神戸国際高校はなぜ人気？偏差値59の私立校の評判をリサーチ！

神戸国際高校への進学を考えているものの、偏差値59という数字だけでは学校の実態がつかめず、本当にお子さんに合った学校なのか判断に迷っていませんか？

少人数制で手厚い指導が受けられる私立校として、近年注目を集める神戸国際高校。1994年創立の比較的新しい女子校ながら、関関同立への合格実績や充実した語学教育で人気を集めています。

しかし、実際の学校生活の雰囲気や部活動の様子、入試の難易度など、受験を決める前に知っておきたい情報はたくさんあるはずです。

この記事では、神戸国際高校の偏差値や入試情報から、実際の学校生活や進路実績まで、受験校選びに必要な情報を網羅的に解説します。妙法寺駅からのアクセスや学費、部活動の種類といった基本データに加え、なぜこの学校が選ばれているのかその理由も明らかにしていきます。

神戸国際高校はなぜ人気？基本データを解説

引用：神戸国際高校 校舎画像

神戸国際高校は1994年に創立された私立の女子校で、兵庫県神戸市須磨区に位置しています。偏差値59という中堅上位レベルの学力層を対象としながら、一クラス20名前後の少人数制教育を実施している点が大きな魅力です。聖徳太子の十七条憲法に示された「和」を建学の精神として掲げ、「感謝」「寛容」「互譲」の学園訓のもとで、グローバル社会で活躍できる女性の育成を目指しています。

生徒数は全校で164名という少数精鋭の環境で、きめ細やかな指導が受けられる点が保護者からも高く評価されています。理数・医歯薬コースと総合文化コースの2コース制を採用しており、生徒一人ひとりの進路希望に応じた学びが可能です。

私立神戸国際高校の基本情報

神戸国際高校は兵庫県神戸市須磨区高倉台7-21-1に所在する私立の女子校です。創立は1994年で、30年以上の歴史を持つ学校として地域に根付いています。

現在の在籍生徒数は女子164名で、男子生徒はいません。高校1年生は高校入学生のみのクラス編成となり、高校2年生から中学入学生と合流する仕組みを採用しています。

偏差値は59となっており、兵庫県内の私立高校の中では中堅上位に位置します。2025年度の募集人員は専願・併願合わせて15名と少数募集で、受験料は20,000円です。初年度納入金は入学金300,000円、授業料426,000円、その他諸費用204,000円となっています。

神戸国際高校の最寄り駅は妙法寺駅！周辺環境は？

神戸国際高校の最寄り駅は神戸市営地下鉄西神・山手線の妙法寺駅です。駅からはスクールバスが運行されており、通学の利便性が確保されています。

校舎は須磨離宮公園の北側、海抜100メートルの高台に位置しています。閑静な住宅街と豊かな緑に囲まれたキャンパスで、遠くには淡路島や明石海峡大橋を臨むことができる眺望の良さが特徴です。都市部の喧騒から離れた落ち着いた環境は、集中して学習に取り組める理想的な立地といえます。

周辺は住宅地が広がっており、治安面でも安心できる環境が整っています。自然環境と都市機能のバランスが取れた立地で、通学しやすさと学習環境の静けさを両立しています。

神戸国際高校の部活動の種類

神戸国際高校では運動部と文化部が活動しており、週1回から週3回程度の頻度で放課後17時まで活動しています。運動部にはダンス部、テニス部、体操部、バレーボール部、バスケットボール部、ドッジボール（フットサル）部があります。

文化部には演劇部、科学部、クリエイティブアート部、ESSが設置されています。多くの部活動が週3回の活動日を設けており、学業との両立がしやすいスケジュールになっています。

少人数制の学校であるため、部活動もアットホームな雰囲気の中で活動できます。ドッジボール（フットサル）部や科学部のように週1回の活動日となっている部もあり、自分のペースで参加できる選択肢が用意されています。制服がない自由な校風の中で、生徒の自主性を尊重した部活動運営が行われています。

神戸国際高校の偏差値は？受験は標準〜中堅

神戸国際高校への進学を検討する際、多くの受験生や保護者が気になるのが学力レベルです。兵庫県内の私立女子校として、どの程度の学力が求められるのか、受験に向けてどのような準備が必要なのかを具体的に見ていきます。

偏差値だけでなく、入試科目の選択肢が複数用意されているため、自分の得意分野を活かした受験戦略を立てることができます。

神戸国際高校の偏差値は59！

神戸国際高校の偏差値は59となっており、兵庫県内の私立高校の中では中堅レベルに位置しています。この数値は、県内の公立高校と比較すると、例えば兵庫県立伊川谷北高校や県立須磨友が丘高校と同程度の学力層を想定した水準です。

偏差値59という数値は、決して手が届かない難関校ではありませんが、基礎学力をしっかり固めた上で、応用問題にも対応できる力が求められます。定期テストで平均点以上を安定して取れる生徒であれば、十分に合格を目指せる範囲といえるでしょう。

