立命館高校はなぜ人気?偏差値68 – 70の私立校の評判をリサーチ!
京都府内でも屈指の進学校として知られる立命館高校。偏差値68-70という高い学力レベルと、立命館大学への内部進学の道が開かれていることから、毎年多くの受験生が志望校として検討しています。
「立命館高校って実際どんな学校なの?」「偏差値が高いけど、うちの子でも合格できる?」「学費や進学実績はどうなっているの?」こうした疑問をお持ちの保護者の方や受験生も多いのではないでしょうか。
この記事では、立命館高校の基本情報から偏差値、部活動の実績、学校生活の特徴、さらには最新の入試情報まで、受験を検討する上で知っておきたい情報を網羅的に解説します。1905年創立の伝統校でありながら、グローバル教育やサイエンス教育にも力を入れる同校の魅力を、具体的なデータとともにお届けします。
| 創立年 | 1905年 | 偏差値 | 68 – 70 |
|---|---|---|---|
| 共学・別学 | 共学 | 公立・私立 | 私立 |
立命館高校はなぜ人気?基本データを解説

引用:立命館高校 校舎画像
立命館高校は京都府に位置する私立高校として、長い歴史と優れた教育環境で多くの受験生から注目を集めています。1905年の創立以来、120年近い伝統を持ちながら、時代に合わせた先進的な教育を展開してきました。
偏差値68から70という高い学力水準を維持しており、関西圏でトップクラスの進学実績を誇ります。立命館大学への内部推薦制度を活用しながら、国公立大学や他の難関私立大学への進学も可能という選択肢の広さが魅力です。
男子501名、女子572名が在籍する共学校であり、バランスの取れた学習環境が整っています。教育理念である「自由と清新」のもと、単なる知識の詰め込みではなく、20年後30年後の社会で活躍できる人材育成を目指しています。
私立立命館高校の基本情報
立命館高校は京都府長岡京市調子1丁目1-1に所在し、天王山のふもとの住宅地という落ち着いた環境に位置しています。1905年創立という歴史ある学校で、私立の共学校として運営されています。
学科は3つのコースに分かれており、MSコースが約70名、コアコースGJクラスが約80名、コアコースが約200名の募集人員となっています。立命館中学校からの学内進学者約220名も含まれるため、中高の連携が緊密に取れている点が特徴です。
小学校から大学院までつながる立命館の一貫教育システムの中核として、12年間を3ステージに分けた体系的な教育プログラムを実践しています。各ステージを4年間ごとに区切り、発達段階に応じた最適な学びを提供する仕組みが構築されています。
立命館高校の最寄り駅は西山天王山駅!周辺環境は?
最寄り駅は西山天王山駅で、JR京都線を利用してアクセスできます。駅から学校までの道のりは住宅地を通るため、通学時の安全性が高い環境です。
天王山のふもとという立地から、豊かな自然環境に囲まれながらも都市部へのアクセスが良好です。京都市内や大阪方面への移動もスムーズで、通学圏が広いことも人気の理由となっています。長岡京市の閑静な住宅地に位置しているため、学習に集中できる静かな環境が保たれています。
校内施設も充実しており、体育館やプール、テニスコート、トレーニングルームなどのスポーツ施設に加え、自習室やコンピュータ室といった学習環境も整備されています。学食やクラブハウス、宿泊施設まで備えており、多様な活動をサポートする設備が揃っています。
立命館高校の部活動の種類
運動部は20種類が活動しており、硬式野球部、サッカー部、バスケットボール部といった定番の部活から、ヨット部やフェンシング部といった専門性の高い部活まで幅広く展開しています。過去3年間で全国大会に出場している部活も複数あり、スキー部、陸上ホッケー部女子、フェンシング部がその実績を持っています。
中学と高校が合同で活動する中高一貫の部活も多く、空手道部、剣道部、水泳部、ソフトテニス部男子、バレーボール部男子、ラグビー部などが該当します。6年間を通じて技術を磨ける環境は、競技力向上に大きく貢献しています。
文化部は12種類が活動中で、吹奏楽部、ダンス部、美術部などの芸術系から、サイエンス部、情報メディア部といった学術系まで多彩です。放送部は全国大会出場の実績を持ち、高い水準で活動しています。軽音楽同好会や競技カルタ同好会、ボランティア団体RIVIOなど、生徒の多様な関心に応える団体が揃っています。
立命館高校の偏差値は?受験は最高難易度
立命館高校は京都府内でもトップクラスの難関校として知られており、受験を検討する際には十分な学力準備が必要となります。
京都府長岡京市に位置する本校は、1905年創立の伝統校でありながら、現代的な教育システムを導入し続けている進学校です。立命館大学への内部推薦制度を持ちながらも、国公立大学や最難関私立大学への進学実績も豊富で、生徒一人ひとりの進路希望に応じた指導体制が整っています。
立命館高校の偏差値は68 – 70!
