ごしてみませんか。