神戸国際高校の学力レベルの目安は標準〜中堅

標準から中堅レベルの学力とは、具体的には中学校の教科書内容を8割程度理解し、基本的な問題を確実に解ける力を指します。神戸国際高校では国語・数学・英語の3科目受験、または英語1科目受験、さらにAO入試という3つの入試方式を用意しているため、自分の強みを活かした受験が可能です。

英語1科目入試を選択できる点は、特に英語が得意な受験生にとって大きなメリットとなります。例えば、英検準2級以上の取得を目指して学習してきた生徒なら、この入試方式で力を発揮できるでしょう。

一方、AO入試では小論文と個人面接で評価されるため、学力試験が苦手でも、論理的思考力や表現力に自信がある生徒には適した選択肢となります。世界のニュースに関心を持ち、21世紀の課題について自分の考えをまとめる練習を積んでおくことが合格への近道です。

神戸国際高校の部活・行事

神戸国際高校では、週3回を基本とした適度な活動頻度で、運動部と文化部がバランス良く活動しています。すべての部活動は放課後17時までとなっており、学業と両立しやすい環境が整えられています。少人数制の学校ならではのアットホームな雰囲気の中で、初心者でも気軽に参加できる点が特徴といえます。

運動部はダンス部、テニス部、体操部、バレーボール部、バスケットボール部があり、週3回のペースで活動しています。ドッジボール（フットサル）部は週1回の活動で、気軽にスポーツを楽しみたい生徒に適しています。文化部では演劇部が週3回活動しており、表現力を磨く場となっています。科学部は週1回の活動で実験や研究に取り組み、クリエイティブアート部やESSも設置されています。

強豪部・実績（大会出場など）

神戸国際高校の部活動は、過去3年間で全国大会出場の実績を持つ部は確認されていませんが、各部が着実に活動を続けています。週3回という活動頻度は、放課後の時間を有効活用しながら技術向上を目指せる設定です。

運動部では基礎体力づくりから始められるため、中学校で部活動の経験がない生徒でも安心して入部できます。テニス部や体操部では個人のレベルに合わせた指導が行われており、自分のペースで成長できる環境が用意されています。

文化部の演劇部では校内での発表機会を通じて、表現力やコミュニケーション能力を養っています。科学部では実験を通じた探究活動に取り組み、理系分野への興味を深められます。活動時間が17時までと決まっているため、帰宅時間が遅くなりすぎず保護者も安心できます。

主要行事（文化祭・体育祭・修学旅行）

年間を通じて多彩な学校行事が計画されており、5月の文化祭と6月の体育祭が二大イベントとなっています。文化祭では各クラスや部活動が展示や発表を行い、少人数制ならではの全員参加型の運営が実現されています。生徒一人ひとりが主体的に関わることで、企画力や協調性を育む機会となります。

体育祭では学年を超えたチーム編成で競技に取り組み、普段の授業では見られない生徒の一面が発見できます。10月には遠足、11月には文化鑑賞会と球技大会が実施され、クラスの絆を深める機会が設けられています。

8月には2年生を対象とした海外研修が実施されます。この研修では語学力の向上だけでなく、異文化理解を深める貴重な体験ができます。12月には英語オラトリカルコンテストと仏語リサイタルが開催され、日頃の語学学習の成果を発表する場となっています。7月、12月、3月には補習が行われ、長期休暇中も学習面でのサポート体制が整っています。制服がない自由な校風の中で、生徒の自主性を尊重した行事運営が行われている点が神戸国際高校の特色です。

神戸国際高校の学校生活の特徴

神戸国際高校は兵庫県神戸市須磨区に位置する私立の女子校で、海抜100mの高台という恵まれた環境にあります。須磨離宮公園の北側、閑静な住宅街と緑に囲まれたキャンパスからは、遠く淡路島や明石海峡大橋を臨むことができ、落ち着いた雰囲気の中で学習に集中できる環境が整っています。

学校生活の最大の特徴は、1クラス20名前後の少人数制を採用している点です。この少人数制により、一人ひとりの生徒に対してきめ細やかな指導が可能になっており、個性を尊重した教育を実践しています。

また、制服がない自由な校風も特徴的で、生徒の自主性や自立性を育む環境づくりに力を入れています。土曜日は4限目まで授業があり、月1回程度の休みを設けながら、充実した学習時間を確保しています。

神戸国際高校の特色は？1994年創立の歴史

神戸国際高校は1994年に創立された学校で、聖徳太子が十七条憲法で示した「和」を建学の精神として掲げています。「感謝」「寛容」「互譲」という学園訓のもと、グローバル社会でリーダーとして活躍できる逞しい女性の育成を目指しています。

教育面では「学力」「語学力」「人間力」の3つの力を育むことを柱としており、ネイティブ教員による生の英語教育や海外研修プログラムを通じて、実践的な語学力を身につけることができます。高校2年生では海外研修が実施され、国際感覚を養う機会が設けられています。