立命館高校の偏差値は68から70の範囲にあり、京都府内の私立高校では最上位グループに位置します。
この数値は、MSコース(文理特進)とコアコース(文理総合)で若干の差があり、医学部をはじめとする難関大学合格を目指すMSコースでは偏差値70が目安となります。一方、コアコースでは偏差値68程度が合格ラインの目安です。GJクラスを含むコアコースも高い学力水準を求められ、入学後には国際交流プログラムや探究学習を通じて総合的な力を伸ばせます。
偏差値70という数値は、模擬試験を受験した生徒のうち上位約2.3パーセントに入る学力レベルを示しており、受験生全体で見れば非常に限られた生徒しか到達できない水準といえます。
立命館高校の学力レベルの目安は最高難易度
京都府の私立高校の中でも立命館高校は最高難易度に分類され、十分な受験対策が求められます。
具体的には、中学校の定期テストで常に学年上位10パーセント以内をキープし、実力テストでも安定して高得点を取り続ける学力が必要です。特に英語・数学・国語の主要3教科では、基礎的な内容だけでなく応用問題や思考力を問う問題にも対応できる力が求められます。
また、2025年度入試では前期日程と後期日程の2回のチャンスがあり、推薦・専願・併願の各試験区分に分かれています。併願受験の場合は公立高校の結果を待ってから入学手続きができるため、公立トップ校と併願する受験生も多く見られます。
受験勉強では過去問演習に加えて、立命館高校が求める思考力や表現力を養うため、記述式問題への対策も欠かせません。
立命館高校の制服や部活、活動行事

引用:立命館高校 制服画像
立命館高校では制服を定めておらず、生徒が自由に服装を選択できる環境が整っています。この自由な校風のもと、運動部と文化部を合わせて30以上のクラブが活動しており、生徒たちは学業と両立しながら多彩な活動に打ち込んでいます。
年間を通じて実施される学校行事も充実しており、6月の芸術祭や9月の文化祭、10月の体育祭など、生徒主体で運営される大規模イベントが数多く開催されています。1年次の4月にはオリエンテーション合宿があり、新入生同士の交流を深める機会となっています。
強豪部・実績(大会出場など)
立命館高校のクラブ活動では、全国レベルで活躍する部が複数存在します。過去3年間で全国大会に出場した実績を持つクラブとして、陸上ホッケー部(女子)、中高フェンシング部、スキー部、放送部の4つが挙げられます。
陸上ホッケー部女子は継続的に全国大会への出場を果たしており、中高フェンシング部も高い競技レベルを維持しています。文化部でも放送部が全国大会に進出するなど、運動部だけでなく文化活動においても優れた成果を上げています。
中学生と高校生が一緒に活動する中高合同の部活動も多く設けられており、幅広い年齢層での交流が活発です。中高空手道部、中高剣道部、中高水泳部、中高ソフトテニス部(男子)、中高バレーボール部(男子)、中高ラグビー部など、運動部を中心に多様な選択肢があります。
文化部では吹奏楽部やダンス部、美術部といった定番の部活動に加え、競技カルタ同好会やVOICE、RIVIO(ボランティア)など独自性のある団体も活動しています。
主要行事(文化祭・体育祭・修学旅行)
9月に開催される文化祭は、生徒たちが日頃の学習や部活動の成果を発表する場となっています。各クラスや部活動が趣向を凝らした企画を準備し、校内全体が活気に包まれます。
10月の体育祭では、学年を超えたチーム対抗戦が繰り広げられ、クラスの団結力が試されます。6月には球技大会が2・3年生を対象に実施され、バスケットボールやバレーボールなどの種目で熱戦が展開されます。
2年次の3月には修学旅行・研修旅行が実施され、学びと思い出作りの機会となっています。6月の芸術祭では音楽や美術、演劇などの芸術分野に触れる機会が設けられ、感性を磨く経験ができます。
11月にはJSSFやRSGFといった学術的なイベントが開催され、2年生を対象としたキャリア講座も実施されます。1年生は2月にプレゼンテーションコンテストに参加し、発表スキルを磨きます。
これらの行事を通じて、生徒たちは学力だけでなく、協調性やリーダーシップ、企画力といった総合的な人間力を養っています。
立命館高校の学校生活の特徴
立命館高校は京都府長岡京市に位置する私立の共学校で、天王山のふもとの住宅地という落ち着いた環境の中で学ぶことができます。JR西山天王山駅が最寄り駅となっており、通学の利便性も良好です。男子501名、女子572名の合計1,073名の生徒が在籍し、制服がない自由な校風の中で学校生活を送っています。
学校行事は年間を通じて多彩に展開されており、4月のオリエンテーション合宿で新入生が学校生活に慣れ、6月には芸術祭や球技大会で学年を超えた交流が行われます。9月の文化祭と10月の体育祭は生徒が中心となって企画運営を行い、自主性を養う機会となっています。
施設面では、プール、体育館、クラブハウス、学食、コンピュータ室、自習室など学習と課外活動の両面で充実した設備が整っています。全普通教室に冷房が完備され、トレーニングルームやシャワールームも備えており、部活動にも力を入れられる環境が用意されています。スクールカウンセラーも配置され、生徒の心のサポート体制も整備されています。
立命館高校の特色は?1905年創立の歴史
立命館高校は1905年に創立され、120年近い歴史を持つ伝統校です。建学の精神として「自由と清新」を掲げており、この言葉には他に縛られない自由な考えや正義感を持って生きることと、知識や経験に学び真の自由を獲得して平和な世界の構築に貢献するという意味が込められています。
小学校から大学院まで続く立命館の一貫教育システムの中で、高校は中核的な役割を担っています。小学校から高校までの12年間を3ステージに分け、4年間ごとにカリキュラムの区切りを設けることで、発達段階に応じた体系的な教育を実現しています。
先進的なサイエンス教育とグローバル教育を柱として、国際社会で活躍できるリーダーの育成に注力しています。立命館中学校からの学内進学者約220名を含めながら、高校から入学する生徒とともに切磋琢磨できる環境が整っています。20年後、30年後の社会で献身的に活躍できる人材、国際社会を牽引できる逞しさと情熱を持った人材を育成することを教育のミッションとしています。
立命館高校の学費
2025年度の初年度納入金は合計1,056,000円となっています。内訳は入学手続き時に入学金120,000円、1年時終了までに授業料672,000円と施設費264,000円を納入する形です。
入学金は推薦・専願の場合、合格発表日の2月14日16時から2月21日16時までにWeb上で納入します。併願の場合は3月21日16時まで納入期限が延長されるため、他校との併願を検討している受験生にも配慮された制度設計になっています。
MSコースを選択する場合は、上記の学費に加えてMSコース費100,000円が別途必要です。MSコースは医学部をはじめとする難関大学合格を目指すコースで、週39単位の充実した授業が設けられているため、追加の費用が設定されています。医師や研究者の講演会、ボランティア体験などの特別プログラムもこのコース費に含まれます。
学費の納入はすべてWeb上で完結するシステムとなっており、手続きの利便性が高められています。入学登録もWebで行い、住民票記載事項証明書または住民票の提出は指定日に行う流れです。
立命館高校の進路実績
立命館高校の最大の特徴は、立命館大学への内部推薦制度が充実している点です。2025年度は262名が内部推薦で立命館大学に進学しており、さらに16名が内部推薦以外の方法で立命館大学に合格しています。立命館アジア太平洋大学への内部推薦も3名が利用しており、立命館の一貫教育のメリットを活かした進路選択が可能です。
国公立大学への進学実績も堅実で、2025年度は大阪大学3名、神戸大学6名、大阪公立大学4名などの合格者を輩出しています。過去3年間では京都大学にも複数名が合格しており、2024年度は8名、2023年度は5名という実績があります。東京学芸大学、京都工芸繊維大学、兵庫県立大学など多様な国公立大学への合格者がいることから、幅広い進路希望に対応できる学力養成が行われていることがわかります。
私立大学では関西の有力大学への合格が目立ちます。2025年度は同志社大学16名、関西大学11名、関西学院大学4名の合格実績があります。関東の難関私立大学への進学者もおり、早稲田大学、慶應義塾大学、中央大学、青山学院大学などに合格者を出しています。京都薬科大学への合格者が3年連続で複数名いることから、薬学系への進路指導も手厚いことが読み取れます。