高校1年生は高校入学生のみのクラス編成となっており、高校2年生から中学入学生と合流します。理数・医歯薬コースと総合文化コースの2コース制を採用し、個々の希望する進路に応じたカリキュラムが組まれています。放課後には「トワイライトレクチャー」という大学受験対策の時間も設けられており、進学に向けた手厚いサポート体制が整っています。

神戸国際高校の学費

2025年度の初年度納入金は、入学金が300,000円、授業料が426,000円となっています。その他の費用として、保護者会入会費5,000円、保護者会費15,600円、生徒会入会費5,000円、生徒会費7,200円、学年諸費約80,000円が必要です。

学年諸費は実費負担となっており、教材費や行事費などに充てられます。海外研修などの特別なプログラムに参加する場合は、別途費用が発生する可能性があります。

私立高校の平均的な学費と比較すると、標準的な価格帯に位置しており、少人数制による手厚い指導や充実した語学教育を考慮すれば、コストパフォーマンスに優れた学校といえます。入学手続き時期は専願と併願で異なり、専願は2月13日、併願は3月21日が締切となっています。

神戸国際高校の進路実績

2025年3月の卒業生は、国公立大学では奈良女子大、京都府立大、神戸市外国語大などに合格者を輩出しています。過去3年間を見ると、大阪大や山口大、徳島大、大阪教育大など、幅広い国公立大学への進学実績があります。

私立大学では、関関同立への合格者が多く、2025年は関西学院大4名、同志社大3名、関西大2名、立命館大2名という結果でした。特に甲南大には10名が合格しており、地元兵庫の有力私立大学への進学者が目立ちます。近畿大にも6名が合格し、安定した進学実績を示しています。

薬学系や獣医系への進学実績も注目に値します。2025年は兵庫医科大の薬学部に1名が合格しており、過去には北里大や岡山理科大の獣医学部、神戸薬科大への合格者も出ています。少人数制のきめ細やかな指導により、それぞれの生徒が目指す進路を実現できる環境が整っているといえます。

神戸国際高校の入試情報

神戸国際高校の2025年度入試では、専願と併願を合わせて15名の募集を行います。受験方法は3つのパターンから選択でき、それぞれ異なる試験科目と選抜方法が設定されています。

出願期間は2025年1月22日から1月31日までで、土日祝日を除く平日の9時から17時まで窓口で受け付けます。郵送の場合も同じ期間内の消印が有効となります。受験料は20,000円で、試験日は2025年2月10日に実施されます。

合格発表は試験翌日の2月11日10時にWEBと郵送で行われ、入学手続きの締切日は専願が2月13日、併願が3月21日に設定されています。

神戸国際高校の入試情報まとめ

入試科目は3つの方式から選択できます。1つ目は国語・数学・英語の3教科を受験する方式、2つ目は英語のみを受験する方式です。この2つの方式を選んだ受験生は、試験当日に集団面接を受けます。

3つ目はAO入試で、小論文と個人面接による選抜が行われます。小論文のテーマは最近の世界のニュースを参考に21世紀が抱える課題について論じる形式となっています。学力試験を選んだ場合は試験結果と調査書、面接による総合判定が行われ、AO入試では小論文と調査書、面接の3つで総合的に評価されます。

英語のみの受験方式は、語学教育に力を入れている神戸国際高校ならではの特徴的な選抜方法といえます。自分の得意科目や希望する進路に応じて、最適な受験方式を選択できる柔軟な入試制度が整っています。

神戸国際高校のオープンキャンパスなどのイベント情報

高校入試説明会は2025年11月22日10時からと12月6日11時からの2回開催されます。事前予約制で、全体会と個別ブースでの相談が用意されており、1組ずつ丁寧に個別相談の時間が設けられています。

12月20日10時からは小学生と中学生、保護者を対象とした個別相談会が実施されます。こちらも事前予約が必要で、じっくりと学校について質問できる機会となっています。

イベントはすべて兵庫県神戸市須磨区の本校で開催されます。開催日時や内容は変更される可能性があるため、参加を検討している方は必ず学校の公式ホームページで最新情報を確認してから予約することをおすすめします。少人数制の学校だからこそ、説明会でも一人ひとりに寄り添った対応が期待できます。

神戸国際高校はなぜ人気？まとめ

神戸国際高校は、偏差値59の標準から中堅レベルの私立高校として、多くの受験生や保護者から注目を集めています。1994年創立という比較的新しい学校でありながら、充実した教育環境と確かな進路実績で評判を得ています。

最寄り駅は神戸市営地下鉄の妙法寺駅で、アクセスも良好です。部活動は多彩な種類があり、強豪部も存在するなど、勉強だけでなく課外活動にも力を入れています。文化祭や体育祭、修学旅行といった主要行事も充実しており、充実した学校生活を送ることができます。

学費や入試情報、進路実績など、受験を検討する上で重要な情報も本記事で詳しく解説しました。神戸国際高校への進学を考えている中学生の方は、ぜひオープンキャンパスなどのイベントに参加して、実際の学校の雰囲気を体感してみてください。

自分に合った高校選びのために、この記事が皆さんの参考になれば幸いです。