高2年次でコアコースの生徒は文社系のCE、理数系のSS、国際系のGLから自分の進路に合わせて選択できる体制が整っており、それぞれの目標に応じた進路実現が可能になっています。
立命館高校の入試情報
立命館高校への入学を検討している受験生にとって、入試制度や日程の把握は出願準備の第一歩となります。同校では複数のコースと試験区分が用意されており、自分の学力や進路希望に合わせた選択が可能です。
ここでは2025年度の募集要項をもとに、出願から入学手続きまでの流れを詳しく解説していきます。受験料や試験日程、合格発表の方法など、受験生が知っておくべき情報を整理しました。
立命館高校の入試情報まとめ
立命館高校では、MSコース約70名、コアコースGJクラス約80名、コアコース約200名の募集を行っています。これには立命館中学校からの学内進学者約220名が含まれるため、外部からの受験枠を正確に把握しておくことが求められます。
試験区分は推薦、専願、併願の3種類に分かれており、受験生の志望状況に応じて選べます。前期日程は2025年2月10日に実施され、推薦・専願・併願のすべての区分で受験可能です。後期日程は2月12日に設定されており、専願と併願のみの募集となります。
出願手続きはWeb登録と書類郵送の二段階で進みます。Web登録は2024年12月2日午前9時から2025年1月28日午後5時まで受け付けており、出願書類の郵送期間は2025年1月17日から1月28日の消印有効です。受験料は20,000円で、出願時に納入します。
合格発表は2025年2月14日午後4時に本校ホームページの合否照会サイトで行われます。入学手続きはWeb上での入学金納入と入学登録、そして必要書類の提出という流れです。推薦・専願の場合は2月21日午後4時までに手続きを完了させる必要がありますが、併願は3月21日午後4時まで猶予があります。
入学金は120,000円で、入学手続き期間内にWeb納入します。必要書類として住民票記載事項証明書または住民票を提出する日程が設けられており、推薦・専願は2月22日、併願は3月22日となっています。
立命館高校のオープンキャンパスなどのイベント情報
立命館高校では受験生向けのイベントとして、Decision-making Dayという最終個別相談会を開催しています。2025年12月7日日曜日の午後12時から午後3時45分まで、本校の京都府キャンパスで実施される予定です。
このイベントでは全体説明会は行われず、個別相談の形式で受験生一人ひとりの質問や不安に対応します。志望コースの選び方や入試対策、学校生活の具体的な様子など、パンフレットやWebサイトだけでは分からない情報を直接教職員に確認できる機会です。
イベント参加を希望する場合は、本校のホームページで最新情報や申込方法を確認してください。開催日時や内容が変更される可能性もあるため、参加前に必ず公式サイトで詳細をチェックすることをお勧めします。学校の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会ですから、志望校選びの最終判断材料として活用するとよいでしょう。
立命館高校はなぜ人気?まとめ
立命館高校は偏差値68-70を誇る京都府でも最高難易度の私立高校です。1905年創立という長い歴史と伝統を持ち、充実した教育環境が整っています。
西山天王山駅から通学できる好立地にあり、多彩な部活動では全国大会に出場する強豪部も存在します。文化祭や体育祭、修学旅行といった学校行事も盛んで、充実した高校生活を送ることができる環境です。
進路実績も優れており、立命館大学への内部進学はもちろん、他の難関大学への進学実績も豊富です。学費面でも私立高校として適切な設定がされています。
入試は高い学力レベルが求められますが、オープンキャンパスなどのイベントも開催されており、事前に学校の雰囲気を確かめることができます。立命館高校への進学を検討されている中学生や保護者の方は、ぜひ一度学校見学に参加して、実際の教育環境を体感してみることをおすすめします。